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更新日:2020年8月13日

父親のいない私の離婚と子どもへの罪の意識

 

父親のいない私の離婚と子どもへの罪の意識

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生きづらさ体験談

文:もくもく

 

第7回
父親のいない私の離婚と子どもへの罪の意識

 

┃私の過去の経験と私自身の離婚

 
私は、22年間「父親はいない、亡くなった」と言われて、生きてきました。
 
結果その後に、『実は生きている』ことが告げられ、離婚だったことがわかりました。
 

参照記事
「父親は死んだ」とうそをつかれた20年間

 
そんな私自身が、2年ほど前《離婚》を経験することになりました。
 
 

┃自分の生活を満足させたいための結婚

 
人間の生活というものは、どうしても同じことを繰り返す生活になってしまうものです。
 
働き始めのころの私は、毎日が職場と家との往復ばかりでした。
 
当時の仕事の状態は、夕方から深夜1時すぎまでの勤務が多く、昼夜逆転したような生活に、飽き飽きとした毎日でした。
 
これも、独立して『店』をもつまでの辛抱だと、自分には言い聞かせていました。
 

参照記事
家族に「負け」を認めたくなかった

 
ただ、人間は何か満足していなければ、変化を望むものです。
 
仕事で、なかなか満足させることがないのであれば、《プライベート》は満足させようと思っているなか、知り合ったのが前妻でした。
 
若気の至りと言ってしまえば、それまでですし、今となっては前妻の悪口を言うつもりもありません。
 
ただ、結婚をし、生活していく中で気づいたことと言えば、私とは《性質》《気質》が違った、合わなかったということです。
 
 

┃離婚で考えるのは、子どもの存在

 
離婚によって、1番と言っていい気がかりが、子どものことでした。
 
私自身、本当は『子ども』が好きではありません。
 
自分に父親がいないからか、接し方がわからないと言った方が、正しいのかもしれません。
 
そんな私が、1番の気がかりだという理由は
 
『子どもにも、自分と同じ思いをさせてしまったかも』
 
という気持ちです。
 
子どもがどう捉えているかはわからないし、人によっては、そんなことを考える必要もないと言われるかもしれません。
 
ましてや、前妻と暮らす子どもに、前妻が離婚のことをどのように伝えているかもわかりません。
 
ただ、『亡くなった』ことにはしていないようなので、子どもも《父親》というものを、私の子どものころのように、『いない存在』とは思っていないと思います。
 
 

┃子どもに自分と同じ思いをさせるとは?

 
私には、『父親』という存在がないので、「一般的な」家庭というものがわかりません。
 
ただ子供のころ、運動会などの行事ごとがあれば、他の子の《父親》を見かけることが当然ありました。
 
そんな『一般的な家庭』というものを、遠巻きにみたとき、
 
「こういう家庭を『普通』と言うんだろうな」
 
と思い、少なからず憧れの感情を抱いたことは、今でも覚えています。
 
人は、ないものを求めてしまうときがあります。
 
日常生活で、なんの支障もなく生活していても、不意にそういった他の《家族》を見れば、
 
「自分には求めることすら許されないんだな」
 
という、切なさを感じる。
 
しかもその心の声は、自分の家族を思えば、口にすることも決してできません。
 
そんな過去の《心の重荷》を、もしかすると自分の子どもにも追わせてしまったのかなと思うのです。
 
 

┃自分の心の中にある、2つの気持ち

 
人の気持ち・思い・感情は、人それぞれです。
 
この件を、子どもがどう思っているかも、私の思いとは当然違うかもしれない。
 
自分には、相対する気持ちがありました。
 
それは、自分と『性質』が合わない妻と離婚するという気持ち、もう一つは、自分自身の過去と重ね合わせてしまうことによる、子どもに対しての《罪》の気持ちです。
 
ただ、今の私が、自分に父親がいなかったことに対して、何か思っているわけではありません。
 
願うことがあるとするなら、子どもが大人になり、もし結婚することがあったとき、自分と同じ思いをすることのない、円満な家庭を築いてほしいということだけです。
 
たとえ、私にそんなことを言う資格がなかったとしても、かげながらその思いだけはもっていたいと思っています。
 
その思いを持ち続けることが唯一、私の今の《心の重荷》が軽くなる方法なのではと感じています。
 
文:もくもく
 
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