お金は好きですか?

 

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生きづらい人生の歩き方

 

第5回
お金は好きですか?

 
「お金は好きですか?」
 
そう聞かれたら、あなたはどう答えるでしょうか?
 
2017年12月26日に放映された『ガイアの夜明け』(テレビ東京)という番組の中で、許永中氏のインタビューが紹介されました。
 
許永中氏は、3,000億円が消えた「戦後最大の経済事件」と言われる「イトマン事件」で逮捕起訴されることとなった、「財界のフィクサー」と呼ばれた人です。
 
その彼が突然テレビ出演しました。
 
番組を見た人の中には、許永中氏がためらいがちにも口にした、
 
「カネさえあれば極端な話この世界、できないことはない。ポンとカネを積めば返す人はいない。99%がそう。」
 
という言葉が印象に残った人は多いでしょう。
 
この言葉を耳にすると、ネガティブなイメージを持つ人がほとんどではないでしょうか?
 
私たち日本人は、文化として、お金についてあまり良い印象を持っていません。
 
冒頭の「お金は好きですか?」という質問に対して、「はい!大好きです!」と答える人がいたとしたら、あなたも少し近づきがたく感じるのではないでしょうか?
 
なんとなく「はしたない」と感じてしまう。
 
私も、贈収賄容疑で逮捕された人のことをニュースなどで目にすると、当たり前のように批判の感情を抱いていました。
 
ただ、中学生の頃だったか、同様のニュースを目にしたとき、ふと、
 
「自分も目の前にドンとお金を積まれたら、ついつい受け取っちゃうのかなぁ」
 
と思いました。
 
実際に大金を目の前にしたこともないのに、この人たちのことを批判できるのかな、と。
 
自分は、大量のお金を手にしたこともなければ、お金を使い倒したこともない。
 
実は、お金について何も知らないも同然。
 
にもかかわらず、お金とそれに関わる人について評価する。
 
それは、目玉焼きしか作れないのに、料亭の調理場にある包丁と料理人について評価しているようなものではないかと感じたのです。
 
それ以来、贈収賄のニュースを見かけても、批判する感情はわいてこなくなりました。
 
容疑者が公職の場合は、さすがに頭に来ますが、それでも、
 
「人間って、やっぱりお金に弱いんだなぁ。」
 
という、しみじみとしたやるせない気持ちの方が強く感じられるようになりました。
 
自分がお金を好きなのかどうか。
 
それは、目の前にお金をドンと積まれてみないとわからない。
 
お金についての好き嫌いの判断は、
 
「お金を使い倒してみたあと」
 
に初めてできるのかもしれません。
 
お金も、包丁と同じ一つの「道具」なのですから。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

 
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