人に拒絶されると傷ついてしまう

 

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生きづらい人生の歩き方

 

第18回
人に拒絶されると傷ついてしまう

 
あなたは、心の傷つきやすさに悩んだことがありますか?
 
特に「人に拒絶されたとき」に強く心が痛む。
 
相手が何気なく見せた冷たい表情を見るだけで、キュウッと心が痛むのです。
 
生きづらいと感じている方の多くは、人に拒絶されることが怖いと感じています。
 
そしてそんな自分を「なんでこんなに心が弱いのだろう」と責めてしまうのです。
 
周囲の人たちも、傷つきやすい人の心の痛みを理解しようとはしてくれません。
 
皮膚が敏感な人の体が傷つけば心配します。
 
でも、心が敏感な人の心が傷ついても、同じようには心配してくれない。
 
それどころか、気にし過ぎだ、考え過ぎだ、甘えるなと責められることすらある。
 
とかく世間は、心の痛みに対して厳しいのです。
 
しかし、人に拒絶されたときに感じる心の痛みが、実は体の痛みと同じように、本当に痛んでいるとしたらどうでしょうか?
 
神経科学者、デイヴィッド・J・リンデンの著書、
 
触れることの科学
 
にはこう書かれています。
 
「何より説得力のある事実として、人間関係における拒絶と身体的な痛みとは、脳内の感情的な“痛み回路”の同じ領域を活性させるのである。」
 
そうなのです。
 
人に拒絶され、心が傷ついているとき、私たちの脳は本当に痛みを感じているのです。
 
にもかかわらず、心の傷つきやすさにたいしては、先ほども述べたとおりなかなか人の理解を得ることができません。
 
それどころか「弱い」となじられてしまうことすらある。
 
不条理ですよね。
 
ただ一方で、それも仕方のないことなのかもしれません。
 
人に拒絶されることに鈍感な人、つまり心が丈夫な人からしてみれば、その心の痛みはまったく未知の感覚だからです。
 
体の痛みでも同じことが言えるでしょう。
 
男性は、女性の生理痛についてどれだけくわしく説明を受けても、心の底からその痛みを実感することはできません。
 
反対に女性は、男性が金玉をぶつけたときの痛みについてどれだけ細かく説明されても、その衝撃的な痛みを切実には感じられないでしょう。
 
心が丈夫な人は、あなたと同じような心の痛みを感じたことがない。
 
どうしても理解できない。
 
その痛みの存在を信じることができないのです。
 
だから、あなただけは自分の心の痛みを信じてあげる必要があります。
 
どんなに周囲の人から弱いと責められても、あなただけはあなたの味方でいてあげなければならないのです。
 
あなたは、皮膚の敏感な人を責めるでしょうか?
 
骨のもろい人を責めるでしょうか?
 
「弱い」となじるでしょうか?
 
そんなことはありませんよね。
 
その性質を背負いながらたくましく生きようとしている姿を見たならば、反対に「強い」とすら感じるのではないでしょうか。
 
同じように、心の傷つきやすさ、痛みやすさは、それを受け入れて生き抜くことで、あなたの「強さの証明」になるのです。
 
そのために、まずは自分で自分の傷つきやすさを受け容れましょう。
 
心の痛みを信じてあげましょう。
 
もう周囲の人に期待せず、あなたがあなたを理解してあげるのです。
 
触れることの科学」には、次のようにも書かれています。
 
「心の痛みと体の痛みの比喩は、単なる言葉のあやや詩的表現ではない。これは現実的な比喩であり、脳の感情的な“痛み回路”に埋め込まれている。人に拒絶されると本当に痛むのである。」
 
あなたの心の痛みは「本物」なのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

 
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