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綺麗事に気づいてしまう人

 

生きづらい人生の歩き方第46回 綺麗事に気づいてしまう人

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生きづらい人生の歩き方

 

第46回
綺麗事に気づいてしまう人

 
生きづらいと感じている人の多くは、ある共通の特徴をもっておられます。
 
それは「綺麗事」が通用しないという特徴です。
 
生きづらい人が思い悩み、あまりの苦しみに、もはや命を断とうかとすら思うそのとき。
 
すがるように手に取った本のなかでは、よくこんなアドバイスが語られています。
 
「どんな命であっても尊い」
「みんなあなたを嫌っていない」
「感謝していれば愛される」
「明けない夜はない」
「人は理解し合える」
「強く願えば夢は必ずかなう」
「宇宙の声を聞くとすべてうまくいく」
「神様と話せると絶対幸せになれる」
「愛こそがすべてだ」
 
だから、生きろ。
 
そう語りかけてくるのです。
 
つまり、「だからの論理」です。
 
しかし、生きづらい人はどうしても「だからの論理」を受け入れられません。
 
なぜなら、「だからの論理」には現実感がないから。
 
いちじるしく根拠の欠けた「綺麗事」にすぎないと気づいてしまうからです。
 
もちろん、「受け入れられたらいいなぁ」とは思う。
 
でも、瞬間的に「綺麗事」に含まれた嘘や矛盾に目が向いてしまい、違和感を覚えてしまうのです。
 
たしかに、
 
「どんな命であっても尊い」
「みんなあなたを嫌っていない」
「感謝していれば愛される」
「明けない夜はない」
「人は理解し合える」
「強く願えば夢は必ずかなう」
「宇宙の声を聞くとすべてうまくいく」
「神様と話せると絶対幸せになれる」
「愛こそがすべてだ」
 
というアドバイスが事実であれば、きっと誰もが幸せになれることでしょう。
 
しかし、現実はどうでしょうか?
 
私たちは、尊いはずの命を喰い散らかさねば生きていけません。
 
また、自分の想像もしてなかった人にまで嫌われていることもあります。
 
そして、感謝すればつけこまれて善意を利用されてしまう。
 
さらに、自分の苦しみはまったく理解されず、そのうえ相手を理解しようともせず争いをくり返しています。
 
願いも祈りも無視された残酷な死や絶望はあとを絶たず、「明けない夜」だらけです。
 
もちろん宇宙の声も聞こえず、神様とも話せません。
 
たとえ聞こえたり話せる人がいても、なぜかその人は「愛」をそっちのけに、高いお金を払った人にしかその内容を教えようとはしないのです。
 
それが「現実」です。
 
だから、生きづらい人に本当に必要なのは「にもかかわらずの論理」。
 
私たちの住む世界が、今述べたような容赦のない世界であったとしても。
 
にもかかわらず生きていくことを選択するということ。
 
にもかかわらずの論理」なのです。
 
生きづらい人は、見抜いてしまいます。
 
「だからの論理」は、自己洗脳と自己欺瞞に過ぎない。
 
思考停止しないかぎり受け入れることのできない、子供だましの矛盾に満ちているということに。
 
だから、「にもかかわらずの論理」で生きる。
 
この世界の本質が「容赦のなさ」だと認める。
 
この世界は容赦のないほど美しく、容赦のないほど醜い。
 
容赦のないほど優しく、容赦のないほど残酷。
 
容赦のないほど穏やかで、容赦のないほど激烈。
 
それこそが、この世界そのものの姿なのだと受け入れるのです。
 
その事実を真正面から見据えたうえで、「にもかかわらず」どう生きるのかを考える。
 
そして、自分の生きざまを探し求めるのです。
 
その生きざまこそが、生きづらい人に納得をもたらす。
 
「綺麗事」からは決して得ることのできない、魂の奥底から満たされた「真の納得」を。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり(信夫克紀)
 


生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.AI時代に生き残る仕事
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.これからのビジネスの成功法則
4.善人なんていない
5.お金は好きですか?
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.「リア充」を目指すより
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.人に拒絶されると傷ついてしまう
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.仕事は三つもつ
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの使い方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.社会の常識に振り回されない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
57.生き方を決める
58.好きなこと探しの迷宮
59.生きづらさは誰のせい?
60.集中しすぎてしまう
61.居場所がない
62.不用意に交友関係を増やそうとしない
63.自分を最強の味方にする方法
64.世間のしがらみから脱け出したい
65.あと一歩が踏み出せない
66.なぜメンタルが弱いのだろう…?
67.苦手なことへの適切な対処法
68.心配ごとが頭から離れない
 


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