TOP | コラム | 生きづらい人生の歩き方 | やる気はどこから湧いてくる?


やる気はどこから湧いてくる?

 

生きづらい人生の歩き方第54回 やる気はどこから湧いてくる?

LinkIcon目次はコチラ  
 

生きづらい人生の歩き方

 

第54回
やる気はどこから湧いてくる?

 
やる気というのは、どこから湧いてくるのでしょうか?
 
きっとあなたも、これまでの人生のなかで、やる気を出すためにいろいろな工夫をされてきたことと思います。
 
でも、思うようにやる気は湧いてこないし、湧いてきてもすぐに消えてしまう。
 
この「やる気がどこから湧いてくるのか」という疑問について、ひとつだけハッキリと言えることがあります。
 
私自身の経験、それからカウンセリングの経験からも、つくづく感じていることです。
 
やる気は、一人ではひねり出せないもの。
 
やっぱり悔しいけれど、やる気を出させてくれる源泉は、
 
「誰かに必要とされているという感覚」
 
なのだなぁ、ということです。
 
と言ってしまうと、綺麗事やお道徳のように聞こえてしまいますよね。
 
でも、どうも私たちの脳は、基本的にはそのようにできているみたいです。
 
以前、歌手の北島三郎さんが、77歳にして、しかも発熱しているにもかかわらず一日二回の舞台公演をこなしている姿を見ました。
 
これは、北島さんの体が生まれつき頑丈だからできるというレベルではないでしょう。
 
ましてや体調不良が吹き飛んでしまうほど「楽しくて楽しくて出演したくて仕方がない!」というお気楽な状況でないことは、誰が見ても明らかだと思います。
 
ご自分が必要とされているという感覚がなければ、そこまでのやる気は湧いてこないのではないでしょうか。
 
かといって、誰もが北島さんのように多くの人に求められることができるわけではありません。
 
では、いったいどうすればいいのでしょうか?
 
私は以前から、生きづらいと感じている方に、ご自分の「役割」を見つけることの意義をお伝えしています。
 
それは、まさしく「役割」が、「誰かに必要とされる」というやる気の源泉となるからです。
 
やる気といっても、鼻息をフガフガと吹きだして興奮する状態ではありません。
 
また、「いつでもワクワクしていたい!」といった、高揚した子供っぽいやる気でもありません。
 
当たり前のようにそれをこなすことができるという、
 
「成熟したやる気」
 
です。
 
自分なりの「役割」を見出し、それを果たすことによって、私たちのやる気は徐々に高まり、自然と成熟していく。
 
それが、やる気の源泉となっていくのです。
 
思い返すと、私の場合もそうだったように思います。
 
やる気を出すために、自分にご褒美をあげたり、ポジティブな想像をしたり、いろいろなことに取り組みましたが、どれもやる気の源泉にはなりませんでした。
 
しかし、あるとき自分の両極に焦点を当てることで「役割」を見出しました。
 
そして、その「役割」を果たすために、時間をかけてカウンセラーを職業としていくように生き方を大きく変えていきました。
 
さまざまな困難がありましたが、「役割」であることを感じていたので、ギリギリのやる気は失わずに済んできました。
 
やがて徐々に流れに乗っていき、毎日自然とやる気が出るようになっていきました。
 
もちろん私も、せっかく脱世間起業をしたのだから、
 
「今日は一日寝ていたいぜ」
 
と思うことも、正直に言うとけっこうあります(笑)
 
じつは今日も、そんな日でした。
 
でも、「役割」を果たそうとムクリと起き上がる。
 
そして、こうしてコラムを書かせていただきました。
 
それは「書かなければ!」という義務感でもなければ、「書きたい!」という欲求でもない。
 
必要としてくださる方に対して、目の前にあるできることを「果たす」という感覚。
 
その感覚が、たんたんと「成熟したやる気」を湧き起こしてくれるのです。
 
ときには、これで本当に「役割」を果たせているのだろうかと、疑問を感じることもあります。
 
だからメールなどで、
 
「気持ちが楽になりました」
「勇気が湧いてきました」
「生きるのが楽になりました」
 
というご感想をいただくと、本当に励みになり、大きなやる気が湧いてきます。
 
役割」を果たせたことを、直接的に実感させていただけるからです。
 
たしかに、北島さんのように、多くの人に求められるものではないかもしれない。
 
また「成功者」のように、社会や経済的に大きな影響を与えるようなものでもない。
 
自分にできることなんて、たかが知れている。
 
ただ、「役割」を果たすために目の前にできることが確実にある。
 
必要としてくださる人がいる。
 
だから、コツコツとそれに取り組むだけなのです。
 
役割」とは、決して大げさなものではありません。
 
しかしそれを果たすことで、確実に実存が充実する
 
これをやっていればいいのだという深い実感が湧いてきて、
 
「人生が落ち着く」
 
のです。
 
やがてそこに、「成熟したやる気」という泉が湧き出してきます。
 
ここで重要なのは、「役割」を果たすことは、ただ都合よく誰かに利用されることとは違うということ。
 
この違いに気づかないと、極度に依存的な恋愛関係や夫婦関係、親子関係、友人関係、仕事関係におちいりやすくなります。
 
そして、どこかで押し殺していた自分が破綻し、高揚感でごまかされていたやる気が、あるとき一気に失われてしまうのです。
 
「成熟したやる気」は、そんな頼りない関係性から湧いてくるものではありません。
 
魂の奥底から、しっとりと静かに、日々絶え間なく湧き上がってくるものなのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり(信夫克紀)
 


生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.AI時代に生き残る仕事
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.これからのビジネスの成功法則
4.善人なんていない
5.お金は好きですか?
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.「リア充」を目指すより
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.人に拒絶されると傷ついてしまう
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.仕事は三つもつ
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの使い方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.社会の常識に振り回されない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
57.生き方を決める
58.好きなこと探しの迷宮
59.生きづらさは誰のせい?
60.集中しすぎてしまう
 

 
コラムの総合TOPはコチラコラムの総合TOPはコチラ