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更新日:2020年3月12日

人を不愉快にさせてしまう

 

人を不愉快にさせてしまう

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生きづらい人生の歩き方

 

第95回
人を不愉快にさせてしまう

 

┃他人を不愉快にさせる「要素」をもっている人

 
他人を不愉快にさせてしまう人がいます。
 
もちろん、悪意をもってあえて不愉快にさせているケースもある。
 
それを趣味にしているかのような人も見かけます。
 
でもそうではない人もいる。
 
ごく自然にふるまっているのに、他人を不愉快にさせてしまう。
 
日々のなにげないふるまいのなかに、どうしても他人を不愉快にさせてしまう「要素」が含まれてしまうのです。
 
たとえば、人の傷つくことを言ってしまう。
 
場の空気を読めない発言をしてしまう。
 
時間や約束をどうしても守ることができない。
 
整理整頓や細かい作業が苦手で迷惑をかける。
 
このような、比較的わかりやすい行動だけとはかぎりません。
 
話す声が他人を不愉快にさせてしまう人や、笑い方が不愉快にさせてしまう人。
 
なかには顔つきや雰囲気といった、すぐにどうにかできる問題ではないものまで含まれてきます。
 
これらの「要素」を見かけると、不愉快に思った人は、容赦なくその「要素」をもつ人をさげすんだり攻撃したりしてきます。
 
また、その不愉快さに共感する人が多ければ多いほど、そのさげすみや攻撃は残酷さを増していきます。
 
そして、他人を不愉快にさせる「要素」をもつ人を、集団から排除しにかかるのです。
 
 

┃他人を不愉快にさせる人の「4つのパターン」

 
じつは、多くの人を不愉快にさせる「要素」をもちながらも、あまり悩んでいない人もいます。
 
ここは、結構見落とされがちなポイントです。
 
人を不愉快にさせる「要素」をもっている人は、大きく分けると「4つのパターン(段階)」に分かれています。
 
1.他人を不愉快にさせていると気づいていない
 
2.気づいていても見ぬふりをしている
 
3.気づいていても苦しんでいない
 
4.気づいていて反省もしている
 
「1」の段階は、他人を不愉快にしていることを自覚していないケースです。
 
自分がその「要素」をもっていることに気づいておらず、相手が不愉快になっていることも気づいていない。
 
だから、本人は苦しみもせず、反省することもありません。
 
「2」の段階は、「要素」も他人の不愉快さも自覚してはいるけれど、見て見ぬふりをしているケースです。
 
真正面から見てしまうと、いろいろ自分にとって面倒なことが待っている。
 
つまり、反省したり、改善したりしなければならない。
 
だから知らんぷりをしてしまうのです。
 
「3」の段階は、他人を不愉快にしていると自覚しているけれど、ぜんぜん気にならないという人です。
 
また、気になったとしても「相手のせい」にしている。
 
それどころか不愉快がっている相手に怒りをもっている。
 
なぜ私を理解しようとしないのだと、いきどおりすら感じているのです。
 
じつは、この「2」と「3」の段階の人が、とても多い。
 
そのために、他人を不愉快にさせる「要素」をもっている人全般が、すこぶる評判が悪くなってしまっているのです。
 
「4」の段階の人は、他人を不愉快にさせてしまうことを反省しています。
 
だからなおそうとしている。
 
とても努力している。
 
でも、どうしてもできずに苦しんでいる。
 
それでも容赦なくさげすまれ、攻撃され、排除されてしまいます。
 
そして、自覚せずに平気な顔をしている人や、見ぬふりを決め込んでいる人、相手を責めてばかりいる人と同じあつかいを受けてしまう。
 
なんなら、悪意をもって人を不愉快にさせている人と同じあつかいを受けてしまうことすらあります。
 
「4」の段階にいる人は、その努力も苦悩もいっさい認められることはない。
 
本当に不条理な目にあっているのです。
 
では「4」の段階にいる人は、いったいどうしたらのいいのでしょうか?
 
 

┃他人を不愉快にさせる人の「生き延びる道」とは?

 
他人を不愉快にさせていることに気づいていて反省もしている、でもなおせない・・・。
 
そんな人が、いったいどうすればこの苦しい状況のなかを生き延びることができるのか?
 
もちろん、他人を不愉快にさせない努力をすることも大切でしょう。
 
でも、不愉快になるかどうかの基準は、じつは人それぞれの感性によります。
 
その不愉快さに共感している人同士が多ければ多いほど、「多数派」として幅をきかせているにすぎません。
 
他人を不愉快にさせる「要素」をもっている人が、その「多数派」に一方的に合わせなければならないのは、本来とてもアンフェアなことなのです。
 
さらに、努力したところでなおせない「要素」もありますよね。
 
つまり「Don't」ではなく「Can't」の場合もあるということ。
 
できないものは、いくら努力をしてもできません。
 
それでも努力をつづけたら、ただただ苦しみが増してしまうだけでしょう。
 
しかも、他人の感性に合わせるためにそこまで努力するわけですから、どんどん「自分」がなくなっていく悲壮感に包まれてしまう人も少なくありません。
 
にもかかわらず「多数派」は、その苦しいプロセスには一切目を向けず、結果だけを見て容赦なく「要素」をもつ人を責め立ててきます。
 
こんな苦しい状況のなか、いったいどこに突破口を見出せばいいのでしょうか?
 
ここで重要になってくるのが、人を不愉快にさせる「要素」を「活かす」という観点です。
 
つまり、その「要素」をもっているからこそできることを「本気」で探してみる。
 
その「要素」をもっている人にしかできないことを「本気」で見出そうとしてみる。
 
その観点をもつことが突破口の一つです。
 
もちろん、反社会的な方向に突破口を開いてもまた排除されるだけです。
 
下手をすれば、この世から排除されてしまうでしょう。
 
だから「要素」の「建設的」な使い道を探してみる。
 
他人を不愉快にさせつづけてきた「要素」、集団から排除されてきた「要素」を、「建設的」に使っていく道はないかを探求するということです。
 
つまり、他人を不愉快にさせる「要素」を社会に活かすという道です。
 
私がこう述べると「そんなものキレイゴトだ!」とおっしゃる人がたまにおられます。
 
その方はきっと、この「道」がかんたんに実践できるものだと思っていらっしゃるのではないかと思います。
 
甘いささやきだと。
 
残念ながらそうではありません。
 
この観点をもつことは「壮大なチャレンジ」です。
 
他人を不愉快にさせる人が生き延びるための「壮大なチャレンジ」。
 
私の主宰する「脱世間起業」も、そのチャレンジをおこなうための有効なツールの一つだと言えるでしょう。
 
もしもあなたが、他人を不愉快にさせる「要素」をもっていて、ずっと悩んでおられるのなら。
 
あなたはきっと「多数派」に合わせるために、なみなみならぬ努力を重ねてきたはずです。
 
結果ばかりで判断される社会のなかで、人知れずたった独り、懸命に努力を重ねてきたのではないでしょうか。
 
その努力は、とてつもなく大きなエネルギーです。
 
その膨大なエネルギーを、あなたはこれからも他人に合わせるために使っていくのでしょうか?
 
もしその膨大なエネルギーを他のことに使ったとしたら・・・。
 
「本気」で考えてみてください。
 
この先も、不愉快さを攻撃してくる不条理な「多数派」に合わせてキュウキュウとしながら生きるのか。
 
それとも「壮大なチャレンジ」にエネルギーを注ぎ込み、解放感に満たされた自由な人生を生きるのか。
 
あなたは、どちらを選びますか?
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり(信夫克紀)
 

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苦しみの使い方
向かい風を追い風にする生き方
 

 

生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.AI時代に生き残る仕事
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.これからのビジネスの成功法則
4.善人なんていない
5.お金は好きですか?
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.「リア充」を目指すより
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.人に拒絶されると傷ついてしまう
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.仕事は三つもつ
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの使い方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.社会の常識に振り回されない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
57.生き方を決める
58.好きなこと探しの迷宮
59.生きづらさは誰のせい?
60.集中しすぎてしまう
61.居場所がない
62.不用意に交友関係を増やそうとしない
63.自分を最強の味方にする方法
64.世間のしがらみから脱け出したい
65.あと一歩が踏み出せない
66.なぜメンタルが弱いのだろう…?
67.苦手なことへの適切な対処法
68.心配ごとが頭から離れない
69.認められたいのに認めてもらえない
70.引きこもりは「悪いこと」なのか?
71.楽に生きたい
72.失言が多いので減らしたい
73.誰も心配してくれない
74.お金の上手な使い方
75.やる気が出ないのはなぜなのか?
76.深く悩んでいる人の方が「えらい」のか?
77.生きづらい人が幸せになりたいなら
78.この人と結婚していいのか?
79.心が敏感な人向けの対処法から抜け落ちている視点
80.人生を変えられる人と、変えられない人の違い
81.親が嫌いな自分はおかしいのか?
82.著名人と自分を比べてしまう
83.自分を信じられない
84.上司や部下に言うことを聞いてもらえない
85.劣等感は克服も解消もしなくていい
86.ポジティブシンキングがうまくできない
87.結果だけで判断される社会
88.「自分がされたら嫌ことは他人にしてはいけない」の嘘
89.「性格が悪い」と言われてしまう
90.「ありのままの自分」というやっかいな問題
91.「お金」以外に8つの基準をもとう
92.どうしてこんなにつらいのに誰にも伝わらないのだろう?
93.仕事が恐い、職場が恐い - その恐怖の正体と解決策
94.「恩知らずな人」を許せない
95.他人を不愉快にさせてしまう
96.「等身大の自分」という言葉にひそむ罠
97.有効な「貯金」の仕方を身に着けよう
98.「なぜ怒っているのかわからない」と言われてしまう
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