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更新日:2020年8月5日

頑張っているのに結果が出ない・・・

 

頑張っているのに結果が出ない・・・

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生きづらい人生の歩き方

 

第99回
頑張っているのに結果が出ない・・・

 

┃「これが実績です」と言えるのものがなにもない

 
頑張っても結果が出ないというのは、とてもしんどいことですよね。
 
今まで一度も「結果」が出せたことがないと悩んでいる方も少なくありません。
 
たとえば、親から勉強しろとしつこく言われたけど「いい成績」をとれたことがない。
 
つらい部活を懸命につづけたけれど「いい順位」に入ったことがない。
 
同じ仕事を長年つづけているけど「いい成果」をあげられたことがない。
 
でも・・・。
 
周りの人は、必ず一つやふたつ「結果」を出したエピソードをもっている。
 
「え、この人が?」と思うような目立たない人でも「実績」をあげたことがある。
 
それにくらべて自分は、胸を張って「これが実績です」と言えるものがなにもない。
 
私はとても無能な人間なのではないか・・・。
 
そんな切ない悩みをもっている方が、じつはたくさんおられるんです。
 
もちろん、ご本人も頑張っていないわけではありません。
 
というか、むしろかなり頑張っている。
 
学生の頃、テスト前になると部屋に閉じ込められてまで勉強した。
 
部活では週末も欠かさずに、卒業まで懸命に練習をつづけた。
 
仕事では休日も本を読んだりセミナーを受けて知識や技術を身につけた。
 
にもかかわらず、結果が出せない。
 
どうしても「頑張り」に対しての「結果」がともなわないのです。
 
 

┃頑張っても結果が出せない理由

 
このような方には、ある一つの特徴があります。
 
それは「自分の苦手なことばかりで結果を出そうとしている」という傾向です。
 
いったいなぜ、そんなたいへんなことをしてしまうのでしょうか?
 
頑張っているのに結果が出せない人は、じつは幼いころから「苦手なこと」をとにかく責められてきた経験がある人が多いんですね。
 
責めてくる相手は、親や兄弟姉妹、祖父母といった家族や、学校の先生や同級生などさまざまです。
 
そのような人たちに、「苦手なこと」をケチョンケチョンに責められて傷ついている。
 
劣等感をもたされてしまった。
 
その劣等感を克服しようとして、「苦手なこと」で結果を出そうとしてしまう。
 
そのために、本当は数学や理科の方が向いているのに、苦手な国語や英語の勉強にばかり時間を割いてしまう。
 
本当は絵を描く方が向いているのに、運動部に入ってしまう。
 
本当は事務職が向いているのに、プランナーになってしまう。
 
そうして、自分には向いていない「苦手なこと」で努力をつづけてしまう傾向があるのです。
 
 

┃テスト、学校生活、会社員という視野の異常に狭い判断基準

 
また、そもそもテスト勉強自体が向いていない人もいれば、学校生活が向いていない人、会社員という働き方が向いていない人も珍しくありません。
 
そしてそれは、決して人間として劣っているわけでもなんでもありません。
 
それら以外の価値観や生活パターンなんて数えきれないほどあるからです。
 
にもかかわらず、世間ではテストを受け、学校生活を送り、会社員になることが「当たり前」だとされています。
 
多くの人がそれを「正解」だと信じ込んでいます。
 
そのために、テストや学校生活、会社員として結果が出せないと、劣っていると思い込まされてしまう。
 
これはとんでもない誤解なのですが、周囲の人がまったく疑うことなくそれらの「正解」を信じてしまっている。
 
だから、テストと学校生活と会社員という、たったこれだけの適性がなかっただけで、「私には能力がない」とすら感じさせられてしまっているのです。
 
本当に「視野の異常に狭い社会」だと思います。
 
じつはこの「視野の異常に狭い社会」。
 
自分に向いていることをやっていても、結果を出しづらいのです。
 
なぜなら、自分に向いていることをやって、一度いい結果を出したとしても、「さらに上がいる!」と言ってけしかけてくるからです。
 
つまり、向いていることをやっていても、けなされる回数が減るくらいのもので、その結果に満足させてはくれないんですね。
 
だから、自分がなにに向いているのかに気づきにくい状況なのです。
 
そんな状況のなかで、一人でも「ケチョンケチョンに責める人」が周囲にいたとしたら・・・。
 
結局は劣等感がまさって、「苦手なこと」を克服することに時間を割いてしまうようになる。
 
たとえ、褒めてくれる人がいたとしても、その言葉を真に受けることができないようになる。
 
「お世辞を言っているな」としか感じられなくなってしまうのです。
 
 

┃結果至上主義社会で生き抜く方法

 
私たちの住んでいるこの社会は「結果至上主義社会」です。
 
いい結果を出すことが、人間の価値に直結するような社会。
 
しかもその結果は、たった5教科のテストと学校生活と会社員として出さなければならない「異常に視野の狭い社会」だということです。
 
では、このような社会のなかで「頑張っても結果が出ない」という悩みを解決するためには、いったいどうしたらいいのでしょうか?
 
大きく分けて二つの方法があるでしょう。
 
一つ目は、周囲の評価に惑わされずに「自分に向いていること」を自覚することです。
 
そして「自分に向いていること」で頑張ることです。
 
もちろん「もともと私にそんなに得意なことなんてない」という方もおられるでしょう。
 
私もそうでした。
 
たとえば、私は学校のテストや勉強が本当に苦手でした。
 
でもよくよく考えると、国語と社会はまったく勉強していなくても、自分のなかでは「ボチボチの成績」をとっていました。
 
それに気づいて、文章を書くことや世界情勢を追うことを本格的にはじめてみました。
 
すると、何年かつづけただけで、数十万人の方に読んでいただけるコラムを書いたり、本を出したり、起業塾や社会の変化を読み解くオンラインスクールを満員にできるまでになりました。
 
その代わり、苦手なことは一切やりませんでした。
 
ここで重要なポイントが一つあります。
 
それは「他人より優れているところ」を見つけて努力するということではない、ということです。
 
あくまでも「自分のなかでまだマシなところ」を見つけて頑張ってみるということです。
 
カウンセリングに来られるご相談者様のなかにも、こうして「自分のなかでまだマシなところ」を見つけて頑張ることで結果を出せるようになる方が、たくさんおられるのです。
 

 
 

┃結果よりも「プロセス」に焦点を当てて生きる

 
二つ目の方法は、もっと根っこから解決していく方法です。
 
それは、「結果」ではなく「プロセス」に焦点を当てて生きていくということです。
 
つまり、どんな成果をあげられたかではなく、どれだけ苦労し、苦悩し、耐えて、頑張り、努力したのかということ。
 
そこに目を向けて生きていくということです。
 
「結果至上主義社会」では、合格不合格、勝った負けた、1位2位3位ビリといった、結果ですべてを判断しようとします。
 
そのために、テスト、成績表、ランキングという判断基準がはびこっています。
 
たしかに、仕事や学業はその方が効率がいい場合も多いでしょう。
 
仕事の報酬も、どれだけ頑張ったかで決めるわけにもいきません。
 
入学試験も、頑張った人を合格にしていたら試験をする意味自体がなくなってしまいますよね。
 
ただし。
 
そのような「結果がすべて」という判断基準を、「人生全般」にまで当てはめてしまってどうするんでしょうか。
 
「結果」ばかりを重視して人間の価値をはかることが、本当に妥当なのでしょうか。
 
ましてや自分自身をそのような判断基準で裁くのは、あまりにもムゴくはないでしょうか。
 
生きづらさを抱えている人は、その苦しさを乗り越えて毎日を生きています。
 
今にも崩れ落ちそうな心と体を支えながら、なんとか日々を生き抜いています。
 
その「プロセス」を自分自身が評価してあげずに、いったい誰が評価してくれるというのでしょうか?
 
「結果」という判断基準をもってもいい。
 
結果を出すために努力をすることも尊いことでしょう。
 
しかし「結果」よりも「プロセス」に焦点を当ててみる。
 
「プロセス」中心に世界をながめてみる。
 
あなたが生きづらさを抱えておられるのなら、なおさらそうしてみてください。
 
きっとそこには、今まで経験したことのない新しい世界が広がっているはずです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり(信夫克紀)
 

 
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生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.AI時代に生き残る仕事
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.これからのビジネスの成功法則
4.善人なんていない
5.お金は好きですか?
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.「リア充」を目指すより
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.人に拒絶されると傷ついてしまう
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたとき
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.仕事は三つもつ
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの使い方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.社会の常識に振り回されない
45.気が休まらない…
46.綺麗事に気づいてしまう人
47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
53.誰に相談したらいいのかわからない
54.やる気はどこから湧いてくる?
55.人と対立してしまう
56.許すか、許さないか
57.生き方を決める
58.好きなこと探しの迷宮
59.生きづらさは誰のせい?
60.集中しすぎてしまう
61.居場所がない
62.不用意に交友関係を増やそうとしない
63.自分を最強の味方にする方法
64.世間のしがらみから脱け出したい
65.あと一歩が踏み出せない
66.なぜメンタルが弱いのだろう…?
67.苦手なことへの適切な対処法
68.心配ごとが頭から離れない
69.認められたいのに認めてもらえない
70.引きこもりは「悪いこと」なのか?
71.楽に生きたい
72.失言が多いので減らしたい
73.誰も心配してくれない
74.お金の上手な使い方
75.やる気が出ないのはなぜなのか?
76.深く悩んでいる人の方が「えらい」のか?
77.生きづらい人が幸せになりたいなら
78.この人と結婚していいのか?
79.心が敏感な人向けの対処法から抜け落ちている視点
80.人生を変えられる人と、変えられない人の違い
81.親が嫌いな自分はおかしいのか?
82.著名人と自分を比べてしまう
83.自分を信じられない
84.上司や部下に言うことを聞いてもらえない
85.劣等感は克服も解消もしなくていい
86.ポジティブシンキングがうまくできない
87.結果だけで判断される社会
88.「自分がされたら嫌ことは他人にしてはいけない」の嘘
89.「性格が悪い」と言われてしまう
90.「ありのままの自分」というやっかいな問題
91.「お金」以外に8つの基準をもとう
92.どうしてこんなにつらいのに誰にも伝わらないのだろう?
93.仕事が恐い、職場が恐い - その恐怖の正体と解決策
94.「恩知らずな人」を許せない
95.他人を不愉快にさせてしまう
96.「等身大の自分」という言葉にひそむ罠
97.有効な「貯金」の仕方を身に着けよう
98.「なぜ怒っているのかわからない」と言われてしまう
99.頑張っているのに結果が出ない・・・
100.自分を「弱い」と感じている人へ
 


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