誰にも理解されない苦しみの乗り越え方

 

理解されない苦しみを表現した画像

 

わかりにくい不幸

 

第6回
自分歴

 
自分がアダルトチルドレン
(アダルトチャイルド)と
自覚していらっしゃる方から受けるご相談に、
 
「自分の感覚が信じられない」
 
というものが多くあります。
 
「自分の “感情” が解らない」 というご相談もよくいただきますが、
それとは少し違うのです。
 
疲れているのに休めない。
苦しいと思っているのに逃げられない。
 
つまり感じているのに、
それを素直に信じられないのです。
 
確かに疲れている。
しかし心の中で、
 
「甘えているだけじゃないか」
「もっと頑張っている人だっているのに」
 
と自分の感覚を否定してしまう。
 
また、
確かに苦しい。
しかし心の中で
 
「自分がだらしないだけなんじゃないか」
「こんなことくらいで逃げるなんて情けない」
 
と自分の感覚を否定してしまう。
 
そして倒れるまで働いたり、
ツラいことをひたすら続けて心に傷を負ってしまう。
 
あなたにも、
こういう傾向、ありますか?
 
もしあなたも
同じ悩みを持っていらっしゃるのなら。
 
あなたは、
「自分の感覚を信頼したい」と
思っていらっしゃるのではないかと思います。
 
自分が疲れたと思ったら、「疲れた」。
自分が苦しいと思ったら、「苦しい」。
自分がツラいと思ったら、「ツラい」。
 
そう堂々と思うためには、
自分の感覚への絶大な信頼が必要です。
 
これは口で言うほど簡単なものではありませんよね。
 
いくら自分に対して、
 
「自分の感覚にしたがっていい」
「私は自分の感覚を信頼する」
 
と言って聞かせたとしても、
実際に自分の感覚を否定され続けて育った人、
その後も自分で自分の感覚を否定して生きてきた人にとっては、
並大抵のことではくつがえせないでしょう。
 
ましてや、
周囲の人からほんの少しでも、
「甘えている」「だらしない」と
示唆されるような指摘を受けてしまえば、
自分の感覚への信頼は、
あっという間に振り出しに戻されてしまうでしょう。
 
そして、
 
「やっぱり自分が甘えているだけ」
「他の人ならちゃんとできるのかも」
 
と、無理なアプローチを繰り返して、
とっくに限界を超えているのに、まだ努力を続けてしまう。
 
そして力尽きてしまう、
つまりバーンアウト(燃え尽き)に
行き着いてしまうのです。
 
あなたがどうしても、
自分の感覚を否定してしまい、
自分の感覚を信頼できないとき。
 
また、何度試してみても、
他人の指摘に振り回されて
自分の感覚への信頼が振り出しに戻されてしまうとき。
 
こうつぶやいてみて欲しいのです。
 
 
『私は、自分歴○○年』。
 
 
27歳なら、自分歴27年。
35歳なら、自分歴35年。
42歳なら、自分歴42年。
 
あなたの人生は、
あなたしか経験したことがありません。
 
他の誰一人として、
0,00000001秒ですら
あなたの人生を経験したことがある人はいないのです。
 
あなたの感覚は、
あなたにしか解らないのです。
 
全世界中で、
あなたにしか解らないのです。
 
あなたの感じた感覚が、
あなたの感覚なのです。
 
絶対にあなたにしか解らないのです。
 
あなたという車を運転したことがあるのは、
世界中であなたしかいないのです。
 
そのあなたが「疲れた」と思ったのなら、
疲れているのです。
 
そのあなたが「苦しい」と思ったのなら、
苦しいのです。
 
そのあなたが「ツラい」と思ったのなら、
ツラいのです。
 
堂々と、休んでいい。
耐えられなければ、逃げ出していいのです。
 
あなたはこの考え方を、
悪用できるような人ではありません。
 
たいして疲れてもいない時に、
疲れたといって休むような人ではありません。
 
苦しいからといって、
むやみに周りの人のせいにして逃げ出すこともしない。
 
たとえツラくても、
それを理解してくれない他人を責めることもしない。
 
そんなあなただからこそ、
限界が来たのです。
 
そんなあなただからこそ、
堂々と、
 
「疲れた」
「苦しい」
「ツラい」
 
と感じていいのです。
 
そう感じた自分を、
全面的に信頼しましょう。
 
あなたがもし、
自分の感覚を他の人に伝えて、
反論されたとしても。
 
決して自分への信頼を
なくさないでください。
 
あなたは世界中でただ一人、
あなたとして生きてきた、たった一人の人。
 
そのあなたが、
他の誰も経験することのできない
あなただけの人生の中で実感したことを、
全面的に自分で信頼して欲しい。
 
堂々と自分の感覚を信じていい。
そして人に伝えていいのです。
 
遠慮はいりません。
 
だってあなたは、
あなたの歳の数だけ、
『自分歴』を重ねてきたのですから。
 
そして、
あなた以外の人はすべて、
 
 
『あなた歴 ゼロ年』
 
 
なのですから。
 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

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