人生を一旦仕切りなおしたい人へ

 

夢のあきらめ方を表現した画像

 

夢のあきらめ方

 

第5回
夢依存症からの脱却

 
前回は、
夢依存症にかかったターニングポイントとして、
“時代の空気”について述べました。
 
当然のことながら、
前回ご紹介した時代の空気に
触れることなく夢依存症に
かかった方もいらっしゃいますよね。
 
あなたも、
そうかもしれませんね。
 
そこで
もう一つのターニングポイントと言える
『最初に夢を持った時』を考察してみたいと思います。
 
これは、
『最初に夢をかなえた時』と
一緒にして一つのターニングポイントと
とらえることができると思います。
 
まず『最初に夢を持った時』。
 
あなたがそれを職業にしたり
生涯をかけてやりとげようと、
本気でかなえたいと思った夢。
 
また社会に出た後、
「これを達成しよう」と
あなたが決めた目標。
 
あなたは何歳だったでしょうか。
その夢や目標はどのようなものだったでしょうか。
 
そしてその夢や目標を持った
 
“きっかけ”
 
は何だったでしょうか。
 
夢依存症にかかり、
夢を追うことが苦しくなる人の多くは、
この“きっかけ”に
 
『他人の意思』
 
が関係していることが多いのです。
 
ただし、
親や兄弟、学校の先生などに
 
「こういう夢を持つべきだ」
 
という価値観を知らず知らずのうちに
持たされてしまったというケースとは違うのです。
 
「言われたからやっていた」
というだけの場合では、
だいぶ早い段階で夢を追うことが苦しくなり
本来の自分の気持ちに気づけることが多いようです。
 
ここで言う『他人の意思』とは、
あなたの夢に対する周囲の人の感情です。
 
「すごいことを達成したね!」
と周囲の人に認めてもらったり、
 
「どうせかなえられないだろう」
という周囲の人を見返したり、
 
知らず知らずのうちに
『他人の意思』を自分の思い通りにすることを
夢を見るきっかけにしてしまっていた場合に、
夢依存症においちってしまうことが多いのです。
 
さらに問題になってくるのが
これらの夢をかなえてしまった時、です。
 
つまり『最初に夢をかなえた時』。
 
もしあなたが
『他人の意思』から認めてもらうこと、
『他人の意思』を見返すために
夢を追いかけていたとしたら。
 
その夢をかなえた瞬間、
あなたは天にも昇る快感を得るでしょう。
 
「あなたはすごい!」
 
「こんな才能を持っていたんだね」
 
「その努力、マネ出来ないな」
 
「私が見くびっていた。恐れ入りました。」
 
こんな『他人の意思』からの賞賛をうけて
あなたが覚える大きな快感。
 
その快感の名前は
 
『優越感』
 
です。
 
そしてあなたは次なる夢、
次なる目標を持ちます。
 
あなたはまた
この『優越感』という名の快感が得たくて、
その快感が得られる夢や目標を持つわけです。
 
しかし、はじめのうちは認めてくれていても
次第に『他人の意思』はあなたに無関心になっていきます。
 
あなたはさらに大きな目標で
『他人の意思』の気を引こうとしていきます。
 
いつの間にか
『他人の意思』を基準とした
『他人の意思』のための夢を追い続けることになり、
最後には力尽きてしまうのです。
 
このような『他人の意思』に
ふりまわされてしまった人が
夢依存症にかかっている人の中には、
とても多くいるようです。
 
ここで一つ目のターニングポイントの
『時代の空気』と合わせて見てみると、
一つのキーワードが浮かんできます。
 
それは
 
『優越感』
 
ですよね。
 
つまり『優越感』 を得るために、
夢を追いかけてしまうかどうかが、
夢依存症にかかる人とかからない人の
ターニングポイントになっているようなのです。
 
夢依存症は、
言い換えれば
 
『優越感依存症』
 
と呼べるのかもしれませんね。
 
『優越感』を得たいという要素が
夢の中にまったく無い人はいないかもしれません。
 
しかしそれが優先順位の高い位置を占めてしまえば、
夢依存症にかかる大きな要因となってしまいます。
 
だからこそ自分の夢の中にある
『優越感』の存在を見極めることができれば
夢依存症から上手に“脱却”できるのではないでしょうか。
 
夢依存症からの“脱却”。
 
上手な夢のあきらめ方を知るためには、
このプロセスがどうしても必要なようです。
 
次回は夢依存症から“脱却”するために、
自分の夢の中の『優越感』の存在を
見極める方法をご紹介していきたいと思います。
 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

 
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