人生を一旦仕切りなおしたい人へ

 

夢のあきらめ方を表現した画像

 

夢のあきらめ方

 

第8回
夢を捨てさる方法

 
私たちは前回までに、
自分達の夢の中に 『優越感への依存』 があることを
自覚することができました。
 
その 『優越感への依存』 こそが、
あなたに夢を追うことを苦しくさせてしまう
大きな要因だったのです。
 
では、 『優越感への依存』 にそまってしまった夢を、
どうしたら捨て去ることができるのでしょうか?
 
それにはいくつかの方法がありますが、
もっとも効果的な方法があります。
 
それはその夢を追うことが、
いかに “無駄” であるのかを
 
『心の底から実感する』
 
という方法です。
 
私の個人セッションを受けていただく方には、
色々な角度から嫌というほど “無駄” を実感していただき、
一緒に夢をあきらめていきます。
 
コラム上では、
そういうわけにはいきませんので、
お一人で取り組める強力な方法をご紹介します。
 
それは
 
『時間の無駄』
 
を実感する方法です。
 
よくある方法で、
「もし明日自分が死ぬとしたら?」
と問いかける方法がありますよね。
 
前向きに何かを成し遂げようとする場合には
効果がある方も多いと思うのですが、
 
あなたのようにこれから夢をあきらめようとする方には
あまり現実的ではないのかもしれません。
 
それに、明日死ぬという緊迫感を、
本当に心から実感することは、
難しいと感じる方も多いようです。
 
そこで私は、
あなたにこうお願いしたいと思います。
 
「今日から、“時間” を “命” と言い換えて欲しい」 と。
 
私は、
“時間” と “命”は、同義語であると
あなたに伝えたいと思います。
 
あなたの命がなくなれば、
あなたの使える時間はゼロになります。
 
あなたの使える時間がゼロになるということは、
あなたの命が終わりをむかえたということです。
 
つまり、
 
「時間を使う」とは、
命を使っているのです。
 
「時間をかける」とは、
命をかけているのです。
 
「2時間使った」というのは、
2時間分の命を使ったのです。
 
「2時間かけた」というのは、
2時間分の命をかけたのです。
 
よく、「時は金なり」と言いますよね。
 
とんでもない話です。
時と金は等価ではありません。
 
金は使ってしまっても、
あとで時間を使って取り戻すことができます。
 
しかし時間を使ってしまったら、
あとで金を使って取り戻すことはできません。
 
だって時間は “命”なのですから。
金を使って “命” を取り戻すことなどできないのです。
 
命は使ってしまったら、
絶対に返ってこないのです。
 
お金の貯蓄は増やすことができます。
残高もわかります。
 
しかし命の貯蓄はできません。
生まれてから、どんどんと目減りしていく一方です。
 
しかもその残高は不明。
 
いつ底が尽きるかわかりません。
 
あなたが一分という時間を過ごすことは、
命の残高が一分減ったということです。
 
それが、“命” = “時間” の宿命なのです。
 
それを踏まえた上で、
じっくり考えてみてください。
 
あなたは、
自分の 『優越感』 を満たすために、
このかけがえのない “命” を使ってもいいと、
本当に心の底から思えますか?
 
今、あなたは自分の “命” をかけて
『優越感』を満たそうとしています。
 
今、あなたは『優越感』を満たすことに、
“命” をかけています。
 
その『優越感』は、
あなたの “命” をかけるに値するものなのでしょうか?
 
あなたが “命” を使ってまで、
手にしなければならないものなのでしょうか?
 
右も左もわからなかった思春期の頃に、
大人や社会から一方的に埋め込まれた
『優越感』という幻想を満たすために、
これからもあなたは大切な “命” を使い続けることを選びますか?
 
「死ぬ時になってから後悔する」なんて言われても、
今を必死に生きているあなたの胸には響かないでしょう。
 
「明日死ぬとしたら?」なんて聞かれても、
今を必死に生きているあなたには現実味がわかないでしょう。
 
そのあなたの「必死な今」もまさに、
あなたは大切な “命” を使っているのです。
 
“他人” から埋め込まれた『優越感』を追いかけるために、
今、必死になって “自分” の命を使っているのです。
 
今すぐやめなければ、
あなたは 『優越感』 を追いかけるために、
一秒また一秒と “命” を使い続けるのです。
 
それで本当にいいのですか?
 
そんな“命の無駄づかい”なんて、
今すぐやめたいと思いませんか?
 
 
もう休んでいいんですよ。
 
 
もう休んでいいんです。
もう無理しなくていいんです。
 
『優越感』 が得られなければ、
幸せになれないわけではありません。
 
荷物をおろして、
腰をおろして、
振り上げたコブシをおろして、
ペタリと地面に座ってしまいましょう。
 
『優越感』を得る以外にも、
幸せになる方法はたくさんあるのです。
 
他にも選択肢がたくさんあるのです。
 
「選択肢がない」という追いつめられた感覚は、
脳の扁桃体を刺激します。
 
扁桃体は、
人間に恐怖感をわきおこさせる
脳の部位と言われています。
 
あなたが幼い頃や、
思春期の頃に植えつけられた価値観によって、
常に優越しなければ扁桃体が反応するように
埋め込まれてしまったのです。
 
あなたは、自分の意思とは関係なく、
扁桃体に急かされていただけなんです。
 
もう夢を追いかけなくてもいいんです。
夢をあきらめていいんですよ。
 
さあ、目を閉じて、
『あなたの命』 と 『優越感』 を天秤にかけてみてだくさい。
 
あなたは 『優越感』 を選ぶでしょうか。
 
もし、あなたが “命” をかけてでも
 
「優越感を得たい」
 
と思うのであれば、私は止めません。
あなたの命なのですから。
 
しかし、
“優越感への依存” に支配された夢を追うことを
 
『心の底から無駄だ』
 
と実感したのなら。
 
少しずつでもかまいません。
その夢を追う生活を変えていきませんか。
 
少しずつでもかまいません。
その夢を追うための環境を変えていきませんか。
 
ただその前に、
一つ乗り越えなければならない課題があるのです。
 
自分の夢を追うことが“無駄”だと思い、
夢をあきらめる覚悟を決めた方たちが、
必ずと言っていいほどぶつかる課題です。
 
次回は、その課題について
考察していきたいと思います。
 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

 
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