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すぐに役立つセロトニン基礎知識(3)

 

セロトニンを増やすメリット

 

セロトニンを増やす5つのメリット

 

1.朝の目覚めが良くなる

 
ここからは、セロトニンを増やす方法によって、私たちにもたらされる『5つの大きなメリット』についてご紹介したいと思います。
 
あなたは、
 
「毎朝起きると不快で、頭もボーっとして体も重い。」
 
といったお悩みをおもちではありませんか?
 
そんな時は、脳のやんちゃ坊主である交感神経副交感神経バトンタッチがうまくいっていない場合が多いと考えられています。
 
交感神経と副交感神経は、私たちの意思とは関係なく、呼吸器や心臓、胃腸を動かしていてくれる『自律神経』でしたよね。
 
活動担当の『交感神経』。
 
リラックス担当の『副交感神経』。
 
脳内物質セロトニンは、この自律神経のバトンタッチをスムーズにおこなわせてくれると考えられています。
 
セロトニンは、私たちの目覚めとともに本格的に分泌され始めます。
 
つまり朝からセロトニンが正常に分泌されれば、私たちの心と体は『リラックスモード』から『活動モード』へとスムーズに切り替わると考えられているわけです。
 
セロトニンが、目覚めとともに私たちに『適度な興奮』をもたらしてくれるといえるかもしれませんね。
 
またもしあなたが「寝つきも悪い」と悩んでおられるなら。
 
心地よい寝つきに必要な『メラトニン』が足りていないのかもしれません。
 
実は、『メラトニン』の材料は、セロトニンなのです。
 
つまり昼間にしっかりとセロトニンを分泌しておくと、夜には『メラトニン』に変わり、私たちに快適な寝つきをもたらせてくれると言われているのです。
 
脳のセロトニンを増やすことは、爽快な朝の目覚めと、心地よい夜の眠りという、
 
『睡眠の質』
 
を大きく高めてくれるメリットがあると考えられているのですね。
 

2.平常心を保てる

 
私たち人間は、不安や快感にふりまわされてしまうことがとても多い生き物ですよね。
 
それは、不安や緊張を高めるノルアドレナリンや、快感を求め続けるドーパミンなど、「脳のやんちゃ坊主」 たちの活動がうまくコントロールできていないからです。
 
肝っ玉母さんセロトニンは、やんちゃ坊主たちの行き過ぎた活動を上手にたしなめてくれます。
 
つまり、私たちに「平常心」をもたらしてくれます。
 
どうしても緊張してしまうような場面や、トラブルに遭遇しても、冷静に適切に対処できる心。
 
やんちゃ坊主たちを完全におさえつけることもなく、「適度」におさえることで、私たちを危険から守りやる気を出させてくれるわけです。
 
つまりセロトニンが脳にしっかりと分泌されていると、常に私たちの悩みの種となっている
ストレスや欲求にふりまわされなくなるというメリットがもたらされるのです。
 
心がいつも穏かで『平常心』でいられるなら、人間関係もスムーズになり、仕事もはかどりますよね。
 
想定外のできごとが起きても、欲望あふれる社会の中でも、不安や欲求ふりまわされることなく対応することができるわけですからね。
 
そんな、『平常心』を育むために考えられたセロトニンを増やす方法は、まさに、
 
『心の基礎工事』
 
と呼べるかもしれませんね。
 
セロトニンは、私たちの人生をイキイキと豊かなものにしてくれる、頼れる土台なのです。
 

3.思考力、判断力を発揮できる

 
セロトニンは、私たちがものごとを考えたり、判断したりする時にも役立ってくれると考えられています。
 
私たちの脳の中には、『大脳皮質』と呼ばれる部分があります。
 
『大脳皮質』は脳の中では比較的新しく進化した部分です。
 
いわゆる“人間らしい脳” といわれ、私たち人間が 『考える』 ときに使われています。
 
セロトニンが増えると、この『大脳皮質』に作用して、私たちの頭をスッキリと覚醒さてくれると考えられているのです。
 
肝っ玉母さんであるセロトニンは、あなたが『考える』力を最大限に発揮できるように元気づけるのが大得意というわけですね。
 
「頭がモヤモヤして考えがまとまらない。」
 
「いつもより判断に時間がかかる。」
 
そんな時はセロトニン神経が弱っているのかもしれません。
 
セロトニン神経を強化して、セロトニンを増やすことができれば、本来あなたが持っている「思考力」「判断力」を存分に発揮することができて、
 
「考えがまとまらない」
 
「判断できない」
 
といった悩みが解消されると考えられています。
 
頭をスッキリ覚醒させて、思考力・判断力を最大限発揮させてくれるのがセロトニンを増やす大きなメリットなのです。
 

4.見た目年齢が若返る

 
脳の肝っ玉かあさんセロトニンは、私たちのゆるんだ体に気合を入れ、見た目年齢を若返らせてくれます。
 
姿勢がくずれていればパンと背中を叩いて背筋を伸ばしてくれ、ダラダラした顔でボーっとしていればビシッとハッパをかけてくれるのです。
 
どういうことかと言うと、私たちの体には、首筋、背骨の周辺、下半身などに、重力に逆らって働く筋肉があります。
 
『抗重力筋』という筋肉です。
 
私たちが起きている間、姿勢を保っていられるのは、この『抗重力筋』のおかげなのです。
 
また『抗重力筋』は、頬(ほほ)やまぶたなど顔の筋肉もふくまれます。
 
眠くなると姿勢が崩れ、頬とまぶたが落ちて口がポカンと開いてしまうのも、『抗重力筋』がゆるんでしまうせいです。
 
これら『抗重力筋』を働かせる神経に刺激を与え続けるのもセロトニンの役割です。
 
姿勢の良し悪しだけでも、見た目年齢に影響をあたえますが、顔の表情にまで作用するわけですから、『抗重力筋』は私たちの見た目年齢に大きな影響をおよぼします。
 
セロトニンがしっかりと放出されていれば、私たちの姿勢をただし、表情を引き締めてくれる。
 
つまりセロトニンは、私たちの見た目年齢を若々しく維持してくれるのです。
 
心だけでなく、外見まで面倒みてくれるなんて、セロトニン母さんて本当に働き者ですね。
 

5.痛みがやわらぐ

 
「痛いの痛いの飛んでけ~!」。
 
セロトニン母さんのオマジナイはよく効きます。
 
そう、セロトニンには、 痛みをやわらげる効果があると考えられているのです。
 
歯科麻酔の専門医が中心となって確かめられた 実験では、 チューインガムを噛むという リズム運動 によって 痛みが抑制されることが実証されています。
 
痛みに弱くなった気がする、 少しのケガでも痛みを強く感じる。
 
そんな時は、セロトニン母さんが オマジナイをとなえる元気を なくしているのかもしれません。
 
痛みは、体のどこが痛いとしても、 最終的には脳で「いたい!」と判断されます。
 
脳内物質であるセロトニンは、 脳内で痛みの伝わりをおさえてくれ、 私たちの感じる痛みをやわらげてくれます。
 
セロトニン神経を鍛えると、 痛みがやわらぐようになると考えられているのです。
 
これで『セロトニンを増やす5つのメリット』を すべてご紹介いたしました。
 
いかがでしたでしょうか?
 
セロトニンを増やすメリットの大きさが 伝わりましたでしょうか?
 
セロトニンを増やす方法を実践すれば、 心や体の不調にふりまわされることなく、 自分のやりたいことをスムーズに おこなっていくことができます。
 
人生で自分の力を余すところなく、 思う存分に発揮したいなら、 セロトニンがその大きな手助けとなるでしょう。
 
参考文献
有田秀穂「セロトニン欠乏脳」NHK出版
信夫克紀「セロトニン活性を成功させる三理一体の法則 - うつ病、PTSD、ボタノフォビア諸症状緩和の考察」2014
 
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