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この世界を知り、生きづらさから脱け出す

 

Brain with Soul現象

 


第2回
意志と感情の源泉をさがして

 
生きづらさを抱える人にとって。
 
意志と感情は、
もっとも扱いにくいものかもしれません。
 
自分を苦しめる敵のように、
感じることすらあるでしょう。
 
今回は、
その意志と感情が、
いったいどこからやってくるのか。
 
それを考えてみたいと思います。
 
私にも、あなたにも、
意識があります。
 
意識は、
時には何かをしようと決め、
時には何かを感じます。
 
それは、
 
『決める』
 
という自発的なはたらきと、
 
『感じる』
 
という受動的なはたらきの、
正反対の性質といえるかもしれません。
 
この、
意識の自発的なはたらきの方を、
ここでは、
 
『意志』
 
と呼びましょう。
 
そして
意識が受動的に感じるはたらきを、
ここでは、
 
『感情』
 
と呼ぶことにしたいと思います。
 
私たちは、
この意志と感情の連なりの中で、
毎日を生きています。
 
何かを決め、
何かを感じる。
 
では、この何かを決めたり、
何かを感じる 『基準』 は、
いったいどこにあるのでしょうか?
 
私たちの意志と感情は、
どこからやってくるのでしょう。
 
一つだけ言えることがあります。
 
それは、私が自分自身の体験から
言えること。
 
そして生きづらさを感じる
多くの方々のカウンセリングを
させていただいた経験から言えること。
 
それは、
 
ほとんどの意志と感情の『基準』は
他人から植えつけられたものだ
 
ということです。
 
だから、
私たちは生きづらさを感じてしまう。
 
あなたも、
生きづらさを感じてしまうのです。
 
なぜなら。
 
その『基準』は、
あなたの意識の本質に合わせて
作られた基準ではないのだから。
 
では、そのあなたの意識の本質とは、
いったいどこにあるのでしょうか?
 
それを見つけようとするのは、
自分自身を探すことと言えるかもしれません。
 
世間でよく聞かれる、
 
「本当の自分を見つけたい」
「ありのままの自分を見つけたい」
 
という自分探しというものと、
大差ないのかもしれません。
 
意識の本質。
 
本当の自分。
ありのままの自分。
 
そこに迫るためには、
自分のあらゆる意志と感情を
見つめる必要があります。
 
なぜ、そう考えるのか?
なぜ、そう感じるのか?と。
 
やがて、
あなたは、気がつくはずです。
 
どんな意志や感情も、
毎回同じ所へたどりつくということを。
 
そして、
それ以上さかのぼってはいけないという
畏れのようなものを感じるかもしれません。
  
この先を見てしまうと、
今までの自分では
いられなくなってしまうのではないか。
 
そこには何もないのではないか。
 
本当の自分という『芯』なんて
存在しないのではないか。
 
純粋な自分の意志や感情は存在せずに、
空っぽの意識があるだけではないのか。
 
それこそが、決して見てはいけない、
「ありのままの自分」なのではないか。
 
そんな予感。
 
でも、いずれあなたは、
 
どうしても見てみたい、
生きづらさから脱け出すためには、
どうしても見なければいけない、
 
そう感じるでしょう。
 
そして、
恐る恐るのぞきこんで見る。
 
次第に見えてくる、
意志と感情の中心点。
 
やはり何も見えない。
 
何もない。
 
そう思い、
ハッキリと見据えたそのとき。
 
そこにあるもの。
 
それは、
 
 
『世界』
 
 
です。
 
そこには、
『世界』だけがあるのです。
 
「何も」ないのに、
「すべてが」がある。
 
そんな今まで感じたことのない景色。
 
その『世界』とは。
 
「自分と世界がある」という、
自分が感じる対象としての世界ではありません。
 
また、
「世界の中に自分が含まれている」
という「すべてが一つ」という世界でもありません。
 
あえて言うなら、
 
 
『世界=自分』
 
 
という世界があるのです。
 
この事実には、
生きづらさから脱け出せる
最大の事実が隠されています。
 
それは、
 
『世界=自分』であるなら
世界を調整すれば自分が変えられる
 
ということ。
 
つまり、今まであなたが
『自分』と思っていた側だけではなく、
『世界』と思っていた側を調整すれば、
意志と感情を変えられるということ。
 
今まであなたは、
意志と感情にとらわれて、
自分の考え方を調整することばかりに
気をとられていたかもしれません。
 
しかし、意志と感情を変えたければ、
『世界の側』を調整すればいいのです。
 
自分の考え方とともに、
『世界の側』を調整すれば、
意志と感情は変わるのです。
 
しかし、
『世界の側』と一言にいっても、
それは途方もなく大きなものです。
 
とても簡単に調整できるものではないと
思うかもしれません。
 
しかし実は、
手っ取り早く調整できる
『世界の側』があるのです。
 
それは、
 
自分の体と、身近な環境
 
です。
 
そう。
 
心を変えたければ、
自分の体と身近な環境も同時に変える。
 
つまり、
 
『心理』と『生理』と『物理』
 
という
 
“三理一体”
 
で生き方を変えれば、
意志と感情を変えられるのです。
 
意志と感情の源泉を探して、
たどりついた先に見えるもの。
 
それは、
『世界=自分』という景色。
 
だから世界を変えれば、
自分が変わる。
 
意志と感情が変えられる。
 
なんだか抽象的で、
まだまだ解りにくいお話ですよね。
 
次の章では、例え話を使って、
もっと解りやすく具体的に解説していきたいと思います。
 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 


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