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Brain with Soul現象

 


第19回
意識画素

 
ここまで、『意識』とは、自然史に当てはめて説明するなら、脳内のプロセスが生み出すひとつの現象だとお話ししました。
 
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目や鼻などが
出来事を認知する
   ↓
扁桃体が反応する
前頭前野が思考する
   ↓
意志が決まる
   ↓
ゆらぎが影響を与える
   ↓
意識が生じる
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ごくごくかんたんに示してしまうと、このようなプロセスによって意識が生じているわけです。
 

<参照記事>
意識の生まれたポイントを自然史に当てはめて探求する
意識の正体

 
この一回のプロセスによって、意識を構成する一つの要素が生み出される。
 
この要素を私は『意識画素』と呼んでいます。

「画素」とは、デジカメやプリンターなどの性能を説明するときによく耳にしますよね。
 
画面を構成している、小さな小さな点のことです。
 
その一つひとつの点が「画素」です。
 
その「画素」がたくさん集まって、「一枚の写真」や「一枚の印刷物」という画面ができているわけです。 
 
つまり『意識画素』がたくさん集まることで、「一つの意識」という画面ができあがるというわけです。
 
もちろん意識の場合、音やにおい、感情も入っているので、「画」だけではないのですがイメージしやすい表現として『意識画素』と呼ぶことにさせてください。
 
脳内(心理内)では、この『意識画素』を生み出すプロセスが、大量かつ同時多発的に進んでいます。
 
そして、あなたが目覚めているあいだ、絶え間なくあなたに意識を与えてくれているということになります。
 
ではその『意識画素』によって、どのように「意識の内容」が決められていくのでしょうか?
 
私たちの意識のなかで、ポジティブな感情よりもネガティブな感情が大きかったり、やりたいことよりも義務感ばかりが強いのは、いったいなぜなのでしょうか?
 
次回はその仕組みに迫ってみたいと思います。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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