生きづらさから脱け出す覚悟の決め方

 

安全と安定を求めない覚悟を決める画像

 

人生の原液を飲んで生きる

 

第6回
安全と安定は幻想にすぎない

 
私たちは、
苦しい状況になればなるほど、
安全と安定を求めます。
 
この苦しみが訪れることのない
安全地帯へと脱け出し、
長くつづくその状況の安定を望むのです。
 
しかし。
 
実際は、なかなか確実な
安全と安定が手に入れらずに、
 
危険におびえ、
不安定へのほころびを見つけては、
日々心配をつづけてしまいます。
 
その心配を打ち消すために。
 
さまざまな努力を重ねて、
確実な安全と安定を手に入れようとするのです。
 
だがやはり、
なかなかそれは手に入りません。
 
なぜなら。
 
安全と安定は幻想にすぎないからです。
 
あなたが生まれてから今まで。
 
いったいどれだけの災害や
事件があったでしょうか。
 
いったいこの世界のどこに、
安全と安定があるのでしょうか。
 
高い気温が記録され、
強い寒波が訪れれば、
 
“異常気象”
 
と言われますが、
記録のある70年間の中での
異常に過ぎません。
 
“平年並み”というのは、
たった70年間の平均値です。
 
もともと地球の気候は、
猛烈な変動をくり返しています。
 
つい1万年前には氷河期があり、
しかもくり返し何度もこの地球は、
氷におおわれているのです。
 
今はその谷間の時期に過ぎません。
 
自然ということで言えば、
東日本大震災も、
 
“千年に一度の大地震”
 
であり、想定外だったという
論調が当たり前になっています。
 
でも、
地球は46億年前から存在しています。
 
単純に計算しても、
その中で千年に一度と言えば。
 
すでに、
460万回もおきているのです。
 
いつおきても、
不思議ではない。
 
ちっとも安全ではないし、
安定もしていないのです。
 
規模を小さくして、
身近な出来事で考えても。
 
いくら正社員になったって、
会社自体が倒産する可能性は高い。
 
日本で起業した会社の
3分の2は2年以内に
倒産しているというデータもあります。
 
どんな大企業であっても、
30年つづく会社は多くはありません。
 
100年ともなれば、
世界中でも数えるほどです。
 
正社員になろうとすることが、
本当に安全と安定を
求めることになっているのでしょうか?
 
あなたを、
脅かすつもりはありません。
 
しかし、
私たちが今こうしているのは。
 
たまたま今、安全なだけで、
 たまたまここが、安全なだけ。
 
そして、その状態は、
安定してつづくことはない。
 
確実な安全と安定は幻想なのです。
 
それを求めてしまえば。
 
苦しくなる。
生きづらくなる。
 
もしあなたの身の回りに。
 
安全と安定が
手に入ったと思っている人がいるならば。
 
その人は、
ただ幻想を本物だと、
錯覚しているだけです。
 
あなただけではなく、
誰もがみな、
危険で不安定な人生を送っているのです。
 
私たちは、
幼いころから教えられてきました。
 
いい大学に入り、
いい会社に入り、
安全で安定した生活を手に入れろと。
 
そして、
 
素晴らしいパートナーを見つけ、
子を産み、育て、孫をもうけ、
健やかに寿命をまっとうするように、と。
 
それが、
 
『幸せな当たり前の人生』
 
であり、それを目指せと。
 
しかし、実際はどうでしょうか?
 
この現代の日本の中ですら、
そんな『当たり前の人生』を
手に入れられた人がどれほどいるのでしょうか。
 
さらに、
人類誕生以来から考えれば。
 
そんな、
誰にでも手に入れられるはずの
安全で安定した、
 
『幸せな当たり前の人生』
 
を生きられた人は、
いったい何%いるのでしょうか?
 
実はそれは、
砂浜の中で一粒の砂を
つまみあげるような確率。
 
超好運。
奇跡としか言えない確率なのです。
 
その奇跡を実現することを
当然のことのように
目指せと言われた異常なレース。
 
私たちはその異常なレースに、
知らず知らずのうちに、
参加させられていたのです。
 
そして、その異常さに、
いつまでも気づかずに、
奇跡を求めつづけてしまえば。
 
人生は苦しくなるだけです。
 
確かに、
安全と安定を求めることは、
生命の根源的な意志です。
 
自分にはどうすることもできません。
 
その意志が強すぎれば、
ときに死を選ぶこともあるでしょう。
 
決して奪われることのない、
永遠の安全と安定を手に入れるために。
 
しかし。
 
それとて、
本当に永遠に続くのか。
 
誰にもわからないのです。
 
生ある限り、
危険と不安定は続きます。
 
いつ何がおこるか解らない、
人生は冒険そのものなのです。
 
それが人生の原液です。
 
だから。
 
安全と安定を求めない。
 
今、ここに危険がなく、
その状況が少しでも続いているのなら。
 
それこそを奇跡と感じて、
この時を無駄にしない覚悟が必要なのです。
 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

 
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