トランスパーソナルを学び、役立てる

 

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トランスパーソナルを日常に活かす

 

最終回
「トラパーさん」になろう!

 
トランスパーソナルを日常に活かす方法
 
それは、一言で表現すると、「立ち位置を変える」ということでした。
 
つまり、いつもと同じ場所に立ったまま「ものの見方を変える」ということにとどまらず、さらに一歩進んで、「立っている場所そのもの」を変えてしまい、ものごとをとらえ直してみるということです。
 
たとえば会社の同僚と口論になったとき、同僚の「立ち位置」に立ってみる。
 
そして、同僚の気持ちを思い知る。
 
同僚の立場から見た、自分の言い分や、自分の姿、顔の表情をとらえてみる。
 
きっと、自分という「立ち位置」にいるかぎりは感じられなかった、さまざまな気づきが生じるはずです。
 
これだけでも充分にトランスパーソナルであると、私は考えます。
 
そして、そこからさらに進んで、その口論をながめているオフィスにいる人たち全体の「立ち位置」に立ってみる。
 
いったいどう感じるでしょうか?
 
また、人にかぎらず、「部署」そのものという、より広い「立ち位置」にも立ってみる。
 
さらにそれを広げて「会社」という「立ち位置」にも立ってみる。
 
「日本」や「世界」、「宇宙」という「立ち位置」から自分たちの口論をとらえてみる。
 
ついには、「人類」、「生命」、「心」、「その場の雰囲気」や「体の違和感」の「立ち位置」という「なんだかよくわからない側」にも立って、その口論をとらえてみる。
 
そのように、「立ち位置」を自在に変えてものごとをとらることで、「自分」という限られた狭い「立ち位置」から見ていたときには決して感じられなかった「気づき(アウェアネス)」を得ることが必ずできる。
 
それこそが、トランスパーソナルを日常に活かしている人と言えるでしょう。
 
そして、そのような「立ち位置を自在に変えられる人」のことを、このコラムではわかりやすく、
 
「トラパーさん」
 
と呼ぶことにしたいと思います。
 
このコラムは、まさにその「トラパーさん」を目指すためのコラムです。
 
どんなときも、自分の立場にこり固まらずに、柔軟にあらゆる「立ち位置」からものごとを判断し対処する。
 
そんな人がいたら、とっても素敵だと思いませんか?
 
きっと周囲の人も、厚い信頼を寄せてくるでしょう。
 
かと言って、その「トラパーさん」になることは、そんなに難しいことではありません。
 
自分で「トラパーさんになるぞ」と決めて、日々の問題を、「立ち位置」を変えてとらえようとすればいい。
 
ただそれだけです。
 
トランスパーソナルエリート意識」を持つ人が言うように、真理に目覚めようとしたり、すべての生命を自分と同じように愛しく思おうとしたら、それはなかなか出来ないことかもしれません。
 
でも、目の前にあるものを、「立ち位置」を変えてみようとするだけだったら、今すぐ取り組めますよね。
 
だから、「トラパーさん」になることは、わざわざ時間を使い、高いお金を払って、豪華なお寺にこもったり、樹齢千年の木の下に座りに行ったり、エネルギーのみなぎる石を身につけなくても、今すぐ、ここで、いつでもできることなのです。
 
さあ、あなたも「トラパーさん」になってみませんか?
 
「立ち位置」を自在に変えて、しなやかなにものごとをとらえてみましょう。
 
そのために、まずは、あなたの身近にいるあの人の「立ち位置」に立ってみましょう。
 
すべては、そこからはじまるのですから。
 
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

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