アダルトチルドレン克服方法

 

アダルトチルドレンを本気で克服する方法

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法

 

第12回
親が子育ての非を認められない理由

 
親が、自分の子育ての非を認められない理由。
 
それは、大きく分けて3つあると言えるでしょう。
 
一つ目は、すべてを躾(しつけ)だと信じているという理由です。
 
子を殴ろうが、蹴ろうが、侮辱しようが、嘲笑しようが、抑圧しようが、それらすべてを必要な躾であったと、かたく信じている。
 
というより、それ以前に、躾かどうかと迷う思考回路すら持ち合わせていないのです。
 
なぜなら、多くの場合は、その親自身も同じように育てられてきたから。
 
自分のやってきたことこそが、まさに「子育て」だからです。
 
だから、どうしてもその「立ち位置」からしかものごとを見ることができないため、子育ての非をブチまけられても、まったく何について言っているのか見当がつかないのです。
 
たとえるならば、自分は野球部に入り、何十年も野球をやってきたのに、実はそれはサッカーであり、自分のプレーを突然「オフサイド」や「ハンド」だと言われているようなもの。
 
まさにそれは異次元の会話にしか聴こえないために、「バカを言うな」と、まともに聞く耳すらもてず、鼻で笑ったり、逆ギレするしかなくなってしまうのです。
 
二つ目の理由は、親が自尊心を守るためです。
 
あなたがもし、彫刻家で、二十年間毎日掘りつづけ、やっと完成させたと思ったその作品を、目の前で「なんだこのゴミは」とハンマーで叩き割られたら、いったいどんな思いがするでしょうか?
 
親が、自分の子育てを否定されるというのは、まさにそのような思い。
 
そんな行為を許してしまったら、自分の人生を「全否定」されるようなもの。
 
自分の子育てが失敗であったと言われることに加え、それと同じようなやり方で育てられた自分自身という存在をも否定されてしまうことになるからです。
 
今までの自分の努力、労力はいったい何だったのか、何の意味もなかったのかと、自尊心がガラガラと大きな音をたてて崩れ落ちてしまうでしょう。
 
だから、親はそれを本能的に感じて、子からの非難を激しく拒絶してしまうのです。
 
それを認めてしまったら、まともに生きてはいけないことを、心のどこかで感じているのです。
 
そのために、必死に抵抗する。
 
なかったことにしようとする。
 
笑い話にしようとする。
 
こうして、アダルトチルドレンが意を決して親にすべてをブチまけたとしても、双方ともに耐えがい不快な思いを重ねることになり、親子の溝は、限りなく深まっていってしまうのです。
 
しかし、まれにではありますが、何度かの激突のあと、親が子の苦しみを受け容れ、自分の子育ての非を認めるケースもあります。
 
ただ、このケースでも、ハッピーエンドとはほど遠い結果におちいってしまうことがほとんどです。
 
それはいったいどんな結果なのか?
 
次回は、そのことについてお話ししたいと思います。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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