好きなこと、やりたいことがわからない

 

アダルトチルドレンを本気で克服する方法

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法

 

第16回
好きなこと、やりたいことがわからない

 
従来のアダルトチルドレン克服法には、
 
「好きなこと」
「やりたいこと」
 
をやるようにすすめているものを多く見かけます。
 
たしかに「好きなこと」「やりたいこと」に没頭できれば、その時間はとても充実します。
 
生きづらいという感覚をまぎらわすこともできますよね。
 
自分も思う存分「好きなこと」「やりたいこと」をやってみよう。
 
そう思ったことのある方は多いのではないでしょうか?
 
しかし、アダルトチルドレンの場合、そこで大きな問題が発生します。
 
それは、そもそも「好きなこと」や「やりたいこと」がわからないという問題です。
 
だから、何とかして自分の「好きなこと」「やりたいこと」を見つけたいと探しはじめる。
 
でもやっぱりわからない。
 
見つからなくて焦ってしまう。
 
やがて「見つけたい」が「見つけなきゃ」に変わっていき、だんだんとプレッシャーになってくる。
 
さらに、SNSで「好きなこと」「やりたいこと」を楽しそうにやっている人の姿を見せられることで、「見つけなきゃ」という感覚が日々刺激されてしまう。
 
その上、世間に蔓延している、「大人なら素敵な趣味があって当然」といった論調がプレッシャーに拍車をかけてくる。
 
でもやっぱりわからない、見つからない…。
 
結果として、アダルトチルドレン克服のための行動が、だんだんと自分を追い詰めていくことになってしまうのです。
 
アダルトチルドレンと自覚している方は、とにかく真面目な人が多いので、このような結果になりやすいとも言えるでしょう。
 
アダルトチルドレンは、「好きなこと」や「やりたいこと」が自分でもよくわかりません。
 
それは、自尊心を育てる機会を奪われたために、感情に気づく能力が低くなっているからです。
 
にもかかわらず、「好きなこと」「やりたいこと」を見つけようとすれば、先ほどのような行き詰まりにハマらざるをえなくなるのです。
 
だから、アダルトチルドレンを本気で克服するためには、無理に「好きなこと」「やりたいこと」を見つけようとしないこと。
 
そして、もっと大切なことに目を向けましょう。
 
それは、
 
「打てば響くこと」
 
です。
 
「好き」や「やりたい」という感情ではなく、明確に「反応」があること、「成果」があがることを選んでやっていくということです。
 
人の脳は「反応」や「成果」を得ることによって、「達成感」を得られるようにできています。
 
「達成感」も、自分を没頭させてくれる強い力を持っています。
 
「反応」や「成果」を得られることと言っても、特別なことである必要はありません。
 
筋トレ、掃除、読書、勉強ドリルなどで十分です。
 
一見、よく見かける行動ですが、ひと工夫加えるだけで、「反応」と「成果」をより得ることができます。
 
筋トレなら、必ず毎回同じ角度から写真を撮って、筋肉のつき具合、体のしまり具合が目に見えてわかるようにする。
 
さらに1ヶ月ごとに画像編集ソフトで、「使用前、使用後画像」を作って楽しむ。
 
掃除なら、毎日やらずにあえて少し汚れをためてから一気にスカッと掃除をする。
 
これもスマホで掃除前の写真を撮っておいて、前後の違いを味わう。
 
読書なら、ただ読むだけでなく読み終わった本をあえて部屋のすみに積み上げていく。
 
またタイトルをノートに書き込んでいき、その積み重ねも噛みしめる。
 
ドリルなら小学生の問題から解いて「スラスラ感」や高得点を楽しむ。
 
徐々に分野を広げて、わからない問題がなくなっていく快感を満喫する。
 
「反応」と「成果」を明確に感じられるように簡単な工夫をするのです。
 
このように「打てば響くこと」をつづけていくうちに、苦もなくできることが浮かび上がってきます。
 
また、慣れてくることで、だんだんとレベルアップしてくるものが出てくるでしょう。
 
その時はじめて、「好きなこと」「やりたいこと」について考えればいいのです。
 
アダルトチルドレンを「本気」で克服するためには、「好きなこと」「やりたいこと」を見つけなればいけないという「立ち位置」から離れてみる。
 
まずは「打てば響くこと」をやっていく。
 
「好き」「やりたい」という感情は、その中から自然と見つかっていくのですから。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

 
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