リラックスできない

 

アダルトチルドレンを本気で克服する方法

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法

 

第21回
リラックスできない

 
アダルトチルドレンはリラックスすることが苦手です。
 
仕事中はもちろんのこと、休憩時間もなんだか緊張してしまう。
 
家に帰っても、一人になっても、お風呂に入っても、ベッドに横になても、心からリラックスできないのです。
 
そこでいろいろなリラックス法を試してみるけど、うまくはいきません。
 
なぜなら、そもそもリラックスした状態を体験したことがないから。
 
リラックスを知らないからです。
 
アダルトチルドレンの育った家庭では、いつでも空気がピリピリしていました。
 
いつ誰が怒り出すのか、自分にどんな災難が降りかかってくるのかわからない中で暮らしてきた人もいるでしょう。
 
暗い夜、誰もいない家の中に一人ポツンと置いていかれ、小さな物音にも怯えて過ごした人もいるでしょう。
 
そのような過酷な環境にいれば、リラックスを知ることができなかったのは当然のことです。
 
知らないものは答え合わせができません。
 
だから、いくらリラックス法を試してみても、うまくできているのかすらわからないのです。
 
では、アダルトチルドレンがリラックスを体験するためには、いったいどうしたらいいのでしょうか?
 
それには二つのステップがあります。
 
一つ目のステップは、リラックスへの「こだわり」を捨てること。
 
アダルトチルドレンは、リラックス「しない」のではありません。
 
リラックス「できない」のです。
 
できないものを無理にやろうとすれば、必死にならざるをえません。
 
「どうすればリラックスできるだろうか?」
 
「今リラックスできているだろうか?」
 
「これはリラックスしている状態だろうか?」
 
とリラックスへの「こだわり」が生まれてきます。
 
人間は「こだわり」があるときには、決してリラックスできません。
 
だからリラックスへの「こだわり」を捨てることが必要なのです。
 
とは言えテレビや雑誌は、枕やエステ、旅行の広告の中で、気持ちよさそうなリラックス状態を、毎日これでもかと見せつけてきます。
 
しかも、非現実的なほど極上のリラックスです。
 
これではアダルトチルドレンの「リラックスへのあこがれ」が刺激されてしまうのも仕方のないことです。
 
そんな非現実的な状態をリラックスだと思ってしまっては、「こだわり」が強くなるだけ。
 
リラックスを知るためには、非現実的なリラックスからは距離を置くのが賢明です。
 
リラックスに対する「こだわり」が薄れてきたら、二つ目のステップ。
 
それは「脱力」です。
 
脱力せずにリラックスすることはできません。
 
脱力した状態を知れば、リラックスは自然に訪れます。
 
脱力の先にリラックスがあるのです。
 
ただ、これもリラックスと同様に、脱力した状態がわからないという人が多いはず。
 
まずは脱力を体験する必要があります。
 
いきなりリラックスを体験しようとするよりは、脱力を体験する方が機械的ではるかに簡単です。
 
そこで重要になるのが、自分の「余分な力」について知ることです。
 
脱力と言っても、全身からすべての力を抜いてしまっては起き上がることすらできません。
 
「余分な力」だけ抜けばいい。
 
だから、自分が普段、体のどこにどれだけ「余分な力」を入れているのかをチェックすることがとても大切なのです。
 
カウンセリングでも、リラックスのご相談をよくお受けします。
 
そんなときも、脱力法に取り組み「余分な力」をチェックします。
 
あとは日常生活の中で、その「余分な力」を抜いていく練習をするのです。
 
やがて、ふとしたときに、
 
「ああ、なんだか余分な力が全部抜けていて心地いいなぁ」
 
という状態が訪れて、それがリラックスだと知ることになるのです。
 
アダルトチルドレンがリラックスするためには、まずリラックスへの「こだわり」を捨てる。
 
そしてリラックスより脱力を体験する。
 
リラックスはその先に自然と訪れるのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 


アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法 <目次>

1.アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法
2.なぜ克服したはずの問題をくり返してしまうのか?
3.今までのアダルトチルドレン克服法が取りこぼしてきた盲点とは?
4.扁桃体が敏感だと自覚する
5.「あなたは強い」という事実
6.親を捨てる
7.アダルトチルドレン克服に欠かせない必要なこと
8.恩着せがましい親
9.一生懸命育てたのに!
10.あなたは本当に親不孝者なのか?
11.親にすべてをブチまけようと思う
12.親が子育ての非を認められない理由
13.親への仕返しが止められない
14.アダルトチルドレン克服の優先順位
15.親との対決に必要な覚悟
16.好きなこと、やりたいことがわからない
17.誰もわかってくれない
18.燃え尽き症候群をくり返してしまう
19.親子関係を良好にしたい
20.「してあげた」という親心
21.リラックスできない
22.体を整える
23.つき合う人を変える
24.ナイーブさを捨てる
25.人に批判されるのが怖い
26.自尊心が低い
27.アダルトチルドレンの「克服」とは?
28.感情をうまく表現できない
29.鬼のような親
30.人からの評価が気になる
31.自信よりも必要なもの
32.嘘をついてしまう
33.承認欲求が強い
34.仕事で手を抜けない
35.自己肯定感を高めたい
36.親と同じことをしてしまった
37.なぜ焦ってしまうのか?
38.不登校が許されなかった人
39.今の仕事が向いていない
40.勇敢であるということ
41.人間関係がうまくいかない
42.孤独を磨き上げる
43.努力しても嫌われつづける人
44.いつも自分ばかり残業している
45.快楽と上手につき合おう
46.自分のなかに基準がない
47.面倒くさがりをなおしたい
48.自分に合った働き方を見つけたい
49.他人に興味がもてない
50.自分に興味がもてない
51.人の顔色をうかがってしまう


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