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努力しても嫌われつづける人

 

アダルトチルドレンを本気で克服する方法第43回 努力しても嫌われつづける人

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法

 

第43回
努力しても嫌われつづける人

 
みずからがアダルトチルドレンだと自覚する瞬間。
 
そんな瞬間があります。
 
それは、人間関係が上手に築けないと悩んだとき。
 
そのなかでもとくに、「人に嫌われてしまうこと」に悩んだときにアダルトチルドレンだと自覚する。
 
カウンセリングでご相談をお受けしていても、そんな方が多くいらっしゃいます。
 
しかも、ただ人に嫌われるだけではない。
 
学校や部活、転校先やバイト先や、就職しても転職してもママ友ができても、とにかくどこでも嫌われてしまうのです。
 
もちろん、嫌われていることを黙って放置しているわけではありません。
 
ご本人は、嫌われないようにとことん努力する。
 
しかし努力は報われず、やっぱり嫌われつづけてしまう。
 
どんなに努力しても嫌われつづけてしまうのです。
 
(その詳しい原因については「嫌われてよかった」をご参照ください)
 
そして、アダルトチルドレンはそれを可能にしてしまうある行動を身につけていることがとても多いのです。
 
それは、一撃必殺とも言える、
 
「嫌われる仕草」
 
です。
 
たとえば…、
 
思いどおりの返事が返ってこなかったときに、相手を「ジロッ」と見る。
 
作業中に話しかけられたとき「えっ!?」としかめ面で振り返る。
 
問い詰めるような質問の仕方をする。
 
相手の顔をニヤニヤと見る。
 
他人のミスを見て高笑いをする。
 
などなど…。
 
これらの仕草をすることで、相手をこのうえなく不愉快にさせてしまう。
 
「一発」で嫌われてしまうのです。
 
アダルトチルドレンは、このような「たった一回でアウト」というような、強烈な「嫌われる仕草」を持っている場合がとても多い。
 
しかも、自分ではわからないので日常的に頻繁にその仕草をくり出していることが多いのです。
 
その仕草の威力は絶大。
 
本人の思っている何十倍もの威力を持っていることがほとんどです。
 
では、なぜアダルトチルドレンはそのような「嫌われる仕草」をとってしまうのでしょうか。
 
それは、親から受け継いでしまったからかもしれません。
 
あなたがもし、ご自分で「嫌われる仕草」をとってしまっていると思うのなら。
 
少し思い出してみてください。
 
あなたのご両親は、あなたが思いどおりの返事をしなかったとき、「ジロッ」とにらまなかったでしょうか?
 
親が作業中のときに話しかけると、「えっ!?」としかめ面で振り返らなかったでしょうか?
 
なにかにつけて、あなたを問い詰めるような質問の仕方ばかりしてこなかったでしょうか?
 
あなたの顔を、理由も言わずただニヤニヤと見ていなかったでしょうか?
 
あなたのミスを見つけては、うれしそうに高笑いしていなかったでしょうか?
 
もしも思い当たるのなら。
 
あなたは、親からその「嫌われる仕草」を受け継いでしまった。
 
毎日毎日これでもかと見せつけられて、あなたの身に染みついてしまったのかもしれません。
 
これを改善するのは、並大抵の苦労ではできないでしょう。
 
なぜなら、長い人生のなかで、もはやその仕草は「反応」にまで高められてしまっているからです。
 
あなたの自覚とは関係なく、気づいたらとっている行動になってしまっているのです。
 
だからまずは、自分がどんな「嫌われる仕草」をもっているのか、チェックしてみましょう。
 
そして自分の日常の「反応」を観察してみましょう。
 
それだけでも、「嫌われる仕草」を未然に防ぐことができるようになります。
 
しかし、そのような自覚的な努力も、1時間くらいが限界かもしれません。
 
ましてや仕事に集中していたり、飲み会でお酒が入ってしまえば、あっという間にもとの「嫌われる仕草」が反射的に出てしまうでしょう。
 
一度出たら終わり。
 
なにせ一発で嫌われてしまうのですから、そこまでの努力も水の泡になってしまったと感じ、悲しくなってしまうかもしれません。
 
だから、完璧を目指さない。
 
未然に防ぐ努力をしながらも、そこに全力を集めずに、他の解決策にも労力を分散していきましょう。
 
世の中には「嫌われる仕草」に対して、あまり気にしない人がけっこういるものです。
 
また、同じように「嫌われる仕草」を持っている人同士は、意外と気が合うことが多いもの。
 
そんな「嫌われる仕草」の許容範囲が広い人を見つけていくことも、大切になってくるでしょう。
 
そして、人間関係から上手に距離を置いて、孤独を磨き上げていけばいい
 
わざわざ周囲のすべての人に、全力で気をつかう必要なんてないのですから。
 
あなたが、そんなにも一方的にビクビクしながら生きていかなければならない理由なんてありません。
 
だって、あなたは好きで「嫌われる仕草」を身につけたわけではない。
 
親に頼み込んで身につけたわけではないのです。
 
気づいたら身に染みついていた。
 
あなたの気持ちとは無関係に、勝手に刻み込まれていただけなのですから。
 
ただ、それを周囲の人に説明しても、まさに「そんなこと知ったこっちゃない」と言われるだけ。
 
理解を求めれば破綻するだけです。
 
だから、せめてあなただけは認めてあげましょう。
 
その「嫌われる仕草」を身につけながら、今日まで生きてきた苦労を。
 
重たい鎖を巻きつけられたまま、人間関係の海を必死で泳ぎ抜いてきたあなたの努力を。
 
そして、もうそろそろその海からあがって、のんびり暮らせる陸地を探してあげませんか?
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 


アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法 <目次>

1.アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法
2.なぜ克服したはずの問題をくり返してしまうのか?
3.今までのアダルトチルドレン克服法が取りこぼしてきた盲点とは?
4.扁桃体が敏感だと自覚する
5.「あなたは強い」という事実
6.親を捨てる
7.アダルトチルドレン克服に欠かせない必要なこと
8.恩着せがましい親
9.一生懸命育てたのに!
10.あなたは本当に親不孝者なのか?
11.親にすべてをブチまけようと思う
12.親が子育ての非を認められない理由
13.親への仕返しが止められない
14.アダルトチルドレン克服の優先順位
15.親との対決に必要な覚悟
16.好きなこと、やりたいことがわからない
17.誰もわかってくれない
18.燃え尽き症候群をくり返してしまう
19.親子関係を良好にしたい
20.「してあげた」という親心
21.リラックスできない
22.体を整える
23.つき合う人を変える
24.ナイーブさを捨てる
25.人に批判されるのが怖い
26.自尊心が低い
27.アダルトチルドレンの「克服」とは?
28.感情をうまく表現できない
29.鬼のような親
30.人からの評価が気になる
31.自信よりも必要なもの
32.嘘をついてしまう
33.承認欲求が強い
34.仕事で手を抜けない
35.自己肯定感を高めたい
36.親と同じことをしてしまった
37.なぜ焦ってしまうのか?
38.不登校が許されなかった人
39.今の仕事が向いていない
40.勇敢であるということ
41.人間関係がうまくいかない
42.孤独を磨き上げる
43.努力しても嫌われつづける人
44.いつも自分ばかり残業している
45.快楽と上手につき合おう
46.自分のなかに基準がない
47.面倒くさがりをなおしたい
48.自分に合った働き方を見つけたい
49.他人に興味がもてない
50.自分に興味がもてない
51.人の顔色をうかがってしまう
52.私は変われるでしょうか?
53.どこに行っても同じだぞ!
54.自分がわからない


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