どこに行っても同じだぞ!

 

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法

 

第53回
どこに行っても同じだぞ!

 
アダルトチルドレンだと自覚されている方は、人間関係が苦手です。
 
当然のことながら、職場でもトラブルに見舞われることが多い。
 
そのため、転職をしようと考えている方がたくさんおられます。
 
そこで相談した上司に言われるのが、
 
「どこに行っても同じだぞ!」
 
の一言です。
 
たしかにそう言われると、前の職場でも同じようなトラブルが起きた。
 
だから自分が変わらなければ、いつまでたっても同じことがくり返される…。
 
その意味で上司の言っていることは正しいかもしれません。
 
とはいえ、「どこに行っても同じ」とは、かなり正確さを欠いた言葉ではないでしょうか。
 
本当に「どこに行っても同じ」なら、その上司には明日からイタリアのフィレンツェのパン屋さんで働いてもらうといいでしょう。
 
または、アマゾンのジャングルの奥地で一人で暮らしてもらうのもいいかもしれません。
 
「そんな極端な…」と思いましたでしょうか。
 
でも、それこそが「どこに行っても同じ」という言葉の正確な意味です。
 
そう考えると、「どこに行っても同じ」という表現の方こそ、よっぽど極端なのだということが、あなたにもご理解ただけるのではないでしょうか。
 
上司の言う「どこに行っても」とは、正しくは、
 
「現在、自分たちがいる企業と同じような業種、規模、仕組み、就業規則の企業(日本に限る)の同じような職種に転職したら」
 
という、かなり限定的な条件を指しているに過ぎません。
 
あなたの目の前には、そんな限定的な選択肢しかないわけではありません。
 
無数の選択肢があります。
 
じっさいに、私の主宰する「脱世間起業塾」では、多くの方が、どこにも勤めずに一人で働ける環境をつくることを目指しています。
 
とはいえ、上司に言われたからにかぎらず、ご自分自身でも、
 
「どこに行っても同じだよな…」
 
と感じてしまうことがありますよね。
 
人との距離感がわからない。
 
気がつくと相手を怒らせてしまう。
 
ミスばかりしてしまう。
 
だから職場にいること自体が怖い。
 
この自分が変わらなければ、どこに行っても、どんな職場だって同じだ…と。
 
それは、言葉では言い尽くせないほどの苦しみ。
 
アダルトチルドレンだからこそ味わっている、人とは共有できない生きづらさですよね。
 
ただここでも、もう少し言葉の意味を正確に考えていきましょう。
 
本当に「どこに行っても同じ」なら、転職してもいいはずです。
 
なぜなら「同じ」なのですから。
 
「同じ」なら、なにもリスクはないはずです。
 
だから、本当は「同じ」ではないのかもしれません。
 
あなたは、「同じ」ではないなにかを感じている。
 
だから、いまの職場から離れることを思いとどまっている…。
 
それはいったいなんなのでしょうか?
 
「新しく移る環境」から「今の環境」を引くと、なにが残るのでしょうか。
 
「新しく移る環境」-「今の環境」=?
 
その答えはなんなのでしょうか?
 
それこそがあなたが、転職を思いとどまっている本当の理由かもしれません。
 
今より厳しい上司がいるかもしれない。
 
今より私を認めてくれる人が少ないかもしれない。
 
今より向いていない業務になるかもしれない。
 
今より収入が減って「快適」と「快楽」を失うかもしれない…。
 
引き算の結果、決して「同じ」だと思っていないことがわかってくる。
 
あなたが本当に苦手もの、嫌だと感じているものが見えてくるはずです。
 
カウンセリングでも、よくこのワークに取り組みます。
 
自分を踏みとどまらせているものがわかれば、冷静に対処することもできます。
 
転職の具体的な計画をたてることもできます。
 
脱世間起業」といった、今まで自分の選択肢になかった働き方も目に入ってくるでしょう。
 
この世界に「同じ」場所なんてありません。
 
苦手なこと、嫌いなことを克服するにも限界があります。
 
その現実をしっかりと見つめることで、自分が進んでいく新しい人生の道が見つかるのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 


アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法 <目次>

1.アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法
2.なぜ克服したはずの問題をくり返してしまうのか?
3.今までのアダルトチルドレン克服法が取りこぼしてきた盲点とは?
4.扁桃体が敏感だと自覚する
5.「あなたは強い」という事実
6.親を捨てる
7.アダルトチルドレン克服に欠かせない必要なこと
8.恩着せがましい親
9.一生懸命育てたのに!
10.あなたは本当に親不孝者なのか?
11.親にすべてをブチまけようと思う
12.親が子育ての非を認められない理由
13.親への仕返しが止められない
14.アダルトチルドレン克服の優先順位
15.親との対決に必要な覚悟
16.好きなこと、やりたいことがわからない
17.誰もわかってくれない
18.燃え尽き症候群をくり返してしまう
19.親子関係を良好にしたい
20.「してあげた」という親心
21.リラックスできない
22.体を整える
23.つき合う人を変える
24.ナイーブさを捨てる
25.人に批判されるのが怖い
26.自尊心が低い
27.アダルトチルドレンの「克服」とは?
28.感情をうまく表現できない
29.鬼のような親
30.人からの評価が気になる
31.自信よりも必要なもの
32.嘘をついてしまう
33.承認欲求が強い
34.仕事で手を抜けない
35.自己肯定感を高めたい
36.親と同じことをしてしまった
37.なぜ焦ってしまうのか?
38.不登校が許されなかった人
39.今の仕事が向いていない
40.勇敢であるということ
41.人間関係がうまくいかない
42.孤独を磨き上げる
43.努力しても嫌われつづける人
44.いつも自分ばかり残業している
45.快楽と上手につき合おう
46.自分のなかに基準がない
47.面倒くさがりをなおしたい
48.自分に合った働き方を見つけたい
49.他人に興味がもてない
50.自分に興味がもてない
51.人の顔色をうかがってしまう
52.私は変われるでしょうか?
53.どこに行っても同じだぞ!
54.自分がわからない


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