口が悪くて孤立してしまう

 

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法

 

第59回
口が悪くて孤立してしまう

 

┃口が悪いことだとわかっていても言ってしまう

 
アダルトチルドレンと自覚されている人のなかには「口が悪い人」がいらっしゃいます。
 
相手に失礼と思われるようなことも直接伝える。
 
人との会話のなかで相手のことを茶化す。
 
そのような発言は、口が悪いことだとわかっていても、ついつい口から漏れ出てしまう。
 
そして、周囲の人からも「ズケズケとものを言うキャラ」でとおっているのです。
 
それでワキアイアイと楽しい関係が築ければいいでしょう。
 
しかし、たいていの場合は、さりげなく距離を置かれる。
 
口が悪いので面と向かっては文句を言ってこないが、誰も親しくはしてくれない。
 
自分だけ飲み会に誘われなかったり、話しかけてもらえない。
 
それでも「ズケズケとものを言うキャラ」をやめられない。
 
そしてどんどんと孤立していく。
 
にもかかわらず、ズケズケと言う度合いはエスカレートしていってしまう。
 
いったいなぜなのでしょうか?
 
 

┃なぜ自分だけ孤立してしまうのか?

 
もちろん生まれつきそのような攻撃的で豪胆な性質をもっているのかもしれません。
 
でも、そういうタイプの人は、なぜか口の悪さを特長として認められ、
 
「ハッキリ言ってくれる人」
 
「キツいけど面白い人」
 
として頼りにされていたりします。
 
一方、アダルトチルドレンは孤立していってしまう。
 
なぜなら、その口の悪い言葉の奥に、相手がドロドロしたものを感じてしまうからです。
 
では、アダルトチルドレンの口の悪い言葉の奥には、いったいなにがあるのでしょうか?
 
まず第一に考えられるのは、怒りや恨みです。
 
アダルトチルドレンの親は、子供に対して口が悪い人が多い。
 
なかには、家の外では誰とでもうまくやっていて、子供に対してだけ口悪く接している親もいます。
 
子供の人格を無視して、無神経にズケズケと嫌がることを指摘してくる。
 
思春期の子に向かって、容姿の特徴を見つけては茶化す。
 
ときには人格そのものをストレートに否定してくる。
 
親だけでなく、兄弟姉妹もそれに加わり、寝ても覚めても口が悪い言葉に囲まれる。
 
その結果残るものは、怒りや恨み。
 
そして、口が悪い言葉そのものです。
 
だから、アダルトチルドレンの発する口が悪い言葉の奥には怒りや恨みがある。
 
ただ攻撃的で豪胆な人とは違い、言葉の奥に激しい感情が見え隠れするため、周囲の人は笑って受け流せないのです。
 
 

┃口の悪い言葉の裏側にあるもの

 
そして、アダルトチルドレンの口が悪い言葉の裏側には、もう一つの強い思いが隠れています。
 
それは「受け入れてもらいたい」という思いです。
 
人目も気にせずズケズケと言うキャラだと思われているけど、その裏側には、「そんな自分」を許してくれる人を探している思いがある。
 
だからあえてあえてズケズケともの言い、無自覚のうちに相手を試している。
 
そんなひどいことを言う自分ですら受け入れてくれる人を求めている。
 
ひどいことを言わなければ、相手が本気で自分を受けれいてくれているか判断できない。
 
受け入れてもらいたいからこそ口が悪くなる。
 
受け入れてもらいたければもらいたいほど、どんどん口が悪くなっていく。
 
少し受け入れてくれる人がいたとしても、満足できない。
 
さらに受け入れてもらいたくて、どんどんと口が悪くなっていく。
 
まるで、どこまで許してくれる人なのか試すように。
 
そのうち、受け入れてもらいたい思いは常に最高レベルを保つようになり、はじめて会った人にすらズケズケとものを言うようになる。
 
こうして、アダルトチルドレンの口の悪さはエスカレートしていき、孤立していってしまうのです。
 
ではいったいどうしたらいいのでしょうか?
 
 

┃口の悪い言葉が消えていく方法

 
まずは目の前の苦しみである「口が悪い言葉を発してしまう」という問題に、しっかり対処しましょう。
 
失言が多いので減らしたい」でご紹介したケースと同じように、気がつけば口が悪い言葉が出てしまうのですから、「減らそう」とか「無くそう」とするのではなく、
 
「しゃべらない」
 
と決めてしまうことです。
 
この一点に集中する。
 
アダルトチルドレンの受け入れてもらいたいという切ない思うは強烈です。
 
「減らそう」とか「無くそう」というサジ加減でなんとかなる相手ではありません。
 
だからまずは「しゃべらない」と決めてみる。
 
そのうえで、自分で自分を受け入れていく。
 
誰かに受けれてもらうのではなく、まず自分が自分を受けれいていく。
 
カウンセリングでもよくこのワークに取り組みます。
 
自分のために、口汚い言葉をつかってまで信用できる人を探そうとしてくれた自分。
 
孤立してまで「受け入れてもらいたい」という自分の願いをかなえようとしてくれた自分。
 
まさに捨て身で自分が自分のために頑張ってきてくれたことに気づけたとき。
 
あなたの心にほんの少しの安らぎが訪れて、口が悪い言葉は少しずつ消えていくはずです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 


アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法 <目次>

1.アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法
2.なぜ克服したはずの問題をくり返してしまうのか?
3.今までのアダルトチルドレン克服法が取りこぼしてきた盲点とは?
4.扁桃体が敏感だと自覚する
5.「あなたは強い」という事実
6.親を捨てる
7.アダルトチルドレン克服に欠かせない必要なこと
8.恩着せがましい親
9.一生懸命育てたのに!
10.あなたは本当に親不孝者なのか?
11.親にすべてをブチまけようと思う
12.親が子育ての非を認められない理由
13.親への仕返しが止められない
14.アダルトチルドレン克服の優先順位
15.親との対決に必要な覚悟
16.好きなこと、やりたいことがわからない
17.誰もわかってくれない
18.燃え尽き症候群をくり返してしまう
19.親子関係を良好にしたい
20.「してあげた」という親心
21.リラックスできない
22.体を整える
23.つき合う人を変える
24.ナイーブさを捨てる
25.人に批判されるのが怖い
26.自尊心が低い
27.アダルトチルドレンの「克服」とは?
28.感情をうまく表現できない
29.鬼のような親
30.人からの評価が気になる
31.自信よりも必要なもの
32.嘘をついてしまう
33.承認欲求が強い
34.仕事で手を抜けない
35.自己肯定感を高めたい
36.親と同じことをしてしまった
37.なぜ焦ってしまうのか?
38.不登校が許されなかった人
39.今の仕事が向いていない
40.勇敢であるということ
41.人間関係がうまくいかない
42.孤独を磨き上げる
43.努力しても嫌われつづける人
44.いつも自分ばかり残業している
45.快楽と上手につき合おう
46.自分のなかに基準がない
47.面倒くさがりをなおしたい
48.自分に合った働き方を見つけたい
49.他人に興味がもてない
50.自分に興味がもてない
51.人の顔色をうかがってしまう
52.私は変われるでしょうか?
53.どこに行っても同じだぞ!
54.自分がわからない
55.やる前から「無理」「できない」とあきらめてしまう
56.職場の人間関係がつらい
57.自分で自分をしばりつけてしまう人
58.不自由を感じてしまう原因
59.口が悪くて孤立してしまう
60.親のせいにするのは自分の甘えなのか?
61.嫌味ったらしい言い方をしてしまう
62.明るく楽しく振るまえなくなった


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