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更新日:2022年1月29日

「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?

 

「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?

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脱世間起業への道

 

第4回
「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?

 

┃「バリバリ稼ぐ」ことに抵抗がある・・・

 
抵抗を感じている女性

 
世間には「バリバリ稼ぐ」ための情報があふれかえっています。
 
たしかに、お金があればいろいろなことができ、人間関係ともオサラバできる。
  
そこで・・・。
 
「バリバリ稼ごう!」と一大決心をする人がいます。
 
たくさんお客さんを集めて、たくさん売ろうとする。
 
きわどいセールスコピーを駆使して「バリバリ稼ごう」とする。
 
しかし、次のような抵抗感が浮かんでくるのです。
 
「こんなことまでして稼ぎたいのかな・・・」
 
「なんかお客さんを騙しているような気がするな・・・」
 
そして「バリバリ稼ぐ」ことにストップがかかってしまうのです。
 
あなたもご経験がありますか?
 
どうしても「バリバリ稼ぐ」ことに没頭できず、楽しめず、本当にこれでいいのかなと「葛藤」してしまうのです。
 
 

┃迷いなくバリバリ稼げる人の特徴

 
バリバリ稼ぐ男性

 
私はビジネスマン時代に、数多くの「バリバリ稼ぐ」タイプの人と密接にお会いしてきました。
 
「バリバリ稼ぐ」ことに没頭できる人は「ありきたりの欲求」に忠実な人が多いです。
 
つまり、いい家に住み、おいしいものを食べ、かっこいい車に乗り、素敵な異性とつき合い、たくさんの国に旅行するといったありきたりの欲求がとても強いのです。
 
そしてその欲求を満たすことを純粋に楽しめる。
 
だから「きわどいセールストーク」や「きわどいキャッチコピー」を使うことに抵抗感が少ない。
 
もし抵抗感があっても、
 
「これがお客様のためになる!」
 
「お金はエネルギー!」
 
といった都合のよいセオリーで、ありきたりの欲求を満たすことをあっさりと肯定することができる。
 
つまり「葛藤」しないのです。
 
しかし、あなたは違うでしょう。
 
しっかり「葛藤」してしまう。
 
あなたのように「葛藤」する人は、どうしても「バリバリ稼ぐ」ことに疑問をもってしまいます。
 
都合よく「思考停止」ができないのです。
 
そこで「静かに暮らす」という別の生き方を目指すことになるのです。
 
あくせく働いて「バリバリ稼ぐ」よりも「静かに暮らす」方が向いている。
 
そうして「静かに暮らす」ことをすすめる本やネットの情報を入手しはじめるのです。
 
 

┃「静かに暮らす」ことへの違和感

 
スマホを見て落ち込む女性

 
世間には「静かに暮らす」ための情報もあふれかえっています。
 
そこには、心豊かで魅力的な生き方が描かれています。
 
そんな「静かに暮らす」ための情報を見て、
 
「贅沢なんて必要ないよね!」
 
「お金よりも大事なものがあるよね!」
 
と、のんびり暮らすことを優先してみるのです。
 
玄米食やミニマリズムといった、できるだけ質素な暮らしにもチャレンジしてみる。
 
スローライフを目指して、移住も視野に入れてみる。
 
しかし、ふと目にしたメディアに映るのは、新しいレジャースポットやおいしい食べもののオンパレード。
 
スマホを開けば、SNSから次々に発信されてくる、楽しそうにはしゃぎ仕事の充実ぶりを語る友人たちの姿。
 
なんだかムズムズしてくる。
 
つい触発されてしまう。
 
そして「静かに暮らす」のは、本当はバリバリ稼ぎたいのにできない負け惜しみのように思えてくる。
 
たんなる「ヤセ我慢」のような気がしてくる。
 
そのためか、バリバリ稼いでいる人をねたみ、ひがみ、やたらと悪く言ってしまうこともある。
 
「静かに暮らす」つもりが、心はざわめき、結局「この生き方も違うか・・・」とあきらめてしまう。
 
そうしてまた「バリバリ稼ぐ」暮らしに戻っていく。
 
苦しい人間関係にまみれ、忙しい日々にまみれていく。
 
結果として「バリバリ稼ぐ」ことも「静かに暮らす」こともできない自分に嫌気がさしくる。
 
やがてどう生きればよいかわからず、途方に暮れてしまうのです。
 
じつは、そんな人が、ご相談者様のなかにとても増えています。
 
 

┃「稼げるけれどあえて止める」という新しい生き方

 
新しい生き方をする女性

 
「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か。
 
今までの日本には、この二種類のロールモデルしかありませんでした。
 
そのために、この「両極」のはざまで苦しんでしまう人がたくさんいたのです。
 
どちらの生き方も向いていない、どうしようと。
 
これからは「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」かという二択を超えていくことが大切です。
 
ハッキリ言ってどちらの生き方も、もう「古い」のです。
 
今は、この「両極」を包み込んで成熟させた「新しい道」を選ぶことができます。
 
その「新しい道」とは、いったいどんな生き方でしょう。
 
どうすれば「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」かという二択から脱け出すことができるのでしょうか?
 
それは「稼げるけれどあえて止める」という生き方を選ぶこと。
 
そして今、そういう生き方が実現できる時代になっているのです。
 
つまり、稼げないわけではない。
 
じっさいに稼いでいる。
 
それを、あえて自分の意志で止める。
 
そんな生き方です。
 
稼げるからといってどこまでも稼ごうとしない。
 
かといって、稼げないからヤセ我慢して静かに暮らすわけでもない。
 
「稼げるけれどあえて止める」のです。
 
それは、いざとなればもっと稼げるという心の余裕に包まれた、負け惜しみや我慢とは無縁の人生。
 
まさに「心地よい人生」だと言えるでしょう。
 
 

┃私もずっと行ったり来たりしていました

 
分かれ道の画像

 
今私は、「稼げるけれどあえて止める」という人生を実現しています。
 
そんな私も、以前はずっと悩んでいたのです。
 
私は、サラリーマン時代に「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」かを行ったり来たりしていました。
 
じつは起業後も、しばらくはそのあいだを行ったり来たりしていました。
 
とくに起業後は、お客様がどんどん増えてきたころに、
 
「こんなきわどいキャッチコピーにしたらもっと稼げるだろう」
 
「思考停止して流行りのサービスに同調すればどんどん儲かるだろう」
 
というタイミングが、なんどもありました。
 
でも私は「バリバリ稼ぐ方法」を実行できませんでした。
 
やっぱり「葛藤」が解消できなかったのです。
 
そこまでして儲ける必要なんてないだろう。
 
生活できているんだから、と。
 
私はタワー型マンションに住みたくないし、高級車が欲しいと思えません。
 
高級レストランや海外旅行のためにも頑張れない。
 
つまり、贅沢のためには頑張れないのです。
 
ただ「時間の自由」が欲しい。
 
そしてなによりも、人間関係にわずらわされたくない。
 
それさえ叶うなら、多少の不便は我慢とも思いません。
 
だから、静かに暮らそうとしました。
 
ほぼ寝たきりの状況に追い込まれ、このまま世間の片隅で朽ち果てるように死んでいこうとも思いました。
 
しかし「静かに暮らす」こともできなかった。
 
他人の成功や楽しさそうな状況を目にすると、心の傷がうずくのです。
 
苦しんできたぶん、俺だって報われたい・・・と。
 
その悶絶するような苦悩のなかで、自然とたどり着いた場所。
 
それが「稼げるけれどあえて止める」という生き方だったのです。
 
 

┃「稼げるけれどあえて止める」を実現する方法

 
自分の本質に気づいた女性

 
稼げるけれどあえて止めるためには、「自分の本質」に気づく必要があります。
 
「自分の本質」が新しい生き方へと、あなたを導いてくれます。
 
「自分の本質」を基準に考えることで、他の人の生き方に惑わされなくなっていくのです。
 
そして「自分の本質」を知るためには、自分の「役割」を見出すことです。
 
あなたがこの世界で果たせる「役割」を探すなかで、「自分の本質」に出会うことができるのです。
 
参照記事
苦しみの活かし方
役割とはなにかついて詳しく解説しています。

 
あなたは思考停止が苦手で、どうしても「事実」が見えてしまう人です。
 
だから、わかりやすい贅沢や安易な自己洗脳で自分をだますことができない。
 
「稼ごうよ!」
 
「お金はエネルギーなんだから」
 
と言われても、自分の嘘を無理やり正当化しているように思えてしまう。
 
一方、
 
「稼げなくてもいいじゃない」
 
「静かに暮らそうよ」
 
という人の本を読んでも、ではこのベストセラー本の印税はなにに使っているんだと思えてしまう。
 
そして、多くの人がだいぶ前から、そのことに気づきはじめているのです。
 
だからこれからの時代は「稼げるけれどあえて止める」という新しいモデルが求められていく。
 
「バリバリ稼ぐ」のでもなく、稼げないから「静かに暮らす」のでもない。
 
稼げるけれども、「自分の本質」に合わせてあえて必要なものだけで暮らす。
 
贅沢やスローライフではなく、「役割」を果たすことで実存を充実させていく。
 
そんな経済的にも精神的にも自立した生き方。
 
私の提案している「脱世間起業」は、まさにそれを実現するための方法です。
 
稼げるけれどあえて止めるビジネススタイル。
 
じっさいに私自身、そのビジネススタイルを実践し、充分に心地よく、家族とともに豊かで幸せに暮らしていくことができています。
 
そして、2022年2月下旬。
 
「稼げるけれどあえて止める」を実現するためのプログラムを発表いたします。
 
あなたが「役割」を見出し「自分の本質」に気づき「脱世間起業」を果たせるプログラムです。
 
詳細は、メルマガでお伝えしていきます。
 
ぜひ、楽しみにお待ちくださいね。
 
「バリバリ稼ぐ」のは、ありきたりの欲求が強い人に任せておけばいい。
 
そして「静かに暮らす」という情報に踊らされすぎない。
 
「稼げるけれどあえて止める」という成熟した生き方が、今あなたの目の前に広がっているのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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脱世間起業への道 <目次>

1.正社員になることは本当に「安定」なのか?
2.「起業しないリスク」が急激に高まっている
3.会社勤めはもう限界、でも起業も無理…
4.「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?
5.早めに起業に踏み出す絶大なメリットとは?
6.起業したいけど「やりたいこと」が見つからない
7.まずは「自分のため」に起業しよう
8.起業が成功するたった一つの条件
9.起業のための「最低限のやる気」を出す方法
10.「仕事が楽しくない」を解決する方法
11.なかなか起業に踏み切れない本当の原因とは?
12.起業の失敗で負うダメージが怖いとき
13.ビジネス本を読んでも稼げない理由
14.起業したいけどビジネスに興味がもてない
15.起業したいけどクレームが恐い
16.起業しても本当に食べていけるだろうか・・・
17.準備不足で起業すると「人生の財産」が手に入る
18.なぜ今が起業の絶好のタイミングなのか?
19.なぜ理由もなく「起業は怖い」と感じてしまうのか?
20.「会社員」と「起業」どっちがお得?
21.情報発信したいけどネタも自信もないとき
22.脱世間起業すると自分の「正解」が迷いなく見える
23.積極的な売込みが苦手な人のための4つのWEBマーケティングテクニック!
24.生きづらい人が起業の「やる気」を維持する方法
25.批判を避けて「ナマ温かい場」で起業しよう!
26.起業でボロボロになる生きづらい人たち、その原因とは?
27.起業の壁「私より詳しい人がいる」の解決法
28.生きづらい人は「40代向けサービス」で起業しよう
29.生きづらい人が避けた方がいい起業テクニック「巨人の肩に乗れ!」
30.まだ「お金」のために起業してるの?
31.情報発信「書くネタがない」の根本的な解決法
 


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