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更新日:2020年3月8日

「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?

 

「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?

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脱世間起業への道

 

第4回
「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?

 

┃「バリバリ稼ぐ」ことへの違和感

 
世間には「バリバリ稼ぐ」ための情報があふれかえっています。
 
もちろん、それ自体は悪いことではないですよね。
 
たしかに、お金があったらいろんなことができるのも事実です。
 
苦手な人間関係ともオサラバしやすいでしょう。
 
そこで「バリバリ稼ごう」と一大決心をする方がおられます。
 
会社で営業成績を上げようとしたり、起業してたくさんのお客さんを集めようとする。
 
セミナーや本で学んだ、きわどいセールストークやキャッチコピーを駆使して「バリバリ稼ごう」とする。
 
しかしそのとき、多くの方は次のような違和感が頭に浮かんでくるのです。
 
「なんかお客さんを騙しているような気がするな・・・」
 
「こんなことまでして稼ぎたいのかな・・・」
 
そして「バリバリ稼ぐ」ことにストップがかかってしまうのです。
 
私はビジネスマン時代に、数多くの「バリバリ稼ぐ」タイプの人と密接にお会いしてきました。
 
結局のところ「ちょっと儲けすぎじゃない」と思うようなビジネスをしている人は、ありきたりの欲求に忠実な人が多いんですよね。
 
いい家に住み、おいしいものを食べ、かっこいい車に乗り、素敵な異性とつき合い、たくさんの国に旅行するといったありきたりの欲求。
 
それがとても強いのです。
 
そしてその欲求を満たすことを純粋に楽しめる。
 
だから「きわどいセールストーク」や「きわどいキャッチコピー」を使うことに抵抗感が少ない。
 
もし抵抗感があっても、
 
「結局はこれがお客様のためになる!」
 
「お金はエネルギー!」
 
といった、自分にとって都合のよいキレイゴトを採用し、ありきたりの欲求を満たすことをあっさりと肯定することができるのです。
 
つまり「葛藤」しない。
 
しっかり「葛藤」する人は、どうしても「バリバリ稼ぐ」ことに疑問をもってしまいます。
 
思考停止ができない。
 
つまり、当然のように存在する「こんなことまでして稼ぎたいのか?」という矛盾を無視できない。
 
そこで「静かに暮らす」という道を目指すことになるのです。
 
 

┃「静かに暮らす」ことへの違和感

 
あくせく働いて「バリバリ稼ぐ」よりも「静かに暮らす」方が向いている。
 
そう思った人が「静かに暮らす」ことを目指しはじめます。
 
「静かに暮らす」ことをすすめる本やネットの情報を読みまくる。
 
そして、
 
「贅沢なんて必要ないよね!」
 
「お金よりも大事なものがあるよね!」
 
と、のんびり暮らすことを優先してみるのです。
 
いわゆるスローライフです。
 
すると、ふと目にしたテレビに映るのは、新しい遊び場やおいしい食べもののオンパレード。
 
スマホを眺めれば、SNSから次々に発信されてくる、楽しそうにはしゃいだり仕事の充実ぶりを語る友人たちの姿。
 
つい、ムズムズと触発されてしまう。
 
そして、今のように自分が「静かに暮らす」ことになったのは、本当はバリバリ稼いで楽しくはしゃぎたいのに、それができずに負けて引き下がっただけだと思えてくる。
 
たんなる「ヤセ我慢」のような気がしてくる。
 
そのためか、バリバリ稼いでいる人をねたみ、ひがみ、やたらと悪く言ってしまうこともある。
 
「静かに暮らす」つもりが、心はざわめき、結局「この生き方も違うか・・・」と途方に暮れてしまうのです。
 
そうしてまた、「バリバリ稼ぐ」暮らしに戻っていくのです。
 
 

┃どちらもうまくいかない人のための「新しい道」

 
「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か。
 
今までの日本には、この二種類のロールモデルしかありませんでした。
 
そのために、この「両極」のはざまで苦しんでしまう人がたくさんいたのです。
 
どちらの生き方も向いていない、どうしようと。
 
これからはこの「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」かという二項対立を超えていくことが大切です。
 
ハッキリ言ってどちらのロールモデルも、もう「古い」のです。
 
今は、この「両極」を包み込んで成熟させた「新しい道」を選ぶことができます。
 
その「新しい道」とは、いったいどんな生き方か?
 
どんな生き方をすれば、「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」かという二択から脱け出すことができるのか?
 
それは「稼げるけれどあえて止める」という生き方。
 
そして今、そういう生き方が実現できる時代になっているのです。
 
つまり、稼げないわけではない。
 
じっさいに稼いでいる。
 
それを、あえて自分の意志で止める。
 
そんな生き方です。
 
稼げるからといってどこまでも稼ごうとしない。
 
かといって、稼げないからヤセ我慢して静かに暮らすわけでもない。
 
「稼げるけれどあえて止める」のです。
 
そこには、いざとなればもっと稼げるという心の余裕もあるし、ねたみやひがみからは無縁になる。
 
まさに「心地よい人生」を送ることができるのです。
 
 

┃「稼げるけれどあえて止める」という成熟したビジネススタイル

 
じつはそんな私もビジネスマン時代に、「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」かを行ったり来たりしていました。
 
起業後も、しばらくはそのあいだを行ったり来たりしていました。
 
とくに起業後は、お客様がどんどん増えてきたころに、
 
「こんなきわどいキャッチコピーにしたらもっと稼げるだろう」
 
「思考停止して流行りのサービスに同調すればどんどん儲かるだろう」
 
というタイミングが、なんどもありました。
 
でも、実行しませんでした。
 
やっぱり矛盾が解消できなかったのです。
 
そこまでして儲ける必要なんてないだろう、生活できているんだからと。
 
たまたまですが、私はタワー型マンションにも住みたくもないし、高級車が欲しいとも思わない人間です。
 
高級レストランや海外旅行のためには頑張れないのです。
 
ただ、なによりも「時間の自由」が欲しい。
 
それさえあれば、多少の不便は我慢とも思いません。
 
あえてくり返しますが、今までの日本では、わかりやすく言うと、
 
「稼いでタワー型マンションに住もう」
 
というロールモデルと、
 
「質素でいいから穏やかに暮らそう」
 
というロールモデルの、極端な二つのモデルしかありませんでした。
 
しかし、どちらも説得力に欠けている。
 
「稼ごうよ、お金はエネルギーなんだから」と言われても、人を喰いものにしているのを無理やり正当化しているように聴こえてしまう。
 
一方「稼げなくてもいいじゃない、静かに暮らそうよ」という人の本を読んでも、ではベストセラーになったその本の印税はなにに使っているんだと思えてしまう。
 
そしてだいぶ前から、みんなそのことに気づきはじめているのです。
 
だからこれからの時代は「稼げるけれどあえて止める」という新しいモデルが求められていく。
 
「バリバリ稼ぐ」のでもなく、稼げないから「静かに暮らす」のでもない。
 
稼げるけれども、自分の本質に合わせてあえて必要なものだけで暮らす。
 
そんな精神的にも経済的にも自立した生き方。
 
私の提案している「脱世間起業」は、まさにそれを実現するための新しい起業のしかたです。
 
稼げるけれどあえて止めるビジネススタイル。
 
じっさいに私自身、そのビジネススタイルを実践し、充分に心地よく、家族とともに豊かで幸せに暮らしていくことができています。
 
「バリバリ稼ぐ」のは、ありきたりの欲求が強い人に任せておけばいい。
 
そして「静かに暮らす」という情報に踊らされすぎない。
 
「稼げるけれどあえて止める」という成熟した生き方が、今あなたの目の前に広がっているのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

 
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