TOP | コラム一覧 | 脱世間起業への道 | 起業の失敗で負うダメージが怖いとき


更新日:2020年9月10日

起業の失敗で負うダメージが怖いとき

 

起業の失敗で負うダメージが怖いとき

LinkIcon目次はコチラ  
 

脱世間起業への道

 

第12回
起業の失敗で負うダメージが怖いとき

 

┃失敗を想像して起業に踏み切れない

 
起業を思いとどまる理由として多いのが「失敗」が怖いというもの。
 
とくにそのときに受ける「ダメージ」を想像して、起業に踏み切れなくなる方は本当に多いです。
 
もちろん、私もそうでした。
 
もしかすると、あなたもそのお一人かもしれません。
 
たしかに、起業の失敗は怖いですよね。
 
そのときに受ける、金銭的なダメージ、肉体的なダメージ、心理的なダメージが怖い・・・。
 
そんなダメージは誰もが避けたくなるものです。
 
ただ、脱世間起業では「負えるリスクの範囲で起業する」のが鉄則です。
 
だから、「ダメージ」をかぎりなくゼロに近づけることもできます。
 
そして、そのような低ダメージの起業をしても、ちゃんと利益をあげられる時代になっている。
 
なぜなら社会には、そのためのスマホやプラットフォームをはじめとする環境もノウハウも、すでにそろっているからです。
 
しかも、それらを誰もが安くかんたんに使えるようになっています。
 
私たちは、本当にラッキーな時代に生きていると思います。
 
ただ、それらのことがわかっていても・・・。
 
やっぱり失敗で受けるダメージが怖い。
 
どうしても起業を思いとどまってしまう人が多いのです。
 
 

┃じつは「会社勤め」の方がダメージを負っていないか?

 
ここで、あなたに冷静に考えていただきたいことがあります。
 
それは、あなたは今「ダメージ」を受けていないのか、ということ。
 
つまり、今の職場にいて、あなたは「ダメージ」を受けていないのかということです。
 
嫌味を言う上司、マウントを取ろうとする同僚、生意気な部下、クレームをつけてくる顧客。
 
まさに「ダメージ」を受けているのではないでしょうか。
 
さらに、仕事のリモート化によって「成果主義」が強まるなか。
 
減給や降格、リストラという大きな「ダメージ」が手ぐすね引いて待っています。
 
つまり、失敗したときに待っている「ダメージ」が大きくなっているということです。
 
だから失敗しないように、神経をすり減らし疲れ果ててしまう。
 
それでも休むことは「成果」に響くから決して許されない・・・。
 
そして今日も、目覚まし時計にたたき起こされて、朝から「ダメージ」を負ってしまう・・・。
 
毎日のことだから慣れてしまっていただけで、しっかり今も「ダメージ」が積み重なっている。
 
だからこそあなたは今、脱世間起業に興味をもっていらっしゃるのではないでしょうか?
 
 

┃会社勤めのダメージでほぼ寝たきりになった私

 
そんなえらそうなことを言っている私も、以前は会社勤めをしていました。
 
そして、起業したあとの失敗を怖れて、会社を辞められずにいました。
 
しかし、のちに脱世間起業をして振り返ってみると、ある重要な「事実」に気づきました。
 
それは「脱世間起業の失敗で負うダメージ」よりも、「会社勤めをつづけることで負うダメージ」の方が、くらべものにならないほど大きかったという「事実」です。
 
日々、ひたすら時間と体の自由を組織に奪われたあげく、苦手な人間関係にまみれて仕事をしなければならない。
 
私は、そんな会社勤めにしがみついていたことで、たいへん深いダメージを負いました。
 
なんども重度のうつ病になり、住むところを失い、借金を負い、ほぼ寝たきりにまでなってしまいました。
 
それにくらべたら、脱世間起業したあとの失敗など失敗とすら感じません。
 
当然うまくいかなかった事業もありますが、「負えるリスクの範囲」で取り組んでいたので「ダメージ」はほとんどありませんでした。
 
にもかかわらず、脱世間起業をする前はそれを怖れていた。
 
今受けている膨大な「ダメージ」よりも、未来のわずかな「ダメージ」を恐れていたのです。
 
今思うと、なぜなのか不思議でしかたありません。
 
 

┃ダメージに耐える理由が見出せるか?

 
しかも脱世間起業は、自分が失敗したぶんだけ自分が「ダメージ」を負えば済みます。
 
自分が招いたダメージですから、納得もできます。
 
つまり、耐える理由がかんたんに見出せます。
 
しかし、会社勤めをしていると、他の誰かの失敗からも「ダメージ」を受けます。
 
仕事もせず偉そうに座っているだけの上司のメンツを保つために「ダメージ」を負わなければなりません。
 
ネチネチ絡んでくる同僚のために「ダメージ」を負わなければなりません。
 
わがままだけは一人前の部下のために「ダメージ」を負わなければなりません。
 
そのために体に無理をして、心にストレスをかけ、あげくに給料を下げられることもあります。
 
そこに果たして、耐えつづけるだけの理由が見出せるのか・・・。
 
ぜひ「真剣」に考えてみてください。
 
他人がもたらした大きな「ダメージ」を負って生きるのか?
 
それとも、自分のための小さな「ダメージ」だけを負って生きるのか?
 
あなたならどちらを選びますか?
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

関連するコンテンツ

会社勤めはもう限界、でも起業も無理…
「起業しないリスク」が急激に高まってる
 

もしこの記事があなたのお役に立てたのなら、
ぜひ他の方にも教えてあげてください。
Adic Salon入会受付中!生きづらさをチカラに変える!
 
 

脱世間起業への道 <目次>

1.正社員になることは本当に「安定」なのか?
2.「起業しないリスク」が急激に高まっている
3.会社勤めはもう限界、でも起業も無理…
4.「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?
5.早めに起業に踏み出す絶大なメリットとは?
6.起業したいけど「やりたいこと」が見つからない
7.まずは「自分のため」に起業しよう
8.起業が成功するたった一つの条件
9.起業のための「最低限のやる気」を出す方法
10.「仕事が楽しくない」を解決する方法
11.なかなか起業に踏み切れない本当の原因とは?
12.起業の失敗で負うダメージが怖いとき
13.ビジネス本を読んでも稼げない理由
14.起業したいけどビジネスに興味がもてない
15.起業したいけどクレームが恐い
16.起業しても本当に食べていけるだろうか・・・
17.準備不足で起業すると「人生の財産」が手に入る
18.なぜ今が起業の絶好のタイミングなのか?
19.なぜ理由もなく「起業は怖い」と感じてしまうのか?
20.「会社員」と「起業」どっちがお得?
21.情報発信したいけどネタも自信もないとき
22.脱世間起業すると自分の「正解」が迷いなく見える
23.積極的な売込みが苦手な人のための4つのWEBマーケティングテクニック!
24.生きづらい人が起業の「やる気」を維持する方法
25.批判を避けて「ナマ温かい場」で起業しよう!
26.起業でボロボロになる生きづらい人たち、その原因とは?
27.起業の壁「私より詳しい人がいる」の解決法
28.生きづらい人は「40代向けサービス」で起業しよう
29.生きづらい人が避けた方がいい起業テクニック「巨人の肩に乗れ!」
30.まだ「お金」のために起業してるの?
31.情報発信「書くネタがない」の根本的な解決法
 


おかげ様でコラム数500本突破!

読むと心が強くなるコラム

「読むだけで生きる勇気が湧いてくる」と大好評をいただいている、しのぶかつのり(信夫克紀)の連載コラムです。
もちろん<無料>でお読みいただけます。