更新日:2021年6月7日

アダルトチルドレンを直したい私が息子とどう向き合うか〜水たまり編

 

アダルトチルドレンを直したい私が息子とどう向き合うか〜水たまり編

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生きづらさ体験談

文:Riri

 

第1回
アダルトチルドレンを直したい私が息子とどう向き合うか〜水たまり編

 

┃アダルトチルドレンの私と、水たまりで遊びたい息子

 
あなたは、雨上がりにお子さんと外に遊びに出かけたことはあるでしょうか。
 
お子さんが水たまりで遊び出したら、どう対応しますか?
 
汚いからやめなさいと、遊ぶのをやめさせますか?
好きなように遊ばせておきますか?
時間を決めて遊ばせますか?
雨上がりは汚れるから、出かけること自体やめておきますか?
 
アダルトチルドレンである私は、水たまりで遊びたいと言う息子に対して以前は
 
『あぁー、汚れるからやめてー』
『服も靴も、汚れたら全部洗わなきゃいけないよ』
『このジャンバー昨日洗ったばかりなのに』
『水たまりはばい菌いっぱいで汚いから触らないで』
 
と、息子の『遊びたい気持ち』も考えずに、自分の都合や感情を押し付けてしまっていました。
 
息子との向き合い方に悩んでいた私は、しのぶさんのコラム
 
アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法第36回『親と同じことをしてしまった』
 
こちらに強いカタルシスを感じて、『親と同じことをしない』事を意識するようになりました。
 
 

┃水たまりで楽しそうに遊ぶ息子と、母の葛藤と、世間の冷たい目》

 
最近は雨降りが続いていましたが、ようやく晴れ間が見えたので、息子と外にお散歩に行こう、と家を出ました。
息子は嬉しそうに私の手を引っ張って、こっちこっちと、近所の公園に向かいました。
 
その公園には、大きな水たまりがいくつもあって、息子は公園に入るなり、遊具には目もくれずに一目散に水たまりに向かって走っていきました。
 
公園には、他にもたくさんの親子連れが来ていましたが、みんな水たまりをよけながら遊んでいます。
 
『汚いからそっちに行っちゃダメ』
『ダメダメ!濡れちゃうから!』
『うわっ、水たまり』
 
そんな声があちこちから聞こえてきます。
私も以前は『そこで遊んではダメ』と、注意していましたが、今回は何も言わずに息子の様子を見ていました。
 
すると、息子は目をキラキラさせながら水たまりで遊び始めたのです。
 
早速、自分で持ってきた、おもちゃのスコップで水をすくい、それをバケツに一生懸命ためていました。
 
また、おもちゃのトラックが水の中で溺れる設定で、『すいませーん、おぼれちゃったんですけどー、だれか助けてください』『はい、わかりました!今行きますね』『出動します!』と一人でストーリーをつくって、夢中になって遊んでいました。
 
そこを通りかかった小学生の子供が、息子を見て『えー!こんなところで水遊びー?きたなーい!』と言って、通り去りました。
 
周囲の視線は、とても冷たく感じました。
 
私は、『人の目が気になる自分』や、『水遊びを辞めさせたい自分の感情』と葛藤しながらも、そのまま息子を見守りました。
 
他の人が冷たい目で見ているなか、なぜそこまで息子を自由に遊ばせてあげようと葛藤したのか。
 
『普通のお母さん』なら、注意してさっさと連れて帰るでしょうし、『自由なお母さん』なら、気にせず遊ばせておくでしょう。
 
私がそこで『葛藤』をした理由。
 
それは、私自身がアダルトチルドレンであり、息子に対して、つい頭ごなしに『これはダメ』と言ってしまいそうになる『激しい感情』を抱えているからです。
 
ですが、『これはダメ』と怒る自分は、自分の母親と重なります。
 
幼い頃、母親には、私がしたいと思っていたあらゆる事を頭ごなしに否定され、制限されてきました。
 
『親の都合で』『親がやらせたくないから』『親が困るから』という理由が大半でした。
 
もちろん、本当に躾のために厳しくされていた事もあったと思います。
 
ですが私は、事あるごとにヒステリックに感情をぶつけてくる親に支配されてきた苦悩を、これまでずっと抱えて生きてきました。
 
あらゆる事を制限されてきた事によって私は、
『ストレスを人にぶつける子』
『人の顔色ばかり見る子』
『自分が何をしたいのかを決められず、人任せにする子』
『どうせ言っても聞いてもらえないだろうと、すぐに諦める子』
『親に怒られないようにと、嘘をつく子』
へと成長し、その後もあらゆる場面で生きづらさを感じてきました。
 
自分自身がずっと生きづらさを抱えてきた為
『息子に同じ思いはさせたく無い。私の都合で、息子の自由を奪ってしまってはいけない』
そう思い、周囲の冷たい視線にもかかわらず、息子の自由を願いました。
 
 

┃水たまりで夢中に遊ぶ息子が教えてくれた事

 
本当なら私も、『汚いから違う遊びにしよう』と言ってしまうところでした。
 
ですが、この時、私は思いました。
 
大人にとっては汚く見える水たまりでも、息子にとっては、大雨が降った後にできる水たまりは、特別なものなのだろう。
 
いつもできない遊びができるし、テレビで見た事のある光景を思い浮かべながら、一生懸命に想像力を膨らませて、ストーリーを作って遊んでいる。
 
私はそれを邪魔してはいけない。
 
息子が『これをやりたい』という気持ちを尊重して、様々な体験から心を育てられるよう、応援できる母でいたいと思いました。 
 
 

┃自然がつくってくれたものを肌で感じる事

 
夢中で遊ぶ息子を見ながら、私も久しぶりに、水たまりをじっくりと見ました。
 
すると、ドロドロに濁っていて、いろんなものが浮いていました。
 
私は、息子は今それを、自分の肌で感じているのだ、と思いました。
 
水たまりの水の冷たさや温かさ、ドロ水のドロドロした感触、濁った水の汚なさ、水の中にいる虫やゴミ、木の枝や葉っぱ、気持ちいい・気持ち悪いの感覚。
 
もし私が、『汚いからここで遊んではダメ』という対応をしていたら、せっかく息子が水たまりから得られる体験を、私が奪ってしまう事になる。
 
私にできる事は、息子が安全に思い切り遊べるよう、見守ること。
 
アダルトチルドレンの子育ては、葛藤が多く、どう対応したら良いかと悩む場面がたくさんあります。
 
どこまでやらせてあげるべきか。
どこまでこちらは見守るべきか。
 
ですが私は、できるだけ息子のやりたい事に付き合って、見守る事ができる母でありたいと思っています。
 
文:Riri
 
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