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更新日:2021年3月18日

生きていたくない、でも死ねない

 

生きていたくない、でも死ねない

 

心地よい人生の便り2

 

<64通目>

生きていたくない、でも死ねない

 

┃生きていたくないのに、生きていかなくてはいけない苦しみ

 
「生きていたくない。」
 
あなたもそう感じることがありますでしょうか?
 
生きていたくないのに、生きていかなければいけない。
 
毎日それがくり返される・・・。
 
これは、言葉では表現できないほどの苦しみですよね。
 
それだけでもとても苦しいのに、さらに苦しみを加速させてしまうものがあります。
 
それは「死ねない」ということ。
 
こんなに苦しいのに、死ぬことができない。
 
生きていたくないと言いながら、どうしても生きてしまう。
 
目の前にあるご飯を食べてしまうし、会社にも行ってしまう。
 
こんな自分はただ甘えているだけなんじゃないだろうか?
 
生きていたくないなんて言いながら、生きてしまう自分を許せない。
 
「死ねない自分」を情けないと思う。
 
「死ねない自分」を責めてしまう。
 
あまりにも苦しい。
 
だからやっぱり生きていたくない。
 
それでも死ねずに生きてしまうのです。
 
 

┃この世界は生きていたくなくて当然の世界

 
生きていたくない、でも死ねない。
 
この堂々めぐりから脱け出せない方が、私のところにご相談に来られます。
 
しかも、おおぜいの方が。
 
性別や、年齢層もさまざまです。
 
もしあなたも、そんな苦しみを感じることがあるのなら。
 
ぜひこのことを、覚えておいて欲しいと思います。
 
それは「この世界は、生きていたくなくて当然の世界だ」ということ。
 
この世界はそもそも、そこまで素晴らしい世界ではないのです。
 
嫉妬や恨みがはびこる社会。
 
承認欲求があふれ、内心他人より優越したいとばかり願う人間関係。
 
結局は、金と権力に支配されている世間。
 
容赦なく襲ってくる災害。
 
やがてはあとかたも消えてなくなる地球や宇宙。
 
これらの事実を目の前にして、無邪気に「生きていたい」と思える人がいることが信じられない。
 
にもかかわらず、世間のほとんどの人はなぜか「生きていたい」と積極的に思っているのです。
 
それは事実を「まともに」見ていないから。
 
目をそらしているわけでもなく、自然と見ないようにしている。
 
もし「まともに」見たとしたら、生きていたくなくて当然の世界なのです。
 

参照記事
この世界の容赦のない事実について解説しています。
人生の原液を飲んで生きる

 
 

┃あなたは決して「異常」ではない

 
さらに、脳の扁桃体が敏感な人であれば、さらにこの世界は生きているのがしんどい世界です。
 
あなたの扁桃体は、きっととても敏感なのでしょう。
 
だから、ネガティブな感情がとてもおこりやすい。
 
そんなあなたにとってこの世界は、ネガティブな感情を湧きおこすもので満ちあふれています。
 
さらにあなたは、都合のいい思考停止が苦手なのでしょう。
 
だから「世界は素晴らしい!」といった安易な思考停止ができない方なのでしょう。
 
こんな世界のなかにいれば、生きていたくなくなって当然なのです。
 
あなたが、甘えているわけではない。
 
ましてや、あなたが情けないわけでもない。
 
扁桃体が敏感で思考停止できない人にとって、この世界で「生きていたくない」と思うことは「正常な反応」なのです。
 
「生きていたくない」という感情は、決して異常ではない。
 
まっとうな感情だということ。
 
ぜひ覚えておいてください。
 

参照記事
脳の扁桃体とネガティブな感情について詳しく解説しています。
生きづらい原因は脳の扁桃体?

思考停止できる人とできない人との違いについて詳しく解説しています。
自己洗脳と自己欺瞞

 
 

┃自分を責める必要はない

 
「生きていたくない」という感情は「正常な反応」。
 
では、死ねないという悩みについてはどうでしょうか?
 
これも、同じです。
 
死ねないのも「正常な反応」です。
 
生命は、生まれながらにして死を回避しつづけます。
 
脳のなかにおける化学反応が、自動的に死を回避するように仕向けるのです。
 
どんなに苦しくても、否応なしに死を思いとどまるように私たちはできているのです。
 
だから、死ねないことも「正常な反応」なのです。
 
つまり、生きていたくないことも、死ねないことも、どちらも「正常」だということです。
 
あなたが、自分を責める必要は、これっっっっっぽっちもありません。
 
逆に。
 
その「正常な反応」の板ばさみの中で、毎日必死に生き抜いていることをみずから誇ってください。
 
称えてください。
 
褒めちぎってください。
 
自分の「偉業」に気づけたとき、人は変わりはじめます。
 
自分を責めていた条件が、じつは自分の「強さ」だと気づく。
 
「生きていたくない、でも死ねない」という苦しみが、自分の強さの証明であると気づく。
 
そのときあなたは、自分の人生の歯車が、ギシギシとまわりはじめる音を聴くことになるでしょう。
 
それでは今日もあなたに、心地よい人生が訪れますように。
 

参照記事
自分の偉業に気づくための考え方を紹介しています。
自分はなにをやってもダメだと思ったら

自分の強さに気づくことの大切を詳しく解説しています。
自分を弱いと感じている人へ

 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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心地よい人生の便り2 <目次>

 
61.生きづらい人は、なぜ「自分の使命」が見つからないのか?
62.なぜこれが「自分の使命」だと納得できたのか?
63.苦しみを無くす方法
64.生きていたくない
65.人付き合いがわずらわしい
66.人付き合いをしなくて済む条件
67.生きづらい、生きにくい、その原因と対処法
68.「激しい感情」の上手な対処法
69.なかなか行動にうつせない
70.心と体はつながっている
71.自分を変えるのに必要な期間
72.自分を変える2つの方法
73.理解してもらえない
74.人が怖い
75.自分の弱さが恥ずかしい…
76.長所が見つからない
77.悩んでばかりで嫌になる
78.生きづらさから脱け出すために
79.張り合わない
80.孤独ゆえの幸せ
81.お金より大切なもの
82.職場にいるのがツラい
83.生き方ハラスメント
84.アダルトチルドレンが母の愛を求めてしまう本当の理由
85.悩み解決本との上手な付き合い方
86.すべて運命で決まっているのか?
87.自分は何をやってもダメだと思ったら
88.自信を持つには?
89.同じ悩みでつまずいてしまう
90.感情にふり回されて自信が持てない
91.自分の受け入れ方
92.生きる意味、自分の使命が見つからない
93.頑張ることは良いことか?
94.人を信用できない
95.自分を信じるには?
96.健康法を継続するコツ
97.呼吸を整える本当の理由
98.完璧主義をやめたい
99.人にどう見られているか気になる
100.力んでしまう
101.全身を脱力する方法
102.肩の力を抜く方法
103.生きづらい時、何をすればいいのか?
104.予定どおりに行動できない
105.情けないぞ人類
106.最後に頼りになるのは?
107.自分の受け入れ方 <実践編>
108.なぜ自分で決められないのか?
109.自分で決められるようになるコツ
110.人から拒絶されるのが怖い
111.それでもやっぱり決められないあなたへ
112.ポジティブに考えられない
113.ストレス処理のうまい人
114.上手な逃げ場のつくり方
115.人に利用されてしまう
116.人に利用されないコツ
117.『心の弱さ』と『心の闇』の違い
118.引き合う闇…、共依存を防ぐために
119.見栄を張ってしまう
120.最後にどうしても伝えたいこと(最終回)
 
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