生きづらい人生に悩むあなたへ

 

 

心地よい人生の便り２

 
＜１００通目＞

力んでしまう

 
こんにちは。
Brain with Soulの信夫です。
 
あなたは、気がつくと、
体に力が入っていることはありませんか？
 
いわゆる、
 
“力んでしまう”
 
という状態。
 
うつ、不安、
パニック、恐怖症など、
 
生きづらさを抱えている人は、
たいてい常に力んでおられます。
 
私もそうでした。
 
ダラダラ過ごしているようでも、
力んでいる。
 
そこには主に、
２つの理由があります。
 
一つは、
虐待やいじめという、
悲しい経験による影響です。
 
いつ攻撃されるか解らない。
 
正解を出さなければ、
何をされるかわからない。
 
そんな恐怖の経験が。
 
知らず知らずのうちに、
我が身を力ませ固くしてしまう。
 
これは、
人類として当然の防御反応です。
 
そしてもう一つの理由。
 
それは、
自意識が高いということ。
 
自意識が高い人も、
常に力んでいる人が多いのです。
 
理想の自分であるように、
人にどう見せればいいのか？
 
ちゃんと出来ているか？
 
見下されなかったか？
 
バカにされなかったか？
 
見破られなかったか…？
 
そんな不安が、
心の奥を駆け巡っている。
 
心配で心配で仕方がない。
 
だから、
しっかりとミスなくやるために。
 
いつも力んでいる。
 
そして両方のタイプの方たちに
共通の特徴があります。
 
それは、
 
『焦り』
 
です。
 
過去の体験や自意識の影響で、
正解が常に自分の外側にある。
 
その外側の正解に合わせないと、
 
「大変なことになる」
 
という感覚が、
ずっと心の奥にあるのです。
 
扁桃体が、
敏感になってしまっているわけですね。
 
だから、
いつも焦っている。
 
その焦りが、
力みとなって常に体にあるのです。
 
焦れば焦るほど力んでしまい、
力めば力むほど焦ってしまう。
 
まさに悪循環。
 
これでは、
生きづらくなってしまうのも、
仕方がありません。
 
だから『脱力』をする。
 
そして『脱力』した状態を、
維持できるようになれば。
 
悪循環から抜け出せるようになります。
 
とはいえ、
いきなり『脱力』するのは難しいことです。
 
なぜなら、
力んでいない状態を知らないからです。
 
だから。
 
まずは無理をせず、
『力み』に丁寧に気付くところから始めましょう。
 
まずは『力み』を、
メタ認知していくのです。
 
生きづらい人の『力み』は、
たいてい、
 
・背中（主に肩甲骨と肩甲骨の間あたり）
・腰のまわり
 
に、もっともわかりやすく表れます。
 
このあたりに、
力が入っていないか意識を向けてみましょう。
 
平常時よりも、
焦っている時、
不安な時の方が気付きやすいでしょう。
 
力が入っているなと思ったら。
 
手が届く範囲でかまいません、
そこに優しく手を当ててさすってあげましょう。
 
息を吐きながらゆっくりと。
 
まだ『力み』が抜けなくても大丈夫です。
 
まずは、
自分の『力み』に気付いてあげること。
 
それこそが『脱力』の、
大切な第一歩です。
 
そしてこの『力み』も、
『自意識』と同様。
 
人生のモデルチェンジの途中に、
何度も何度もくり返し立ちはだかる壁です。
 
時おり立ち止まって、
『力み』をチェックしてみましょう。
 
あなたも、ぜひ、
ご自身の『力み』に気づいてあげてくださいね。
 
次回は、引き続き、
 
『全身を脱力する方法』
 
につていお便りします。
 
それでは今日もあなたに、
心地よい人生が訪れますように。
 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀（しのぶ かつのり）