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更新日:

頑張る自分になる vs 頑張れない自分を受容する|本当の出口はどちらか?

 

散らかった部屋と膝を抱えて座る女性の画像

 
やるべきことは分かっているのに動けない。気づけばスマホやベッドで一日が終わり、夜になると「また何もできなかった」と自分を責めてしまう。
 
そんな「頑張れない自分が嫌い」という状態は、意志の弱さや甘えではありません。「行動できない理由」と「自己否定する理由」が交互に襲ってくる、終わらない葛藤状態です。
 
したがって、無理に頑張ろうとしつづけると、延々と自分を責め続け、より頑張れなくなっていくという悪循環にハマっていきます。
 
もしあなたもその悪循環で苦しんでいるのなら、頑張る自分を無理に取り戻そうとするより、頑張れない自分を抱えたまま生きられるよう、生き方を整えていくのが本当の出口になるでしょう。
 
この記事を書いている私自身、頑張れない自分を責め続け、人生を破綻させてしまった経験があります。そして頑張れない自分を受容して生き方を整えることで、その苦境から脱け出すことができました。
 
この記事では、延べ8,000件以上の相談にあたってきた生きづらさ専門カウンセラーである私が、頑張れないことへの自己嫌悪の正体と、今日から試せる整え方をお伝えします。
 
 


┃執筆・監修:
生きづらさ専門カウンセラーしのぶかつのり

日本トランスパーソナル学会理事
セロトニントレーナー(有田秀穂・東邦大学名誉教授認定)
著書:『生きづらさから脱け出す実践法』(コスモス・ライブラリー)

【略歴】 幼少期の虐待、植物嫌悪症、重度のうつ病、精神障害者手帳の取得という状況から、脳生理学・心理学・環境設計を融合させた独自の回復メソッド「三理一体の法則」を体系化。東邦大学医学部名誉教授・有田秀穂博士の査読を受けた論文を上梓。自身の当事者経験にもとづいた「超・当事者目線」のカウンセリングを提供し、延べ8,000件以上の相談実績をもつ。現在は、脱世間起業塾「Adic」やオンラインサロンを主宰し、社会に適応できず苦しむ人々が「生きづらさをチカラに変える」ための支援をおこなっている。
 


 

この記事のポイント(要約)

 

「頑張れない自分」を嫌うのは甘えではなく「終わらない悪循環」に陥っているため

 

「頑張る自分」を目指すより「現実の自分」に合った働き方や時間の使い方を見出していきましょう

 

頑張れないのはあなた個人の問題ではなく社会全体が頑張れなくなっているというデータがあります

 

私自身が「頑張れない自分」を責めすぎてほぼ寝たきりになり人生を破綻させてしまった経験をお話しします

 


1. 頑張れない自分が嫌いで、毎日自分を責めてしまうあなたへ

 
ベッドの中でスマホを見る女性

 
やらなければいけないことは、頭では分かっている。
 
今日のうちに返したい連絡もある。
 
進めたい仕事もある。
 
片づけたい部屋もある。
 
それなのに、なぜか動けない。
 
やる気がまったくないわけではないのです。
 
むしろ、気になっている。
 
ずっと気になっている。
 
気になっているからこそ、休んでいても休んだ気がしない。
 
何もしていないはずなのに、心の中だけがずっと疲れている。
 
そんな一日を、くり返していないでしょうか。
 
しかも苦しいのは、動けないことそのものだけではありません。
 
動けないたびに、
 
「また今日もできなかった」
 
「こんなこともできない私はダメだ」
 
という声が、内側から何度も何度も聞こえてくることです。
 
頑張れない。
 
だから嫌いになる。
 
嫌いになるから、ますます動けなくなる。
 
この苦しさは、怠けたい人の苦しさではありません。
 
本当は動きたいのに、動けない。
 
その「ねじれ」が、毎日あなたを消耗させているのです。
 
しかも、それだけではありません。
 
自分より他の人が頑張っている姿が自分を苦しめるのです。
 
いったいどういうことでしょうか?
 
 

┃「周りは頑張れているのに、なぜ自分だけ」という声

 
同じように忙しいはずの人が、仕事も家事もこなしているように見える。
 
SNSを開けば、誰かが前に進んでいる。
 
ちゃんと働いて、ちゃんと返事をして、ちゃんと生活しているように見える。
 
そのたびに、
 
「どうして自分だけ止まっているのだろう」
 
という思いが胸に刺さる。
 
比較したいわけではないのに、比べてしまう。
 
そして最後は、
 
「甘えているだけではないか」
 
「こんな自分は嫌いだ」
 
という言葉で、自分を裁いてしまう。
 
そんなふうに自分を責めるけど、どうしても心も体も動いてくれないのです。
 
 

┃気づいたらスマホとベッドで一日が終わっている

 
少しだけ休むつもりだった。
 
少しだけ横になるつもりだった。
 
少しだけスマホを見るつもりだった。
 
けれど気づいたら、動画を見て、SNSを眺めて、また別の投稿を開いて。
 
時計を見たときには、もう夕方になっている。
 
あるいは夜になっている。
 
何もしていないはずなのに、一日が終わっている。
 
このとき多くの人は、休んだとは感じません。
 
むしろ、時間を失った感覚だけが残ります。
 
でも本当に苦しいのは、頑張れないことそのものより、そのたびに自分を責め続けてしまうことではないでしょうか。
 
夜になると、強い自己嫌悪が押し寄せてくる。
 
「また無駄にした」
 
「私はいったい何をやっているのだろう」
 
そうして翌日は、さらに重い心で始まるのです。
 
外から責められなくても、内側で責める声が止まらない。
 
だから、ただ休めばいいという話でも終わらないのです。
 
もし今、この記事を読みながら、
 
「これは自分のことだ」
 
と感じているなら。
 
その苦しみには、ちゃんと理由があります。
 
次のセクションでは、なぜ頑張りたいほど頑張れなくなり、自分を嫌う循環が止まらなくなるのか。
 
その構造を、もう少し深く見ていきます。
 
 


2.頑張れない自分が嫌いになるのはなぜか?

 
 
パジャマ姿で歯ブラシをもってぼーっとする女性の画像

 
「どうして私はこんなにダメなんだろう」。
 
そう思うとき、多くの人は原因を一つに絞ろうとします。
 
怠けているから。
 
甘えているから。
 
気合いが足りないから。
 
性格に問題があるから。
 
けれど、実際にはそこまで単純ではありません。
 
「頑張れない自分が嫌い」という苦しさは、一つの欠点から生まれているのではなく、いくつもの要素が同時に絡み合って起きています。
 
たとえば次の4つです。
 
1.行動不能(やりたいのに止まってしまう)
 
2.自己否定(止まった自分を責める)
 
3.比較(他人と並べて自分を下げる)
 
4.理想と現実のギャップ(あるべき自分と今の自分の差)
 
この4つが重なると、人は自分でも説明できないほど強い自己嫌悪に包まれます。
 
しかも厄介なのは、どれか一つをどうにかしても、別の要素がまた苦しみを生み出しやすいことです。
 
これが、私が長年の相談現場で何度も見てきた「葛藤の無限後退」に近い状態です。
 
頑張れない自分を責める。
 
責めるほど動けなくなる。
 
動けない自分を見て、さらに責める。
 
出口が見えなくなるのも無理はありません。
 
なお、心理学や日本語研究の領域でも、理想の自分と現実の自分のズレは自己嫌悪感情と深く関係し、完璧主義傾向は抑うつの脆さと関連しやすいことが示されています。
 
つまり、あなたの苦しみは気のせいでも大げさでもなく、理解可能な現象なのです。
 
ここからは、その中身を一つずつ整理していきましょう。
 
 

┃「頑張れない」は行動不能のサイン、「自分が嫌い」は自己否定のサイン

 
まず大切なのは、この二つを同じものとして扱わないことです。
 
「頑張れない」は、行動の問題です。
 
手がつかない。
 
始められない。
 
続かない。
 
体が重い。
 
集中できない。
 
一方で、「自分が嫌い」は評価の問題です。
 
こんな自分はダメだ。
 
価値がない。
 
情けない。
 
みっともない。
 
誰より劣っている。
 
この二つは似ているようで、別の現象です。
 
しかし現実には、ほとんど同時に起きます。
 
たとえば、メールを返せなかったとします。
 
それ自体は「行動が止まった」という出来事です。
 
本来なら、
 
今日は難しかった。
 
疲れていたのかもしれない。
 
明日あらためて対応しよう。
 
と、そこで終わってもよいはずです。
 
けれど多くの人は、その直後に自然と気付かぬうちに評価してしまうのです。
 
またできなかった。
 
社会人失格だ。
 
こんな簡単なこともできないなんて。
 
本当に嫌になる。
 
すると、ただの行動不能が人格否定へ変わります。
 
ここで心が削られると、次の行動に向かうエネルギーまで失われる悪循環が起きるのです。
 
つまり、「行動不能」と「自己否定」は別々のものなのに、連携することで問題が大きくなってしまう。
 
これはとても重要な視点です。
 
あなたが苦しんでいるのは、単に動けないからだけではありません。
 
動けない出来事に対して、毎回自分の価値全体まで否定せざるをえないから苦しいのです。
 
もしここを切り分けられるだけでも、心のエネルギーが少し戻ってきます。
 
今日は動けなかった。
 
それは事実です。
 
だからといって、あなたの存在価値まで下がったわけではありません。
 
この二つを分けて見ることが、最初の小さな小さな一歩です。
 
 

┃理想の自分と現実の自分のギャップが、自己嫌悪を作っている

 
もう一つ大きいのが、「本来の自分像」です。
 
本来なら、もっとできるはず。
 
やればできる人間のはず。
 
ちゃんと働けるはず。
 
家のことも整えられるはず。
 
人並みにこなせるはず。
 
この「はず」は、希望でもあります。
 
けれど同時に、ときに鋭い刃にもなります。
 
なぜなら、現実の自分がその理想像に届かないたび、その差分がそのまま痛みになるからです。
 
朝から動けなかった。
 
理想の自分なら朝活しているはず。
 
部屋が散らかっている。
 
理想の自分なら整えているはず。
 
返信が遅れた。
 
理想の自分ならすぐ対応しているはず。
 
現実の出来事そのもの以上に、「理想との差」があなたを傷つけていることは少なくありません。
 
しかも、理想像は過去の自分から作られることもあります。
 
以前はもっと頑張れていた。
 
若い頃は無理がきいた。
 
昔は仕事で評価されていた。
 
だから今できないと、落ちた、終わった、昔の自分にすら負けている・・・、
 
そう感じてしまうのです。
 
けれど、人は機械ではありません。
 
年齢、環境、疲労、人間関係、積み重なった緊張、見えない消耗。
 
条件が変われば、出せる力も変わります。
 
それでも昔と同じ力を自分に求め続ければ、現実の自分は永遠に不合格になります。
 
ここで必要なのは、理想を捨てることではありません。
 
理想を絶対基準にしないことです。
 
理想は方向を示す灯りにはなります。
 
ですが、今の自分を殴る棒にしてしまうと、前へ進む力まで失ってしまいます。
 
あなたを苦しめているのは、能力不足ではありません。
 
高すぎる基準とじっさいの自分との距離なのです。
 
 

┃完璧主義・責任感の強さが、自己批判の燃料になっている

 
頑張れない自分を強く責める人には、ある共通点があります。
 
いい加減にしたくない。
 
迷惑をかけたくない。
 
ちゃんとやりたい。
 
引き受けた以上は果たしたい。
 
中途半端が苦しい。
 
つまり、真面目さや責任感の強さです。
 
一見すると長所ですよね。
 
実際、それによって信頼されてきた人も多いでしょう。
 
ですが、心身が限界に近いとき、その長所が自分を追い詰める側に回ることがあります。
 
少ししかできないなら意味がない。
 
完璧にできないなら始められない。
 
約束どおり動けない自分は最低だ。
 
休むなんて無責任だ。
 
こうして基準が高い人ほど、現実の自分を許せなくなります。
 
たとえば、疲れている日に家事を最低限で終える。
 
本来なら、それは十分に現実的な対応です。
 
けれど責任感が強い人は、掃除も料理も片づけも全部やれてこそ普通。
 
そこまでできない自分は失格・・・、
 
と感じやすい。
 
その結果、着手のハードルが上がりすぎて、何もできなくなることさえあります。
 
これは皮肉なことです。
 
だらしないから行動できないのではない。
 
むしろ、ちゃんとしたい気持ちが強すぎるから行動できない場合が多いのです。
 
ここに気づくと、自分の見え方が変わります。
 
あなたを苦しめている性質の中には、もともと大切な力だったものも含まれています。
 
責任感、誠実さ、丁寧さ、やり抜こうとする意志。
 
それらが今は少し、使う方向を失っているだけかもしれません。
 
ここまで読むと、
 
「じゃあ私はどうすればいいの?」
 
と思われるかもしれません。
 
もちろん、答えは、さらに自分を叩いて頑張らせることではありません。
 
まず知っていただきたいのは、頑張れないあなたには、頑張れないなりの理由があるということです。
 
そこで次の章では、その理由と、さらにその奥にあるもの。
 
なぜあなたがここまで消耗しながら生きざるをえないのかを見ていきたいと思います。
 
 


3.「やる気を出そう」「自己肯定感を上げよう」で改善しない理由

 
沈んだ表情で本屋で本を選ぶ女性の画像

 
ここまで読んでくださったあなたは、きっともう十分に努力してきた方だと思います。
 
やる気を出そうとした。
 
生活リズムを整えようとした。
 
前向きな言葉を読んだ。
 
自己肯定感を上げる方法を調べた。
 
朝活や習慣化にも挑戦した。
 
それでも変わらなかった。
 
あるいは一瞬よくなっても、また戻ってしまった。
 
そのとき多くの人は、
 
「やり方が足りなかった」
 
「続けられない自分が悪い」
 
と考えます。
 
けれど、私はそうは思いませ遠。
 
なぜなら、その方法そのものが、あなたの苦しみを生み出している可能性があるからです。
 
「頑張れない自分が嫌い」という悩みは、単純なやる気不足ではありません。
 
表面には行動停止が見えていても、その内側では、たくさんの葛藤が何重にも起きています。
 
一つの苦しみを何とかしようとした瞬間に、別の葛藤が生まれる。
 
答えに見えたものが、次の苦しみの入口になる。
 
私はこれを「葛藤の無限後退」と呼んでいます。
 

参考記事
生きづらさとはいったいなにか?
「葛藤の無限後退」について詳しく解説しています。

 
この構造があるにもかかわらず、一般的な励ましや前向きなワークだけを重ねても、逆に苦しくなっていくだけなのです。
 
 

┃「自分を嫌うのをやめよう」とするほど、次の葛藤が始まる

 
たとえば、あなたがこう思ったとします。
 
もう自分を責めるのはやめよう。
 
頑張れない自分も受け入れよう。
 
一見、とてもよい方向に見えますよね。
 
実際、それで楽になる人もいます。
 
けれど、深く悩んできた生きづらい人ほど、その直後に次の声が現れます。
 
でも本当にそれでいいの?
 
ただ甘えているだけでは?
 
自分に優しくしすぎたら、もっとダメになるのでは?
 
このまま大した充実感もなく人生終えるのでは?
 
すると、せっかく自分を許そうとしたのに、その「許そうとした行為」自体が不安の対象になります。
 
責めるのをやめたい。
 
でも、やめたら終わる気がする。
 
厳しくしているから、かろうじて保てている気もする。
 
この引っ張り合いが始まるのです。
 
さらには・・・、
 
じゃあ少しだけ責めよう。
 
いや、それではまた苦しくなる。
 
ではどうすればいいのか。
 
と、新しい葛藤が次々に生まれます。
 
これが「葛藤の無限後退」です。
 
一つの悩みを解決したと思ったら、すぐ別の悩みが現れる。
 
どこまで行っても安心できない。
 
だから、普通のアドバイスが効かないのです。
 
あなたに問題があるのではありません。
 
あなたは「悩みの階層」が深いのです。
 

参考記事
悩みの階層ーなぜ自分の苦しみが伝わらないのか?
「悩みの階層」について詳しく解説しています。

 
このタイプの苦しみには、正しさを一つ選ぶ戦い方より、葛藤そのものとの付き合い方を変える視点が必要になります。
 
 

┃ 自己肯定感アップ系ワークが逆に自己否定を強めてしまう

 
世の中には、自己肯定感を高める方法がたくさんあります。
 
自分の長所を書き出す。
 
できたこと日記をつける。
 
鏡の前で肯定的な言葉を言う。
 
感謝を数える。
 
理想の未来をイメージする。
 
こうした方法が助けになる方もいます。
 
それ自体を否定する必要はありません。
 
ただ、今のあなたが限界に近い状態なら、逆効果になることがあります。
 
たとえば、長所を書こうとしても何も浮かばない。
 
できたこと日記を書こうとしても、「歯を磨いた」「起きた」しか出てこない。
 
肯定的な言葉を口にしても、心がまったくついてこない。
 
すると人はこう思いやすいのです。
 
こんなワークすらできない。
 
前向きになる力もない。
 
私は本当に終わっている。
 
本来は自分を助けるための方法が、行動できない自分を証明する場になってしまうのです。
 
ここには大きな落とし穴があります。
 
多くの自己改善法は、見えない前提として、
 
「誰だってポジティブになれる」
 
という、にわかには信じがたいほど、お気楽な発想の上に立っています。
 
しかし、当然のことですが、もともとネガティブに深く考え込むタイプの人もいます(私がそうです)。
 
にもかかわらず、
 
「誰だってポジティブになれる」
 
という、あまりにのん気な考え方によって、それとは別の性質をもった人がポジティブを押し付けられ、ものすごく苦しんでいる。
 
それが、長年生きづらさ専門カウンセラーとして多くの方のご相談をお受けしてきた現場から言える「事実」です。
 
もちろん、一度もそのような自己肯定感アップ系のワークに取り組んだことがないのなら、やってみる価値は大いにあるでしょう。
 
しかし、長いあいだそのようなワークに取り組んで苦しみ抜いてきたあなたに今必要なのは、そのような自己肯定感アップ系ワークではなく「安心」かもしれません。
 
人はそれぞれ生まれもった性質の違いがあり、誰もが行動的でポジティブに生きる必要なんてないという当然の「事実」。
 
そんな「安心」を受け容れることが、今のあなたにもっとも安らぎをもたらしてくれるのかもしれないのです。
 
 

┃「頑張れ」や「前向きな名言」が刃物になる

 
「あなたならできる」
 
「努力は裏切らない」
 
「行動すれば人生は変わる」
 
「頑張った先に未来がある」
 
こうした言葉に救われる人もいます。
 
元気なときには、背中を押してくれることもあるでしょう。
 
ですが、もう十分頑張ってきた人にとっては、まったく別の響き方をします。
 
これ以上どう頑張ればいいの。
 
もう力が残っていない。
 
頑張れない私は、やはり価値がないのか。
 
公開相談やSNSでも、
 
「もう十分頑張っているのに、頑張ってと言われるのがつらい」
 
という声は少なくありません。
 
これは甘えではありません。
 
すでにそれだけ頑張ってきたということであり、それで行動できなくなって追い込まれているということです。
 
励ましの言葉は、その人の中に余力があるときにはエネルギーになります。
 
けれど、余力が尽きているときには、
 
「まだ足りないから、もっとやれ!」
 
という命令に聞こえてしまうことがあります。
 
名言も同じです。
 
強い人の言葉。
 
成功した人の言葉。
 
逆境を乗り越えた人の言葉。
 
それらが眩しいほど、自分との差を感じて苦しくなることもあります。
 
立派な言葉に感動できない自分まで責めてしまう。
 
ここまで来ると、栄養ではなく「刃物」にすらなります。
 
だから必要なのは、さらに強い言葉ではありません。
 
今のあなたの状態に合った言葉です。
 
走れる人向けの言葉ではなく、立ち止まる必要のある人に届く言葉です。
 
戦える人向けの理屈ではなく、消耗した心がほどける言葉です。
 
もしあなたが、どんな方法も続かなかったとしても。
 
それは、あなたが怠けた人だからではありません。
 
頑張れる自分に作り直すことだけが出口ではないのです。
 
だから「頑張れ」や「前向きな名言」に後ろめたい思いを感じる必要はないのです。
 
では、どうすればいいのか?
 
次のセクションで、その答えをお伝えしていきます。
 
 


4.あなた個人の問題ではなく社会全体が頑張れなくなっている

 
浮かない表情で満員電車で帰宅する女性の画像


頑張れないとき、多くの人はまず自分を疑います。

気合いが足りないのでは。

甘えているのでは。

要領が悪いのでは。

性格に問題があるのでは。

けれど、本当にそうでしょうか。

もちろん個人差はあります。

ただ、今起きていることを「あなた一人の欠陥」として見るのは、あなたにとってあまりに酷です。

なぜなら私たちは、社会の空気の中で生きているからです。

つまり「頑張れない」は、あなたの根性だけで説明できる現象ではないということです。

複数の背景が重なった結果として起きていることが多いと考えるが妥当でしょう。

なぜそう言えるのか?

それを一緒に見て来ましょう。

あなたが自分を責める枠組みから脱け出るために。
 


┃社会要因|企業の約4割が「心の病は増加傾向」と回答している


まず知っていただきたいのは、しんどさが広がっているのは個人だけではないということです。
 
日本生産性本部「第11回 メンタルヘルスの取り組みに関する企業アンケート調査結果」のグラフ

 
出典:日本生産性本部「第11回 メンタルヘルスの取り組みに関する企業アンケート調査結果」

日本生産性本部の「メンタルヘルスの取り組みに関する企業アンケート」では、直近3年間の心の病について、企業の39.2%が「増加傾向」と回答しています。

横ばいは52.0%、減少傾向は4.7%、その他は4.1%でした。

つまり約4割が、「心の病は増えている」と見ている状況です。

この数字が示しているのは、職場で苦しむ人が珍しい存在ではないということです。

働き方の変化。

人手不足。

増え続ける情報量。

評価への不安。

将来の見えにくさ。

人間関係の複雑さ。

こうした負荷が積み重なれば、誰でも消耗しやすくなります。

それでも私たちは、周りは普通にやれているように感じてしまいますよ。

できていないのは自分だけ。

苦しんでしまっているのは自分だけ。

そう思い込みやすいものです。

ですが、表に見えていないだけで、多くの人が、思うように行動できないと悩んでいるのです。
 


┃社会要因|約2人に1人が「精神的健康度が低い」状態


もう一つ、非常に象徴的なデータがあります。
 


出典:NTTデータ経営研究所 調査レポート

NTTデータ経営研究所の調査では、WHO-5の基準で精神的健康度が低い状態にある人が45.3%と報告されています。

およそ2人に1人です。

この数字をどう受け取るでしょうか。

もし街ですれ違う二人に一人が、見えないしんどさを抱えているとしたら。

「私以外、みんな普通に頑張れている」は、当てはまらない状況だと言えるでしょう。

SNSでは元気な姿が流れやすい。

職場では平気な顔をしやすい。

人前では弱音を隠しやすい。

だから私たちは、他人の取り繕った姿だけを見て、自分の舞台裏と比べてしまいがちです。

あの人はできている。

私はできていない。

けれど実際には、半分くらいの人が「精神的に不健康」なのかもしれないのです。

あなたが比べていた「みんな」は、もしかすると幻想かもしれません。
 


┃ 責められてきた記憶は今でも自分を責める声になる


頑張れない苦しさには、過去の経験が関わっていることもあります。

子どもの頃に厳しく責められてきた。

失敗すると強く否定された。

頑張って当然と扱われた。

弱音を許されなかった。

人間関係の中で繰り返し傷ついた。

こうした経験があると、当時の声は消えて終わりにはなりません。

いつの間にか、自分の内側に住みつきます。

もっとやれ。

そんな程度で疲れるな。

怠けるな。

ちゃんとしろ。

迷惑をかけるな。

今、誰も言っていないのに聞こえてくる厳しい声。

それは現在のあなたの本音というより、過去に浴び続けた言葉が内面化したものかもしれません。

すると、少し休んだだけでも罪悪感が出る。

失敗すると必要以上に自分を裁く。

できない日は人格そのものが否定されたように感じる。

こうして自己否定が自動化していきます。

あなたが弱いからではありません。

それだけ長く、緊張の中で生き延びてきたということでもあるのです。
 


┃ 疲れている日ほど、脳は自分を責めやすくなる


もう一つ見落とされやすいのが体の状態です。

睡眠不足の日。

生理前後で揺れやすい日。

仕事や家事で疲れ切った日。

人と会い続けて神経が張っている日。

季節の変わり目で自律神経が乱れやすい時期。

こういう日は、同じ出来事でも受け取り方が変わります。

普段なら流せるミスが致命的に感じる。

返信の遅れが大問題に思える。

少し散らかった部屋を見て、自分の人生全体が崩れているように感じる。

これは気のせいではありません。

疲れているとき、脳は危険を大きく見積もりやすくなります。

余裕が減ると、物事を柔らかく解釈する力も落ちやすいのです。

だから、疲れた日に浮かぶ、

「私はダメだ」

を、そのまま真実として受け止めなくて大丈夫です。

それは人生の判決ではなく、消耗した神経が出している一時的な警報かもしれません。

「頑張れない」には、社会の要因、過去の要因、体の要因が重なっています。

あなた個人が怠けている、とは言い切れない複雑な相互作用で頑張れなくなっているのです。

この「事実」を知ることは、出口の始まりでもあります。

次の章では、では実際にその出口をどう脱け出せばいいか。

具体的にお伝えしていきます。
 
 


5.真の出口|頑張れない自分を抱えたまま人生を創りなおす

 
微笑みを浮かべ自宅の玄関から晴れた外へ出かける女性の画像

 
ここまで読んでくださったあなたは、もしかすると少し戸惑っているかもしれません。
 
では私は、これから頑張らなくていいのか?
 
このままでいいのか?
 
もっと前向きにならなくていいのか?
 
その問いは、とても自然です。
 
なぜなら私たちはずっと、動ける人になること、普通にこなせる人になること、前向きで生産的な人になること、そこを目標として教えられてきたからです。
 
けれど、もしその目標そのものが、あなたを何度も苦しめてきたのだとしたらどうでしょうか?
 
頑張れる自分に戻ろうとするたびに折れる。
 
普通を目指すたびに、自分を嫌いになる。
 
人並みに合わせようとするたびに、心が削られていく。
 
それなら、進む方向を変えてよいのです。
 
ぜんぜんよいのです。
 
頑張れない自分を消すのではない。
 
頑張れない自分を抱えたまま、生き方を変えていく。
 
頑張れない自分を抱えたまま、人生を創りなおしていく。
 
ここに、本当の出口があります。
 
 

┃頑張れなくなるほど真剣に人生に向き合ってきたという「強さ」

 
まず、どうしてもお伝えしたいことがあります。
 
あなたは、弱いからここまで苦しんできたのではありません。
 
もし本当に適当に生きてきた人なら、頑張れなくても何も感じないはずです。
 
止まっても心が痛まないはずです。
 
先延ばししても、自分を嫌いになどならないはずです。
 
でも、あなたは違った。
 
頑張れないことに心を痛めてきた。
 
迷惑をかけまいとして苦しんできた。
 
ちゃんとしたいのにできず、何度も悔しさを味わってきた。
 
どうに頑張りたくて、その方法を探し続けてきた。
 
それは、真剣に生きてきたから。
 
しかも、終わらない葛藤を抱えながら今日まで生きてきた。
 
動けない日があっても、動こうとしてきた。
 
自分を嫌いになりながらも、この記事にたどり着くところまで来た。
 
これは誰にでもできることではありません。
 
今この記事を読んでくだっさっているのは、あなたが「強い人」である証なのです。
 
強さを、結果の派手さで測れるものではありません。
 
頑張れなくても頑張り続けようとしてきたこと。
 
しかも、自分を責めながら頑張ろうとしてきたこと。
 
そんな深い痛みを抱えて、毎日を生き続けたこと。
 
それこそがあなたの「強さの証明」なのです。
 

参考記事
強さの証明
自分を「弱い」と感じている人へ

 
 

┃「頑張れる自分に戻す」より「頑張れない自分を受容する」

 
ここから視点を変えていきましょう。
 
多くの人は、昔のように頑張れる自分に戻りたい。
 
普通に働ける自分になりたい。
 
もっとたくさんこなせる自分になりたい。
 
そう願います。
 
当然の気持ちですよね。
 
私もそうでしたから、私なりにですがよくわかるつもりです。
 
ただ、その願いが強すぎるほど、現実の自分との戦いが終わらなくなることがあります。
 
そこで必要なのは、「頑張れない自分を受容する」という方向です。
 
あなたには、現実の姿があります。
 
たとえば、生まれもった性質。
 
静かな時間を大切にしている。
 
無意味な競争がつらい。
 
疲れやすい。
 
人間関係で消耗しやすい。
 
一気にたくさんはできない。
 
波がある。
 
もしそれが現実なら、その現実に合わせて人生を創りなおしていきましょう。
 
たとえば、働き方。
 
長時間フル稼働だけが正解ではありません。
 
在宅、時短、業務委託、少人数環境、一人で進めやすい仕事。
 
合う形は人によって違います。
 
たとえば人間関係。
 
誰とでも仲良くしなければならないわけではありません。
 
少数で深くつながる方が合う人もいます。
 
距離感を保つ方が安定する人もいます。
 
たとえば、時間の使い方。
 
朝型でなくてもいい。
 
ルーティーンなんてなくてもいい。
 
集中できる日に進め、できない日は回復に充てる。
 
たとえば、自分への期待。
 
明るく前向きに話す、人並みに全部こなす、常に機嫌よく過ごす・・・・。
 
そうした無茶な基準を手放すだけでも、人生はかなり呼吸しやすくなります。
 
合わない靴で走り続けるより、自分の足に合う靴を選ぶ方が、遠くまで行けるのです。
 
あなたには、あなたの足に合ったオーダーメイドの靴がある。
 
世間で売られている既製品が、あなたの足に合うとはかぎらないのですから。
 
 


6.今日から試せる具体的なヒント

 
マグカップに付箋を貼る女性の画像

 
ここまで読んで、
 
「考え方は分かった。でも人生を創りなおす気力もない。」
 
そう感じておられるかもしれません。
 
それで大丈夫です。
 
大きく変わろうとしなくていいのです。
 
人生を一気に立て直そうとしなくていいのです。
 
今必要なのは、気合いではなく「負荷の調整」です。
 
心が弱っているときに、大きな目標は重荷になります。
 
だからこそ、今のあなたがそのまま使える小さな単位で考えていきましょう。
 
続かなくて当然です。
 
忘れて当然です。
 
一つ試せたら十分です。
 
ほんの少しなにかを試せたら、それは立派な前進なのです。
 
 

┃「頑張れない」を「回復中」と翻訳する

 
動けない状態におちいると、多くの人はこう訳します。
 
私はダメだ
 
また怠けている
 
終わっている
 
けれど、その翻訳は本当に正確でしょうか?
 
もしかすると今日は、
 
疲れがたまっている日
 
神経が張りつめている日
 
心が消耗している日
 
回復が必要な日
 
そう翻訳する方がが現実に近いこともあります。
 
車も、同じ「止まっている」でも、故障して止まったのか、信号で止まったのか、充電のために止まっているのか、意味はまったく違います。
 
ですから、動けないときは一度こう言い換えてみてください。
 
「私は今、回復中かもしれない」
 
信じきれなくても構いません。
 
半信半疑で大丈夫です。
 
責める言葉しかなかった場所に、別の言葉を一つ置いてみる。
 
それだけでも心への圧力は少し下がります。
 
 

┃「5分だけ」「1つだけ」に絞る

 
動けないときほど、私たちは焦って全部やろうとしがちですよね。
 
部屋も片づけたい
 
返信もしなきゃ
 
仕事も進めたい
 
買い物も行かなきゃ
 
運動もしなきゃ
 
よし、一気に終わらせよう・・・、と。
 
※これは、脳から見れば巨大な壁です。
 
前に立った瞬間に固まってしまっても不思議ではありません。
 
そんな日は、極端なくらい小さくしてください。
 
5分だけやる
 
1つだけやる
 
途中でやめてもいい
 
たとえば、
 
メールの返信ではなく件名だけ確認する
 
掃除ではなくゴミを1つ捨てる
 
仕事ではなくファイルを開くだけ
 
家事ではなく食器を1枚洗う
 
外出ではなく玄関まで行く
 
※小さすぎて拍子抜けするくらいでちょうどいい。
 
5分やって終わらなくても成功です。
 
1つだけで終わらなくても成功です。
 
私たちは、元気があって「たくさんできた日」だけを評価しがちです。
 
しかし、止まりかけた日に少し動けたことには、労力が必要なぶん、とても大きな価値があるのです。
 
 

┃責めている声に気づくだけでいい

 
自己否定をやめようとすると、かえって苦しくなることがあります。
 
また責めてしまった
 
やめると決めたのにできない
 
こんなこともできない
 
これでは、自己否定をやめる挑戦が、新しい自己否定になります。
 
だから最初の目標は、「止めること」ではなく「気づくこと」で十分です。
 
あ、また責めているな
 
今、かなり厳しい言い方をしているな
 
疲れている日に限って強く責めているな
 
それだけでいいのです。
 
責める声に飲み込まれているとき、人はその声を真実だと思います。
 
でも、気づけた瞬間に少し距離が生まれます。
 
声そのものと、あなた自身は同じではありません。
 
雨に気づけば傘をさせるように、責める声に気づけば、自然と心の傘をさせるようになるのです。
 
 

┃比較する時間を1日5分減らす

 
頑張れないという苦しみを強くする大きな要因の一つが比較です。
 
あの人は頑張れている
 
同年代なのに進んでいる
 
家庭も仕事も整っている
 
私は何をしているのだろう
 
この比較は、意志だけで止めにくいものです。
 
だから、感情を変えるより「接触時間」を変える方が現実的です。
 
おすすめは、比較する時間を1日5分減らすことです。
 
たとえば、
 
SNSを見る時間を5分短くする
 
朝いちばんに他人の投稿を見ない
 
しんどい日はアプリを開かない
 
比較が強くなるアカウントをミュートする
 
寝る前のスマホ閲覧をやめる
 
たった5分でも、毎日くり返せばかなり違います。
 
比較しない完璧な人になる必要はありません。
 
比較の材料を少し減らす。
 
それだけで大きな一歩です。
 
 

┃スマホを見たくなったら「体の疲れ」を確認する

 
スマホばかり見てしまう。
 
また時間を溶かした。
 
依存している自分はダメだ。
 
そう責めたくなる日もあるでしょう。
 
でも、その前に確認してほしいことがあります。
 
体はどうでしょうか?
 
眠れているか
 
肩や首が固まっていないか
 
食事はとれているか
 
生理前後ではないか
 
頭痛はないか
 
ずっと気を張っていないか
 
人は疲れているとき、重い行動を避けて、軽い刺激に流れやすくなります。
 
スマホはその代表です。
 
つまり、スマホだけが問題ではなく、「重いことができないほど疲れている」が先にある場合も多いのです。
 
そんな日は、スマホを取り上げる前に回復を入れてください。
 
水を飲む
 
顔を洗う
 
目を閉じる
 
ストレッチする
 
横になる
 
温かいものを飲む
 
早めに寝る
 
頑張れないのを意志の敗北と決めつけず、体の状態から見る。
 
全部やる必要はありません。
 
今日ひとつだけで十分です。
 
1.回復中と言ってみる
 
2.5分だけ動いてみる
 
3.責める声に気づいてみる
 
4.比較を5分減らしてみる
 
5.体の疲れを確認してみる
 
その小さな一歩は、派手ではありません。
 
でも、こういう静かな一歩こそ、私たちを現実的に助けてくれます。
 
ぜひあなたも、無理せず取り組んでくださいね。
 
 


7.頑張れない自分を責め続けて人生が破綻した私の実話

 
都会の道端でスーツ姿で疲れた表情で通勤かばんを枕にして寝転がるサラリーマンの画像

 
かくいう私も、ずっと自分を責めていました。
 
なぜもっと頑張れないのだ。
 
これは甘えではないのか?
 
俺が弱いだけではないのか?
 
そのとき私はサラリーマンをやっていました。
 
人間関係でトラブルばかり起こしていた私は、周囲の人たちとうまくやれるように必死で自分を変えようとしていました。
 
また、交通事故で働けなくなり会社を倒産させてしまった両親を養い、金銭的なあと始末をするために、必死で働いていました。
 
それでも状況はよくならず、苦しいだけの日々。
 
休みの日も、本屋さんに行ってはそのために必要な本を買って、読み漁り、どうにか状況を打開しようともがいていました。
 
そして、息も絶え絶えに会社に行ってどうにか仕事をこなす。
 
読んだ本を参考に、自分の一挙手一投足にダメ出しをしながら、もっと笑顔で、もっと前向きに、もっとたくさん行動して、もっと成果を出してと、自分の尻を叩きつづけていたのです。
 
しかし、結果は裏腹に。
 
職場では自分を弾劾するような会議が開かれ、あらぬ罪を着せられ、ではもっと頑張ろうと自分を焚きつけてさらに疲弊し、日に日にこなせる業務の量も減っていきました。
 
外回りをしながら力尽き、新宿の道端で仰向けに寝転がり、しばらく動けなくなってしまったこともありました。
 
しかも、気を失ってドサッと倒れてしまったわけではなく、ご丁寧にカバンを枕にして意識的に体を休めざるをえなくなってしまったのです。
 
それでも、何事もないように脇を通り過ぎていく人々。
 
みんな普通に歩いているのに、俺はもはや歩くこともできず、こんなところで寝転がっている・・・。
 
なんて弱く情けなく、甘ったれた人間なのだ。
 
そんなふうに自分を責めても、もう本当に力が出なくなりました。
 
なんとか仕事を終えて、家に帰り、倒れ込んだ私の目に映り込んだのは・・・、
 
たくさんの本が詰め込まれた、私の大きな本棚でした。
 
人とのコミュニケーション方法から、仕事術まで、無数の本のタイトルが私の目に飛び込んできました。
 
こんなに努力してるのに、なぜ・・・。
 
そのときです。
 
ふと疑問に思ったのです。
 
あれ、他の人もこんなに頑張ってるのかな、と。
 
他の人も、大きな本棚がいっぱいになるほどコミュニケーションや仕事の本を読んでるのかな。
 
道端に倒れ込むほど毎日必死に自分を変えようと努力してるのかな、と。
 
みんなそうやって努力した結果、普通にコミュニケーションして、普通に仕事の結果を出しているのかな
 
どう考えても違うよな。
 
みんなが懸命に本を読んでるのなんて見たことないし、道端に寝転がっているサラリーマンなんて見たことない。
 
ということは・・・、
 
なんだ、俺の方が頑張ってるじゃん!
 
俺の方が、みんなより何倍も頑張ってるじゃん!
 
頑張り過ぎたから、もう頑張れなくなってるだけじゃん!
 
みんなは自然にできることをやってるだけで、俺は自然にできないことを無理やりやろうとしていた。
 
だから、もう頑張れなくなってるだけじゃん!
 
そう気づいた瞬間。
 
なにかがドシャっと自分から剥がれ落ちるのを感じました。
 
自分を受容した感覚。
 
それは、自分が100Kgの荷物をもっていたことを初めて知り、その荷物を生まれてはじめて放り出したような感覚でした。
 
そしてなにより、いかに自分が自分を基準にせず、世間を基準に生きていたのかを思い知った瞬間でもありました。
 
もう頑張るのはよそう。
 
いや、もう頑張れないし、頑張りたくもない。
 
そう思って、本棚に入っている本という本を売り払ってしまいました。
 
しかし、時すでに遅し。
 
私の心と体は「頑張り」に蝕まれて、その後ほどなくして、ほぼ寝たきりの状態になり、職場を去りました。
 
やがて、自分を基準にした生き方をしようと、働き方をコーディネイトし、脱世間起業して今に至ります。
 
その経緯は、下記の記事に書いていますので、もしよろしけばお読みください。
 

参考記事
「仕事に行きたくない、家にいたい」当事者の本音と具体的な対処法

 
私は、世間という自分に合わない場所で頑張りすぎていたことに気づくのに、40年近くかかってしまいました。
 
もう頑張りたくない、そんな当たり前の気もちに気づくのが遅すぎて、人生が破綻してしまいました。
 
あなたには、同じ思いも体験もして欲しくない。
 
だから、私はこの記事を書いています。
 
同じ「頑張りすぎの仲間」として、どうかこの記事があなたに届きますように。
 
 


8.よくあるご質問(FAQ)

 
夜、部屋の中で机に頬杖をつきながら何か書いている女性の画像

 
Q1. 頑張れない自分が嫌いなのは、甘えですか?違いますか?

A2. その二択だけで考えなくて大丈夫です。

「甘え」と決めつけると、自分を責める方向にしか進めません。

また「甘えじゃない」と無理に思おうとする、葛藤の無限後退がはじまります。

実際には、体の要因、心の要因、環境の要因が複雑に絡み合って、頑張れない自分が嫌いになるという生きづらさが生じています。

それは、社会と自分とのあいだで起こる「グルグル運動」だと言えるでしょう。
 

参考記事
生きづらさとはいったいなにか?
生きづらさを生み出すグルグル運動について詳しく解説しています。


今の自分の体、心、環境にはなにが起きているのか?

そのように視点を広げて向き合っていくことが、とても大切だと私は考えています。
 

Q2. やるべきことは分かっているのに体が動きません。どうすればいいですか?

A2. やる気を出そうとする前に、「回復」と「分割」を試してみてください。

体が動かない日は、シンプルに「回復が必要な日」かもしれません。

まず、水を飲む、深呼吸する、少し横になるなど、自分の体の負荷を下げる行動を入れてみてください。

そのうえで、やることを極端に「分割」していきます。

メールを返す → 件名だけ見る

掃除する → ゴミを1つ捨てる

仕事を進める → ファイルを開く

5分だけでも十分です。

全部できなくても、ゼロだった行動が1や2になっただけでも、「頑張れなかった」というプレッシャーから解放されることがあります。

ぜひ試してみてくださいね
 

Q3. 周りと比較して落ち込む癖はどう止めればいいですか?

A3. 比較をゼロにしようとしなくて大丈夫です。

人は自然に比べてしまうものです。

比較して、戦って、勝ったものが子孫をつないできたので、止むをえません。

ですので重要なのは、「心が削られる比較」の対象に接する時間を減らすことです。

SNSを見る時間を5分減らす

朝いちばんに他人の投稿を見ない

しんどい日はアプリを閉じる

比較が強まる発信者をミュートする

比較しない人になることより、比較し続けなくて済む環境づくりの方が現実的です。
 

Q4. カウンセリングや受診でアドバイスや薬を出されただけで終わりました。やはり解決方法はないのでしょうか?

A4. その場所が合わなかっただけで、道がなくなったわけではありません。

医療が合う人もいます。

対話中心のカウンセリングが合う人もいます。

公的相談機関が助けになる人もいます。

生活習慣の調整やセルフケアで変化する人もいます。

また、それらのサービスそれぞれに「人」がかかわっており、その「人」との相性もとても大きな要因になっています。

ですので、大切なのは「正しい一つの扉」を探すよりも、今現実のあなたの姿を、あなた自身が見てあげることかもしれません。

話を深く聴いてほしいのか

働き方を見直したいのか

心身を整えたいのか

孤独を減らしたいのか

そうすることで、次の選択肢も見えやすくなるはずです。

もし「自分がどうしたいのかもわからない」と感じられるのであれば、まずはあなたの気もちに寄り添って、一緒にあなたの思いを言葉にしてくれる相談先を見つけることが、次に進む道なのかもしれません。
 

Q5. 今夜だけでも自分を責める声を鎮めたい。どうしたらいいですか?

A5. 下腹を人差し指で軽く押しながら、ゆっくり呼吸をしてみてください。

人差し指の圧に負けないように息を吸って腹をふくらませる。

そして、その指の位置を保ったまま息を吐き出す(お腹を凹ませない)

ゆっくりつづけていくと、5分~10分ほどで意識の中心が頭(自分を責める声)から下腹(落ち着いた心)に移動していきます。

寝ながらかまいません。

根本解決できる方法ではありませんが、一晩だけでもどうしても自分を責める声を鎮めたいというときには有効なはずです。

ぜひ試してみてくださいね。
 
 


最後に:「頑張れない自分」を抱えたまま、今日を生きる

 
しのぶかつのりの写真

 
ここまで長い文章を読んでくださり、本当にありがとうございます。
 
「頑張れない自分が嫌い」という苦しみは、とても消耗しますよね。
 
動けないことそのものもつらい。
 
けれどそれ以上に、動けないたびに自分を責め続けることが苦しい。
 
もしあなたが弱いだけなら、ここまで悩まなかったはずです。
 
頑張れないということに、痛みを感じなかったはずです。
 
迷惑をかけまいと、苦しまなかったはずです。
 
その時点で、あなたは間違いなく「頑張り屋さん」なのです。
 
頑張りすぎてしまっただけなのです。
 
だから今は、頑張れない日があっていい。
 
止まる日があっていい。
 
回復に時間がかかる時期があっていい。
 
それは怠けているわけではありません。
 
人としての自然な「波」でもあります。
 
今日できなかったことがあったとしても、あなたの価値まで消えるわけではないのです。
 
 

┃ 最初の扉を探している人へ|公的な相談窓口のご案内

 
もちろん、頑張れない自分について、まだ誰にも相談したことがない、まずは安心できる入口を探したいという場合もあるでしょう。
 
そんなときは、公的な窓口を活用するのも一つの方法です。
 
こころの健康相談統一ダイヤル
各地域の相談機関につながる電話窓口です。どこに相談すればよいか迷うときの入口になります。
 
こころの耳
働く人のメンタルヘルス情報や相談先がまとまっています。仕事の悩みが強い方にも使いやすい窓口です。
 
まもろうよこころ
こころの不調や悩みに応じた支援先を探しやすい総合案内サイトです。
 
精神保健福祉センター
各都道府県・政令指定都市にある公的機関です。地域に根ざした相談先として利用できます。
 
よりそいホットライン
孤独や不安、生活上の悩みなど幅広い相談に対応している窓口です。
 
相談は、深刻でなければ使ってはいけないものではありません。
 
少し苦しい。
 
誰かに整理して話したい。
 
その段階から使ってよいのですから。
 
 

┃もう一歩深く、自分の生きづらさに向き合いたいあなたへ

 
一方で、上のようなリストを見て、あなたはこう感じているかもしれません。
 
相談したけれど、話の深い部分が伝わらなかった。
 
受診したけれど、薬を処方されただけで終わった。
 
もしそうなら・・・、
 
それはあなたの苦しみが、「一般的な枠」には到底おさまりきらない、深く複雑なものなのかもしれません。
 
私はこれまで、そうした「こぼれ落ちた苦しみ」と多く向き合ってきました。
 
人には説明し切れない葛藤。
 
普通の励ましでは届かない痛み。
 
なぜ生きなければいけないのかという叫び。
 
生きづらさを抱えたままどう生き直すかという問い。
 
そうしたテーマに、当事者として、生きづらさカウンセラーとして現場で向き合い続けてきました。
 
そして、その深く複雑な苦しみを受け容れるお手伝いをしてきました。
 

もしあなたが「頑張れない自分」を受け容れてみたいと思うなら

そんな「自己受容」の一歩を踏み出してみたいと思うなら。

どうぞ私のメルマガを読んで見てください。

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あなたには、まだ道がある。
 
それだけは、どうか忘れないでください。
 
完璧でなくていい。
 
少しでもいい。
 
止まりながらでもいい。
 
あなたの歩幅で、歩いてください。
 
その一歩一歩の重みを、私はちゃんと知っていますから。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり
 

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生きづらい人生の歩き方 <目次>

1.生きづらい人がAI時代に生き残れる仕事とは?
2.「世界一即戦力な男」に見る引きこもり脱出の糸口
3.生きづらい人向け「ビジネスの成功法則」
4.あなたは「善人」ですか「悪人」ですか?
5.お金は好きですか?-生きづらい人が陥るお金のジレンマ
6.「お金もうけ」にとらわれなくなる話
7.生きづらい人は「リア充」より「ジツ充」を目指そう
8.我慢してるのに自分勝手と言われる
9.生きづらさの正体
10.死んでも世界はつづくのか?
11.実存を充実させる生き方
12.他人の目が気になる人へ
13.「ジツ充」の極め方
14.不安の上手な対処法
15.変えられること、変えられないこと
16.「変えられること」の見つけ方
17.感情に飲み込まれない方法
18.自分と同じ症状の人が見当たらない
19.人生を変える方法
20.人生が変わる瞬間に必ず起こる問題
21.「心の空間」を生きる
22.話が噛み合わないと感じるなら
23.人生に疲れ果てたときの「一段深い」対処法
24.「自分らしさ」とは何か?
25.AIと張り合うくらいなら
26.ジツ充とジコチュウの違い
27.社会に絶望している人へ
28.ネガティブ思考を変える適切な方法
29.生きづらい人は仕事を「三つ」もとう
30.心の健康法の効果が出ない理由
31.ベーシックインカムで将来も安心?
32.「悩み解決書」で悩みが解決しない理由
33.生きづらさを癒す一つの方法
34.もっとクヨクヨ考えよう
35.仕事を三つもつ理由
36.好きなことを仕事にする…?
37.苦しみの活かし方
38.向かい風を追い風にする生き方
39.行動力を身につける方法
40.お金との上手なつき合い方
41.自己洗脳と自己欺瞞
42.人並みという幻想
43.元気がないと幸せになれないのか?
44.「社会の常識」に振りまわされない
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47.生きづらい人が起業を成功させられる理由
48.そんなかんたんな話じゃない
49.人に気をつかい過ぎて疲れしまう
50.悩み過ぎて体がガチガチ
51.正解なんてない
52.心に余裕がない
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82.著名人と自分を比べてしまう
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84.上司や部下に言うことを聞いてもらえない
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86.ポジティブシンキングがうまくできない
87.結果だけで判断される社会
88.「自分がされたら嫌ことは他人にしてはいけない」の嘘
89.「性格が悪い」と言われてしまう
90.「ありのままの自分」というやっかいな問題
91.「お金」以外に8つの基準をもとう
92.どうしてこんなにつらいのに誰にも伝わらないのだろう?
93.仕事が恐い、職場が恐い - その恐怖の正体と解決策
94.「恩知らずな人」を許せない
95.他人を不愉快にさせてしまう
96.「等身大の自分」という言葉にひそむ罠
97.有効な「貯金」の仕方を身に着けよう
98.「なぜ怒っているのかわからない」と言われてしまう
99.頑張っているのに結果が出ない・・・
100.自分を「弱い」と感じている人へ
101.集団になじめないなら「思いどおり」にやろう
102.無駄に苦しんできただけだった
103.お金の不安をなくす方法
104.私の「すべて」をわかってもらいたい - わかってもらいたい症候群
105.なぜ苦しみを「克服」できないのか?
106.生きづらいなら「心地よい人生」を目指そう
107.生きづらい人は「扁桃体をいたわる生き方」を身に着けよう!
108.生きづらい人が自由になれる「メタ思考」とは?
109.世間との「ほどよい距離」の取り方とは?
110.たんたんと生きる
111.生きづらい人が目標を達成できない本当の理由
112.生きづらさへの対処がうまくいかない人の共通点とは?
113.カタルシスが生きづらさ脱出の「起爆剤」になる理由
114.「生きづらさ克服」の気力を失いそうなあなたへ
115.「仕事に行きたくない、家にいたい」当事者の声と具体的な対処法
116. 気が弱い人が人生を変える極意
117.消えない恨みへの「レベル別」対処法
118.生きづらさをこじらせる「完全な被害者バイアス」とは?
119.生きづらいなら「役割」を果たし人生を落ち着かせよう
120.生きづらい人にもっとも大切な支援
121.生きづらい人は「意志が弱い」のか?
122.自分軸よりも大切なもの -「実存軸」で生きよう
123.人の言葉に傷つきやすい人が知ると楽になる二つの事実
124.メタ思考力を鍛えたいなら「バカ」や「アホ」ともつき合おう
125.生きづらさの「原因」を安易に特定するネット記事が多すぎる
126.「誰でもHSP症候群」にかかった日本
127.「結論だけ欲しがる社会」に踊れされるな
128.生きづらい人は「ギバー」を目指さなくていい
129.「一人で生きていく」と決めた生きづらい人に必要な覚悟
130.マイノリティは、なぜ生きづらいのか?
131.生きづらい人の「意識」の上手な活かし方
132.もんもん耐性、それは自分の「本質」と向き合える力
133.生きづらい人はAIと仲良くなれる - 関係性のシンギュラリティ
134.「メンタルが強い人」のアドバイスを真に受けない
135.雑談力は必要か?雑談できないあなたへ
136.嫉妬しやすい人が「嫉妬しない人」になりたいなら
137.お金に振り回されなくなる「二つの力」
138.日本社会で生きづらい人が苦しんでいる本当の理由
139.自分は本当に「生きづらい」のだろうか?
140.生きづらい人はコミュニケーションが得意という事実
141.内にこもりたいとき、あなたはどうしていますか?
142.「憧れの人」を目指すな - ビジネスの成功者に憧れる生きづらい人へ
143.私には不満がない
144.「無駄にプライドが高い人」が好きだ
145.その他大勢になるな、唯一無二のままであれ。
146.「生きる意味」が見つからない、生きづらい人へ
147.「異物」として生きて
148.FIRE達成!で、どうするの? 
149.「気にしている」のではなく「気になっている」のです 
150.「自分の本質」を見えなくさせるもの
151.生きづらい人が死ぬときに後悔しない方法
152.生きづらい人のための「お金を使う優先順位」
153.「傷の舐め合いはよくない」は本当か?
154.自己憐憫のススメ
155.お金の魔力から逃れる方法 - チェックリスト付き
156.生きづらさをチカラに変えるとは?
157.「成長」を手放し人生を「成熟」させるコツ
158.生きづらい人が理想のサービスに出会えない理由
159.扁桃体に悪い8つの習慣
160.生きづらさを武器にして「自爆」したカウンセラーの告白
161.お手軽スピリチュアルに壊された人生
162.美女やイケメンんだって生きづらい - 恵まれていてもなぜ苦しいのか?
162.美女やイケメンんだって生きづらい - 恵まれていてもなぜ苦しいのか?
163.変わりたいのに変われない本当の理由|自分を変えずに人生を変える方法
164.なぜ自責をやめたいのにやめられないのか?苦しみの正体と3つの対処法
165.なぜ自責をやめたいのに止まらないのか?苦しみの正体と3つの対処法
166.職場に馴染めないのは自分のせい?辞めるべきか我慢すべきか迷うあなたに
167.頑張る自分になる vs 頑張れない自分を受容する|本当の出口はどちらか?
168.距離感がわからない人へ|LINE・職場・友人関係に疲れてしまう本当の理由
169.生きづらい原因を探すときにやってはいけない5つのこと
170. 自分は普通じゃないと感じるあなたへ┃普通になれない苦しみを終わらせる方法
171.自分を受け入れたいのに受け入れられない。その意外な理由と根本的な解決法
172.生きづらさ解決の三段階論 - 消せない苦しみを抱えたあなたへ
173.生きづらさ解決を阻む、もっとも強い誘惑
 


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