考え方のパターンを変える技術
思考のアミダくじ書きかえ法
第8回
根本的な考え方のクセを直す方法
私たちの脳の中にある思考のアミダくじには、
『根本的な考え方のクセ』
が埋め込まれています。
特に心の不調に悩む人の
思考のアミダくじには、
「逃げてはいけない」
「立ち向かわなくてはいけない」
「休んではいけない」
という『根本的な考え方のクセ』が
埋め込まれていることがとても多いのです。
あなたはどうでしょうか?
今回は、私たちを苦しめる
この『根本的な考え方のクセ』を
思考のアミダくじから取り除く方法を
ご紹介いたします。
その方法とは。
ある法則にそって
“目標” を設定し 、
ある法則にそって
“行動” をおこすのです。
この二つの法則にそった“目標” と“行動” で、
思考のアミダくじから『根本的な考え方のクセ』が
自ら勝手にはずれていってしまいます。
経験すると解りますが、
これは本当に快感です。
ではこの二つの法則とは、
いったいどんなものなのでしょうか。
まずは、“目標の法則” を
見てみましょう。
それは、
『ありたい自分』
を設定するという法則です。
『ありたい自分』?
いったい何でしょう?
私たちは目標を設定するときに、
ついつい、
『なりたい職業』
『したいこと』
『欲しい物』
から設定してしまいますよね。
これらの目標を達成するためには、
試験に合格したり資格を取ったり、
お金を得る必要があります。
人の許可が必要になってしまう。
つまり、
“不自由”
な状況になってしまうのです。
あなたもすでにご存知の通り、
私たちの脳がもっとも嫌い
冷静に行動できなくなる状況が、
『自分ではどうにも出来ない状況』
という “不自由” な状況です。
この状況では、
『根本的な考え方のクセ』を
はずすどころの話ではありません。
そこで、目標には、
『ありたい自分』
を設定するのです。
『ありたい自分』とは、
将来の目指すべき自分の『心の状態』です。
あなたの『心の状態』ですから、
誰の許可も必要なく、すべてあなたが決めることができます。
つまり完全にあなたの “自由” です。
あなたが 真に“自由”な目標を設定することで、
不自由の象徴である 『根本的な考え方のクセ』 が、
思考のアミダくじからボロボロと勝手にはずれていくのです。
しかし、『ありたい自分』を自由に設定しても、
いつの間にか、不自由な 『根本的な考え方のクセ』 の
内側に引きずり戻されてしまう可能性があります。
いえ、たぶんその確率の方が高いでしょう。
アミダくじの横棒が、
完全にははずれきっていないからです。
それほどまでに、
アミダくじの横棒は強力なのです。
その時に役立つのが、
2つ目の法則。
“行動の法則”です。
次回は、この“行動の法則”について
ご紹介いたします。
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
信夫克紀(しのぶ かつのり)
おかげ様でコラム数500本突破!