トランスパーソナルを学び、役立てる
トランスパーソナルを日常に活かす
第7回
トランスパーソナルを日常に活かす具体的な方法
トランスパーソナルを日常に活かすためには、具体的にどうしたらいいのでしょうか?
そのヒントは、「立ち位置を真逆にしてみる」ということにあると、私は考えています。
つまり、「今とは正反対の位置に立ってみる」ということ。
私はトランスパーソナルを、「何ひとつわかっていない側からものごとをとらえてみること」とご説明しました。
それは、普段からよく知っている常識や、自分の経験という「よく知っている側」からものごとを判断するのではなく、うまく言葉にもできないような「よくわからない側」からものごとを判断するということです。
それを実際に日常に活かすときに役にたつのが、「なんとなく」という感覚です。
たとえば、買い物に行こうと思ったとき。
なんだかよくわからないんだけど、今日は「なんとなく」いつもと違う道から行ってみようと思った。
誰かに「しょうがないヤツだなぁ~」と言われた。
普段は気にもならないけれど、そのときは「なんとなく」気にかかって、家に帰っても思い出してしまった。
疲れて寝ていた日曜日に、友人から今からイベントに行こうと誘われた。
断って家にいようと思ったけど、「なんとなく」気になる内容だった。
こんなとき、いつもなら、そんな「なんとなく」を気にとめることもなく、「よく知っている側」から判断してしまうでしょう。
「いやいや、いつもの道の方が近いし、回り道したら時間がもったいない。」
「いやいや、悪気はないんだろうから、いちいちクヨクヨ考えない。」
「いやいや、体を休めておかないと、明日の仕事に響くでしょ。」
こんな風に、「なんとなく」をやり過ごしてしまうわけです。
しかしそれでは、今までと何も変わりありません。
トランスパーソナルを日常に活かしたことにならない。
では、「なんとなく」にどのように対応すれば、トランスパーソナルを活かすことができるのでしょうか?
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
おかげ様でコラム数500本突破!