誰にも理解されない苦しみの乗り越え方

 

理解されない苦しみを表現した画像

 

わかりにくい不幸

 
 

第5回
悪夢

 
あなたは、夢を見ますか?
 
『わかりにくい不幸』を抱えている方には、
夢、特に悪夢に悩まされている方が
多くいらっしゃいます。
 
悪夢を見るのは、
眠っている時の脳の習性と
深い関係があります。
 
私たちの論理的な考え方をつかさどる
脳の『前頭前野』という部分は、
眠っている間ほぼ休んでいます。
 
また、
私たちの感情を幸せへと導いてくれる
脳内物質『セロトニン』も、
ほとんど放出されません。
 
逆に、ストレスのもとともなる、
『コルチゾル』が放出されています。
 
したがって夢が理解不能で
ストレスのかかる内容になったり、
不安や恐怖をより強く感じる内容になってしまうのは
ある程度、仕方がないことなのです。
 
しかしこの悪夢を、頻繁に見たり
悪夢の内容があまりにもネガティブなものの場合、
一晩の苦しみではすまされない問題になってきます。
 
日々、悪夢にうなされるということは、
想像以上に人生を厳しいものにしてしまうのです。
 
夢の中だけではなく、
現実世界にも多大な苦しい不幸をもたらします。
 
もちろん『日々悪夢を見てうなされる』、
これだけでも、とてもツラく不幸なことです。
 
それにくわえて、
悪夢に体力や気力を奪いとられ、
その疲れ果てたボロボロの体と心で
日々の仕事や学業をこなさなければなりません。
 
さらに、
悪夢によって恐怖状態に突入した心のまま、
人と会い、仕事や学業をこなし続けることになります。
 
「悪夢を見たので、今日も会社を休みます。」
とは言えませんよね。
 
この『わかりにくい不幸』が、
悪夢に悩まされることの苦しみの本質だと言えるでしょう。
 
これを解決するためには、
セロトニントレーニングや感情マネジメントで、
心理(心)と生理(カラダ)を整えることがとても有効ですが、
私はさらに、物理つまり『環境』を整えることをオススメしています。
 
悪夢は本当にしつこく、
心理、生理を整えても、
環境が整っていなければ、
簡単にぶり返してしまう問題の一つです。
 
だからまずは、
周囲の環境にある『悪夢の種』ともいえるものを
少しでも減らしていくのが効果的だと言えます。
 
ネガティブに感じるものとの間に、
物理的に距離をとる習慣を身につける必要があるのです。
 
それは、逃げることでも何でもありません。
 
あなたは、
今まで毎晩、勇敢に悪夢と戦ってきました。
 
その戦いで傷ついた体と心を引きずりながら、
現実世界で命からがら生きてきました。
 
夜は、夢の中で戦い、
昼も、現実世界で戦っていたら、
体と心が壊れてしまうのは当然のことです。
 
あなたにとって
眠りが戦いの場であるなら、
現実を癒しの場にする。
 
あなたを癒す環境を
整える必要があるのです。
 
今まで十分に戦ってきた
あなたにだから言えることです。
 
誰のせいにもできず耐え抜いてきた
あなたにだから言えることです。
 
ここで勇気を持って、
現実世界から『悪夢の種』となる出来事を
少しでも減らせるような暮らしを始めましょう。
 
自分を静かに癒せる環境を整えることを
最優先にしてみましょう。
 
そんな自分を、
現実と戦わずに逃げる卑怯者だと
あなたが感じてしまうなら。
 
自分を恥じる必要はない。
自分をさげすむ必要はない。
 
なぜなら、
私は知っているからです。
 
あなたが、
誰にも知られず一人戦い抜いてきた、
『勇敢な闘士』だということを。
 
もう、十分に戦ったんです。
傷だらけです。
 
そろそろ、自分を癒す旅にでましょう。
 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

 
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