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更新日:2020年1月16日

生きづらい人生に悩むあなたへ

 

波打ちぎわに座り込む女性の画像

 

心地よい人生の便り2

 
<67通目>

生きづらい、生きにくい



┃生きづらさの原因とは?

 
生きづらい、生きにくい、死にたい、生きていたくない…。
 
あなたも、こんな感情に包まれることがありますか?
 
すべてが虚しい。すべてが腹立たしい。
 
自分にも世間にも嫌気がさす。
 
こんなことを、誰にも話すわけにもいかず…。
 
そう考えると、ひどく孤独を感じる
 
悲しくなる。
切なくなる。
不安になる。
怖くなる。
 
生きにくい人、生きづらい人は、いつもこんな激しい感情の波と闘っています。
 
じつは、私もその一人でした。
 
こんな根源的ともいえる悩み。
 
その原因はいったいなんなのでしょうか?
 
もしあなたも、同じような生きづらさを抱えているのなら。
 
あなたは「脳の扁桃体」が敏感なのかもしれません。
 
扁桃体が敏感な人は、恐怖や怒りといったネガティブな感情が起こりやすくなります。
 
つまり、「心のアンテナ」の感度がとても高いのです。

<参照記事>
扁桃体のはたらきと生きづらさとの関係について詳しく解説しています。
生きづらさの原因は脳の扁桃体?

 
もちろん、生きづらさの原因はそんなに単純に言い表せるものではないでしょう。
 
でも、あなたのその繊細な「心のアンテナ」が、さまざまなことを感じ取っていること。
 
それは生きづらさの大きな要因の一つになっていると考えられるでしょう。
 
 

┃生きづらさのリアルな対処法

 
世の中にはたくさんの「生きづらさ対処法」が紹介されています。
 
そのどれもが、魅力的で前向きな言葉にあふれています。
 
「明るく、元気に、イキイキと!」
 
「あなたはすでに愛されている!」
 
「誰もあなたを批判していない!」
 
「乗り越えられない試練はない!」
 
でも、あなたはそれを見ると違和感をおぼえてしまう。
 
すべて「キレイゴト」だと感じてしまう
 
私の抱えている生きづらさは、そんな「軽い問題」じゃないという感覚がぬぐえないのです。
 
だから、生きづらさを抱える人には、なかなか相談相手が見つかりません。
 
誰に相談しても自分の悩みが伝わらない
 
わかってもらえない。
 
だからよけいに生きづらくなる。
 
生きづらいという悩みだけでも苦しいのに、その苦しみをわかってもらえないという「二重の苦しみ」を味わっているのです。
 
さらに、わかってもらえないどころか「甘えるな!」と叱りつけられ、「弱い」となじられることもある。
 
だから、誰に相談していいのかわからなくなってしまった…
 
もしあなたが、そんな切なく、苦しい状況に追い込まれているのなら。
 
あなたの話を「本気で」聴いてくれる人を探しはじめてみましょう。
 
あなたの生きづらさを、頭ごなしに否定しない人を探しはじめてみましょう。
 
あなたと同じ「二重の苦しみ」を味わい、あなたの痛みに心から共感してくれる人を探しはじめてみましょう。
 
すぐには見つからないかもしれない。
 
でも、探しはじめてみましょう。
 
生きづらさから脱け出すためには、まずはそれが大切な第一歩です。
 
なぜなら、話を本気で聴いてもらい共感されることで、私たちの脳からはオキシトシンという脳内物質が放出されるから。
 
それが私たちに「ホッ」と安心できる感覚をもたらしてくれる。
 
過敏に反応してしまっていた扁桃体を癒してくれるのです。
 

<参考文献>
シャスティン・ウヴネース・モベリ「オキシトシン―私たちのからだがつくる安らぎの物質」 晶文社

 
さらに、「本気で聴いてくれる人」との対話をとおして、あなたは、自分の生きづらさの正体に迫ることができます。
 
自分は、なぜこんなにも苦しいのか?
 
なぜこんなにも生きることが苦手なのか?
 
生きづらさという絡まった糸を解きほぐしていくことで、自分の苦しみの根っこが見えてきて、生きづらさを客観的に眺められるようになってくる。
 
すると、脳の前頭前野のはたらきによって、扁桃体が次第にしずまっていくのです。
 

<参照記事>
扁桃体と前頭前野の関係について詳しく解説しています。
生きづらい原因は脳の扁桃体?

 
生きづらい、生きにくい、死にたい、生きていたくない
 
こんな、世間ではタブーとされている言葉を発したとしても、まともに相手をしてくれる人を探してみる。
 
この人なら、私が「苦しい」と言った言葉を信じてくれる。
 
この人なら、私の生きづらさ、生きにくさをまともにとりあってくれる。
 
この人なら、私の生きづらさ、生きにくさを正直に話せる。
 
そんな「ホッ」とできる人や場所を、本気で探すこと。
 
「話の通じる人」や「話の通じる場所」を見つけること。
 
それが「キレイゴト」ではない、生きづらさへのリアルな対処法なのです。
 
 

┃生きづらいと言い合える社会へ

 
生きづらさに苦しむ多くの方は、生きづらさを誰にも理解されずにいること に苦しんでいます。
 
もしも、
 
「いや~、昨日、なんだか死にたくなっちゃってさぁ」
 
「え~、マジ~、大丈夫?」
 
と学校や会社で平気で言い合えるような社会であれば、生きづらい人も今より少しは生きやすくなるはずです。
 
それはお互いの生きづらさや、生きにくさを理解し合おうとするだけで、今の閉塞的な苦しさから抜け出せる人がたくさんいるからです。
 
人間の脳がそう出来ているからです。
 
その方が自然 だからです。
 
たしかに生きづらさがないような社会になれば、それが一番いいのかもしれません。
 
しかしその考え方自体が、「生きづらさなんてあってはならない」という閉鎖的な社会の空気につながっています。
 
生きづらいときは生きづらい。
 
生きにくいときは生きにくい。
 
そうボソっと言い合える社会。
 
これこそが、風とおしのいい「健全な社会」 ではないでしょうか。
  
だからもしあなたが、生きづらい、生きにくいと感じていたとしても。
 
それは恥ずかしいことでもなんでもありません。
 
生きづらい人がいるという現実を見ないようにしている社会の方が「不健全」 なのですから。
 
そもそも、これだけせわしなく騒がしい社会のなかで、生きづらさを感じない人がいることの方が、私にとっては不思議なくらいです。
 
だからあなたも生きづらい、生きにくいと堂々と言い合える人を探しはじめてみましょう。
 
それが、生きづらさから脱け出すための第一歩です。
 
といっても…、その一歩を踏み出すのが、とっても大変なんですよね…。
 
そこでこのWEBサイトでは、 生きづらさへの対処法を500以上ご紹介しています。
 
まずはそれをながめてみながら、あなたに合った考え方や取り組めそうな方法を見つけてみてください。
 
そして、あなたの扁桃体を癒してあげてください。
 
きっとあなたの心が「フッ」と軽くなる瞬間を感じていただけると思います。
 
それでは今日もあなたに、心地よい人生が訪れますように。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり(信夫克紀)
 
関連記事
扁桃体が敏感だと自覚する
自尊心を取り戻す旅へ
生きづらさとはいったいなにか?
 
 

心地よい人生の便り2 <目次>

 
61.自分の使命を見つけたい
62.なぜこれが自分の使命だと思えるのか?
63.苦しみを無くす方法
64.生きていたくない
65.人付き合いがわずらわしい
66.人付き合いをしなくて済む条件
67.生きづらい、生きにくい
68.激しい感情の処理方法
69.なかなか行動にうつせない
70.心と体はつながっている
71.自分を変えるのに必要な期間
72.自分を変える2つの方法
73.理解してもらえない
74.人が怖い
75.自分の弱さが恥ずかしい…
76.長所が見つからない
77.悩んでばかりで嫌になる
78.生きづらさから脱け出すために
79.張り合わない
80.孤独ゆえの幸せ
81.お金より大切なもの
82.職場にいるのがツラい
83.生き方ハラスメント
84.アダルトチルドレンが母の愛を求めてしまう本当の理由
85.悩み解決本との上手な付き合い方
86.すべて運命で決まっているのか?
87.自分は何をやってもダメだと思ったら
88.自信を持つには?
89.同じ悩みでつまずいてしまう
90.感情にふり回されて自信が持てない
91.自分の受け入れ方
92.生きる意味、自分の使命が見つからない
93.頑張ることは良いことか?
94.人を信用できない
95.自分を信じるには?
96.健康法を継続するコツ
97.呼吸を整える本当の理由
98.完璧主義をやめたい
99.人にどう見られているか気になる
100.力んでしまう
101.全身を脱力する方法
102.肩の力を抜く方法
103.生きづらい時、何をすればいいのか?
104.予定どおりに行動できない
105.情けないぞ人類
106.最後に頼りになるのは?
107.自分の受け入れ方 <実践編>
108.なぜ自分で決められないのか?
109.自分で決められるようになるコツ
110.人から拒絶されるのが怖い
111.それでもやっぱり決められないあなたへ
112.ポジティブに考えられない
113.ストレス処理のうまい人
114.上手な逃げ場のつくり方
115.人に利用されてしまう
116.人に利用されないコツ
117.『心の弱さ』と『心の闇』の違い
118.引き合う闇…、共依存を防ぐために
119.見栄を張ってしまう
120.最後にどうしても伝えたいこと(最終回)
 
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