生きづらい人生に悩むあなたへ

心地よい人生の便り２

＜１１０通目＞

人から拒絶されるのが怖い

こんにちは。
Brain with Soulの信夫です。

人から拒絶されるのが怖い。

そう悩んでいる人が本当に多くいらっしゃいます。

「今日のランチ何にする？」

と聞かれても、気軽に答えられない。

同僚に仕事を頼むときも、躊躇してしまう。

電車内で席をゆずるかどうかも迷ってしまう。

好みの異性がいても声をかけられない。

拒絶されるのが怖くて行動できないのです。

いったいどうしたらいいのでしょうか？

もしあなたが人から拒絶されるのが怖いと感じているのなら、こう考えるようにしてみてください。

「世界中に正解があふれている」。

拒絶されるのが怖いのは、自分にとっての「正解」を相手に受け入れてもらえないかもしれないからです。

自分にとっての「正解」は、ハッキリと自覚できているとはかぎりません。

心の奥底で無自覚のうちに「正解」だと感じている場合もあります。

「今日のランチはパスタが正解」
「この仕事は今頼むのが正解」
「老人には席をゆずるのが正解」
「私はこの人に声をかけるのが正解」

自らが「正解」と感じていることを「間違ってます」と言われればショックを受けてしまうのは当然のことですよね。

「正解」だと純粋に思っていればいるほど、ショックは大きく、心は傷ついてしまうものです。

数学の授業中に、黒板に計算問題の「正解」を書いたつもりが、先生に「間違ってます」と言われたら、誰でも恥ずかしくなってしまうでしょう。

でも数学と違い、人間関係においての「正解」は人の数だけあります。

あなたにはあなたの正解があり、
ランチする友人には友人の正解があり、
同僚には同僚の正解があり、
老人には老人の正解があり、
好きな異性には異性なりの正解がある。

いたるところに正解があり、世界中に正解があふれている。

相手はあなたの正解を拒絶したわけではなく、自分の正解を述べただけ。

あなたも正解。相手も正解。

「どちらも正解」なのです。

一見当たり前のことですが、これをしっかり頭に思い浮かべた上で、行動しようとしてみてください。

世界中に正解があふれていると明確に思い浮かべながら、ランチの問いかけに答えたり、仕事を頼もうとしたり、席をゆずろうとしたり、異性に声をかけようとしてみてください。

今まで感じていた拒絶への恐怖感がやわらぎ、どうればいいのか決めやすくなっている自分の心に気がつくはずです。

これはくり返して身につけていくことが大切です。

くり返すことで、拒絶されることへの恐怖感がだんだんと薄れていくのを実感していただけるでしょう。

ただし、それにも限界を感じるときがくるかもしれません。

そのときは、もっと奥深くにある原因と向き合ってみる必要があるでしょう。

もしかしたら、あなたが拒絶されることを怖がっているのは、虐待の後遺症かもしれません。

また、嫌われ上手として生きてきた経験があるからかもしれません。

もしくは、心が傷つきやすい脳をしているのかもしれません。

苦手なことを努力だけで克服しようと無理をせず、ぜひ一度、ご自分と静かに深く向き合う時間を持たれることをオススメします。

Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
信夫克紀（しのぶかつのり）