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生きづらさから脱け出す覚悟の決め方

 

人生の原液を飲む覚悟を決めた画像

 

人生の原液を飲んで生きる

 

第4回
この世は弱肉強食である

 
今、日本の社会では、
弱肉強食が意識されることは、
ほとんどありません。
 
特に都市生活者であれば、
 
実際に自分たちの手で、
他の動植物を捕えて食べる機会もありません。
 
食料に限らず、
人間同士の関係においても、
 
虐待やパワハラなど、
 
立場の強いものが、
立場の弱いものを一方的に
喰いものにすることは
許されないという文化が、
 
少しずつですが、
ようやく社会の表面にも
取り上げられるようになってきました。
 
立場が弱いからといって、
ただ喰われてしまう時代では、
なくなってきたのかもしれません。
 
しかし。
 
弱肉強食が、
消え失せたわけではありません。
 
逆に、
 
その確固たるシステムの上で、
私たち人間の生活は営まれています。
 
今も、人間同士において、
強者が弱者を喰いあさっているのです。
 
その強者とは。
 
資本主義の中で勝ち抜いてきた、
経済強者かもしれません。
 
人が知り得ない知識を身につけた、
情報強者かもしれません。
 
そして、
あなたもその強者たちに、
自分のお金や時間や権利を、
喰われ続けているのです。
 
経済力を使った広告や、
あなたの知らない情報を使い、
 
あなたの欲や恐怖心をあおる。
 
これがあれば大丈夫。
これがあればもっと大丈夫
これがないと危険です。
これがないともっと危険です。
 
そうして、
 
『たいして必要でないもの』
 
を日々買わされてしまう。
 
法律をたてにとって、
住む場所を奪われたり、
 
経営者ばかりが得をする
サービス残業をさせられたり、
 
預けただけのお金(税金)を、
勝手に個人の寿司代に使われたりしてしまう。
 
今も、着々と、
強い者が弱い者を、
喰いものにしているのです。
 
それは、生きづらい人が、
より生きづらくなる仕組みが、
この世界の根底に組み込まれているということ。
 
その中で生きるためには。
 
腕力で他者を屈服させる、
ジャイアンになる必要があるかもしれない。
 
道具と知恵を使いこなして生き抜く、
ドラえもんになる必要があるかもしれない。
 
「私にはとても無理…」
 
そう感じるなら。
 
ジャイアンを見つけて、
スネ夫になる必要があるかもしれない。
 
ドラえもんを見つけて、
のび太になる必要があるかもしれない。
 
「それもちょっと…」
 
と感じるなら。
 
どうすれば自分の身を守れるのか、
真剣に考える必要がある。
 
何らかの、
 
『喰われない方法』
 
を見つける覚悟が必要なのです。
 
クモは、
巣を張って待ち、
 
身動きできなくなった
獲物を喰います。
 
倫理的には卑怯です。
 
それこそ弱肉強食ということ。
 
良い悪いは通用しない。
 
それがこの世界の容赦のない事実。
 
人生の原液なのです。
 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

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