嫌われてよかった3つのメリット

 

嫌われてよかった

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嫌われてよかった

 

第9回
嫌われてよかった3つのメリット

 
「嫌われ上手」な人の口から、
よく聴くセリフがあります。
 
それは、
 
「私だって、好きでこんな性格になったわけではないんです…。」
 
「みんなと同じように、ただ自然に振る舞うと嫌われてしまうなんて、不公平すぎます…」
 
というセリフ。
 
怒りとも悲しみとも違う、
誰のせいにもできず、
かといって努力を重ねてきたぶん、
自分だけの責任とも思えない、
そんなやり場のない切ない思いです。
 
本当にそのとおりだなと私も思います。
 
とても真っ当な気持ちだと言えるでしょう。
 
ただ、どんなにそう訴えたとしても、
その声は周囲の人には届きません。
 
なぜなら、嫌われているからです。
 
「人に嫌われる」という問題
難しさの一つはそこにあります。
 
どれほど真っ当な意見を述べたところで、
聴く耳を持ってもらえず、
その切ない思いを
強く訴えれば訴えるほど、
さらに嫌われてしまうだけです。
 
となると、
ここからあらためて、
良好な人間関係を築くために、
「自然」な振る舞いができるように
みんなに合わせる努力を
していけばいいのでしょうか?
 
しかし、
それを実現させるのは、
並大抵のことではありません。
 
今まで見てきたとおり、
「嫌われ上手」な人の思考には、
 
「好かれようとしてしまう」
「自分の価値が低いと思っている」
「好かれる条件を間違えている」
「心に深い傷を負っている」
「常に危険だと感じている」
 
といった何重ものロックがかかっています。
 
これを一つひとつはずしていくのは、
人生をかけた一大事業となるでしょう。
 
もちろん、それにとりかかることは
決して悪いことではないですよね。
 
得られるものもあるはずです。
 
ただし、もしあなたが
「嫌われ上手」という悩みを抱えて、
今日まで努力して努力して努力して、
ボロボロに疲れてしまい、
人生を投げ出したくなっているのなら。
 
自分自身に、
こう問いかけてみて欲しいのです。
 
「そうまでして、みんなに合わせる必要があるのだろうか?」
 
あなたが築こうとしている
「人間関係」というものは、
そもそも、そんなにも
価値のあるものなのでしょうか?
 
一緒にランチをしながら
昨日のドラマの話をしたり、
会社帰りに酒の勢いで
上司への愚痴を言い合ったり、
ラインやメール、SNSで
何をしているのかを確認し合うことは、
あなたにとって、
どれほどの価値があるのでしょうか?
 
それを手に入れることは、
あなたの人生をかけるに
値するほどのことなのでしょうか?
 
もちろん、
そのような息抜きの場も必要ですし、
その時間を持つこと自体は、
決して悪いことではないでしょう。
 
でも、よく思い浮かべてみてください。
 
あなたはその場にいて、
本当に息が抜けるのでしょうか?
 
人と話しながら、
「自然」に振る舞えるように努力して、
ちゃんと振る舞えているか常に気をつかい、
変だと思われていないか、
今言ったことで相手に嫌われなかったか、
そうやって様子をうかがいながら
自分で自分を無理やり糸であやつるように
不自由に振る舞って、
そのときあなたは、実際に、
楽しむことができているのでしょうか?
 
そのような場で、今まで、
安らいだことが一度でもあるのでしょうか?
 
あなただけではありません。
 
本当は右ききなのに、
生まれつきの左ききのように
振る舞うギクシャクとしたあなたを見て、
周囲の人は、心から楽しんで
あなたと接することができるでしょうか?
 
どんなにあなたが
努力をしているとわかっていても、
「自然」に振る舞うことのできてしまう
呑気な人たちの中では、
それは「迷惑」にしか
映らないのではないでしょうか?
 
それでもあなたが、
無理にその人たちにかかわろうとすれば、
相手もあなたを嫌うしかない。
 
つまり、あなたが
無理にかかわろうとさえしなければ、
その人たちもあなたを嫌わずに
済んだのではないでしょうか?
 
そして、
あなたも不愉快になったり、
傷つかずに済んだのではないでしょうか?
 
どちらが悪いということではない。
 
相手にとっての「自然」は
あなたにとっての「不自然」であり、
あなたにとっての「自然」は
相手にとっての「不自然」であるということ。
 
相反するものが同じ場にいようとすれば、
互いに迷惑をかけ合ってしまい、
互いに不愉快にし合ってしまい、
互いに傷つけ合ってしまう。
 
それが当然の結果なのです。
 
にもかかわらず、
なぜあなたはその人間関係に
戻ろうとするのでしょうか?
 
そして何よりも、
なぜあなたばかりが、
そこまでして周囲の人に
合わせなければならないのでしょうか?
 
あなたの大切な人生を
かけるほどの価値が、
本当にそこにあるのでしょうか?
 
もしこれらの問いかけに、
あなたがキッパリと、
 
「その価値がある」
 
と答え、
人と「自然」につき合える努力を
していこうとなさるなら、
当然ですが私は止めません。
 
あなたの人生ですから、
止める権利が一切ありません。
 
その行く先で、
あなたが納得のいく人生を
手に入れられることを
心の底から願います。
 
でも、もしあなたが、
 
「もう人間関係を良好にするための努力はごめんだ」
 
と思ったのなら。
 
どうぞここから先をお読みください。
 
ここからは、
「嫌われ上手」な人が安らぎを得て
「自然」に生きていくための方法を
ご提案していきます。
 
そのはじめとして、
まずは「嫌われ上手」な人が得られる
メリットを三つご紹介します。
 
つまり、
 
「嫌われたまま生きる三つのメリット」
 
です。
 
それは「嫌われ上手」として
生きてきたからこそ手に入る、
 
「嫌われてよかった」
 
と思えるような貴重な人生の財産。
 
そして、
さらにその貴重な財産を
上手に使うことによって得られる、
人生を変えるかけがえのない、
 
「二つの出会い」
 
についても述べていきます。
 
では、まず、
 
「嫌われたまま生きる三つのメリット」
 
についてご紹介しましょう。
 
それは、次の三つです。
 
1.膨大な「命」が手に入る
2.「物言わぬ親友」に囲まれる
3.「心の空間」を巨大に広げられる
 
次回は、一つ目の
 
『膨大な「命」が手に入る』
 
について、
詳しくご紹介したいと思います。
 
<次回更新予定2017年7月10日) 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀(しのぶ かつのり)
 

 
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