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更新日:2020年2月24日

「起業しないリスク」が急激に高まっている

 

「起業しないリスク」が急激に高まっている

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脱世間起業への道

 

第2回
「起業しないリスク」が急激に高まっている

 

┃全員が在宅勤務でも「業績にほぼ影響ない」

 
予測より早く急激に「起業しないリスク」が高まってきました。
 
私は以前、私の孫の世代になると、
 
「おじいちゃんカイシャに行ってたんでしょ?」
 
「満員電車っていうのがあったんでしょ?」
 
「嫌な上司っていうのがいたんでしょ?」
 
と聞かれるだろうとお話しいたしました。
 
通信環境が今よりもさらに進化して、わざわざオフィスに通う必要がなくなる。
 
そのため、会社という組織のあり方が変わっていく。
 
そうすれば満員電車も嫌な上司も過去のものになる・・・。
 
ただ、そのような動きが本格化するのにあと10年はかかると思っていました。
 
そのため「孫の世代」と表現させていただいたのです。
 
しかし、その予測が想像より早く実現しそうな流れができています。
 
海外から感染症が入ってきたことをきっかけに、インターネット企業大手のGMOが、社員全員を在宅勤務にすることを決定。
 
3週間後、会長の熊谷氏が「業績にほぼ影響ない」と発言しました。
 
さらに「この結果を見て、そもそもオフィスが必要なのか真剣に考えている」とまで述べているのです。
 

 
これは、会社というものの構造が革命的に変わる一大事件です。
 
同時に「起業しないリスク」が、以前よりさらに高まったことを意味しています。
 
 

┃なぜ「起業しないリスク」が高まるのか?

 
在宅勤務が可能になることは、「正社員の枠がどんどん減っていくこと」を示しています。
 
なぜなら、在宅で仕事をするかぎり「結果」で判断せざるをえなくなるからです。
 
これによって「出勤表に打刻さえされていれば給料が出る」という概念はなくなってしまうでしょう。
 
つまり、在宅勤務を導入することで、社員を堂々と削減する口実ができてしまうことになります。
 
それは「結果」を出していない人、もしくは「結果」で判断しづらいポジションの人を、わざわざ正社員で抱えておく理由がなくなってしまうからです。
 
たとえば、オフィス自体がなくなるので、社員や設備を管理するだけの仕事は必要なくなってしまうでしょう。
 
そして、家で仕事をしてもらうのであれば、正社員にやってもらう必要はありません。
 
かんたんな作業なら、必要な分だけ在宅でアルバイトをする大学生や主婦に投げてしまった方が安い。
 
場合によってはスキルも高いので、早く済むはずです。
 
結果的に「正社員という安定」は、ごく一部の人だけが受けることのできる特権となっていく。
 
正社員という特権を得られなかった人は、自分で稼ぐしかなくなってしまいます。
 
このとき重要なのが「自分で稼いだ経験」があるか、ないかです。
 
つまり、どんなに小さな取引でも起業したことのある人は、基本的な稼ぎ方やお金の流れを身につけています。
 
しかし、起業したことのない人は、なにをどうすればいいのかまったくわからない。
 
それがそのまま生活のリスクに直結する。
 
つまり、正社員の枠が極端に少なくなることは、「起業しないリスク」が高まることに直結しているのです。
 
 

┃今年、働き方に「進化圧」がかかる

 
もちろん経営者側は、在宅勤務にすることによって、人員削減ができて、オフィスや設備がいらなくなり、大幅に経費を減らすことができます。
 
そして、そのようなことは、もうとっくにわかっていました。
 
ただ、みんな様子を見ていたのです。
 
社会からの反発も強いでしょうし、在宅勤務をするための費用も手間もルールも必要です。
 
そこに今回、「進化圧」がかかりはじめています。
 
進化圧とは、文字どおり、進化せざるをえない状況を生み出す力のこと。
 
GMOがおこなったような、全社員を一斉に在宅ワークにするといった決断は、従来なら考えられないでしょう。
 
そこに、感染症の脅威という「事件」が起きてしまった。
 
そのために、全員を在宅勤務にするというアラワザが実践できてしまった。
 
もし、GMOがこのまま在宅勤務化を進める決断をしたら。
 
そして、じっさいに業績が上向いたら。
 
他の経営者も在宅勤務化に向けて、一気に舵をきらざるをえなくなるでしょう。
 
つまり「進化圧」がかかるわけです。
 
いったん進化圧がかかりはじめたら、それはごく自然に全国的に進化は広がります。
 
そのための、在宅勤務のためのインフラは一気に発達し、安価になり、どんどん導入しやすくなる。
 
そして、ますます在宅化は進んでいくことになります。
 
私は、そうなるまで10年かかるかもしれないと思っていましたが、下手をすると今年一年でそれが進んでしまうかもしれません。
 
 

┃「起業しないリスク」を下げる方法

 
在宅勤務の進化圧がかかり、正社員の枠が激減するかもしれない。
 
そして正社員という特権を得られなかった人は、自分で稼ぐしかなくなる。
 
ただし、これはたいへんよい傾向です。
 
なぜなら、「ノーリスクで起業する環境」の方は、とっくに整っているからです。
 
個人同士の商取引が気軽にできるプラットフォーム。
 
音楽や書籍、映像がかんたんに配信できるプラットフォーム。
 
数時間だけ場所を借りることができるプラットフォーム。
 
コミュニティづくりやサロン運営ができるプラットフォーム。
 
資金や協力者を集めるためのプラットフォーム。
 
個人事業主を支援するための会計や集客のプラットフォーム。
 
これらの環境が、在宅勤務の環境よりも先にすでに整っているのです。
 
さらに、それらを使う文化がもはや社会に根づいています。
 
その上、それらを使うためのスマホは、今やおじいちゃん、おばあちゃんの手にまでわたっているのです。
 
在宅勤務への「進化圧」がかかっているということは、多くの人が起業する方向へ「進化圧」がかかっているということです。
 
このとき、起業の仕方を知らない人は、数少ない正社員の枠にしがみつくか、在宅勤務化すらされていない古い企業のなかで、人間関係にまみれながら仕事をするしかなくなってしまうでしょう。
 
また、旧来の起業の仕方しか知らな人は、お金を借りて、場所を借りて、人を雇うというギャンブルをせざるをえなくなるでしょう。
 
しかし「脱世間起業」を知っていれば。
 
自分にできる範囲のリスクで起業することができます。
 
だから、重要なのは「たった一人でも稼げる方法」があるという「事実」を知っておくということ。
 
そして、その方法は今の時代、山ほどあるのだという「事実」を知っておくことです。
 
それが、進化圧のかかりはじめた現在に必須の行動だと言えるでしょう。
 
それこそが「起業しないリスク」が高まる時代のなかで、私たちに心からの安心を与えてくれるのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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