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更新日: 2021-09-06

燃え尽き症候群をくり返してしまう

 

燃え尽き症候群をくり返してしまう

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法

 

第18回
燃え尽き症候群をくり返してしまう

 

┃アダルトチルドレンが燃え尽き症候群をくり返す理由

 
燃え尽き症候群とよばれる症状があります。
 
ストレスがかかる職場で懸命に努力しても結果がともなわず、プツリと糸が切れたように意欲をなくしてしまう。
 
疲労感に襲われて、欲求不満や怒り、焦り、憂鬱などに悩まされ、職場にも行けなくなってしまう状態のことです。
 
アダルトチルドレンは、この燃え尽き症候群になる人が多い。
 
しかも、くり返してしまうのです。
 
なぜでしょうか?
 
その大きな理由の一つは「扁桃体が丈夫な人と張り合ってしまうから」です。
 
つまりアダルトチルドレンは、自分の心が「敏感」なのに、心が「鈍感」な人と張り合ってしまうのです。
 
扁桃体とは脳の一部で、不快なものごとをいち早くキャッチする心のアンテナです。
 

参照記事
扁桃体のはたらきについて詳しく解説しています。
生きづらい原因は脳の扁桃体?

 
その扁桃体が敏感な人は不快を感じやすく、扁桃体が丈夫な人は不快を感じにくい。
 
その二人が張り合えば、扁桃体が敏感な人の方が無理をせざるをえなくなってしまうのです。
 
 

┃この社会は扁桃体が丈夫な人に都合よく作られた世界

 
「張り合う」といっても、ライバル心むき出しで対抗するという意味ではありません。
 
扁桃体が丈夫な人と、同じレベルで仕事をしようとし、対等に渡り合おうとしてしまうということです。
 
この社会は、扁桃体が丈夫な人に都合よく作られた社会です。
 
なぜなら、扁桃体が丈夫な人が、古くは果敢に侵略戦争をおこして人々を支配し、現代ではビジネスという場に戦場を変えて、社会を席捲し、統治してきたからです。
 
アダルトチルドレンの扁桃体は敏感です。
 
にもかかわらず、扁桃体が丈夫な人に都合よく作られた社会に、適応しようとし過ぎてしまう。
 
その結果、燃え尽き症候群になってしまうのです。
 
扁桃体が丈夫な人と渡り合い、無理に無理を重ねて、エンジンが焼き切れてしまう・・・。
 
これは本当に苦しい状況だと言えるでしょう。
 
 

┃なぜそんなにも無理をしてしまうのか?

 
エンジンが焼き切れるまで頑張ってしまうアダルトチルドレン。
 
では、なぜそんな無理をしてしまうのでしょうか?
 
それはアダルトチルドレンの人が持つ、独特の習性があるからです。
 
たとえば、自分の感情を押し殺し、相手に合わせることが当たり前になっている。
 
心の深い傷を癒そうとするがあまり、優越感やお金(がもたらす快楽)を必要以上に求めてしまう…など。
 
その習性があるために、無理に張り合ってしまうわけです。
 
それは、わかりやすく言いかえると、敏感肌の人が、丈夫な肌の人と炎天下の浜辺で日焼けの濃さを競い合っているようなもの。
 
自傷行為でしかありません。
 
努力や根性でなんとかなる問題ではなく、シンプルにやめておいた方がいい行為というものありますよね。
 
アダルトチルドレンが他の人と仕事で張り合うというのは、まさにやめておいた方がいい行為そのものなのです。
 
 

┃燃え尽き症候群をくり返さない方法

 
ここで、燃え尽き症候群をくり返さないために、重要なことを理解しておく必要があります。
 
燃え尽き症候群をくり返すタイプのアダルトチルドレンは、自分は「肉食動物」だと信じ込まされた「草食動物」のような人です。
 
幼いころから、自分の特性は無視されて、肉食動物でなければ生きられないと一方的に信じ込まされてきたのです。
 
燃え尽き症候群をくり返さないためには「肉食動物の価値観」から離れる必要があります。
 
今の生き方以外にもたくさんのあらゆる生き方があると、心の底から気づくことが必要なのです。
 
現代は、生き方の多様性が認められるようになってきた社会です。
 
まだまだ閉鎖的な側面はかなり多いですが、過去これほどまでに選択の自由が許された時代はなかったでしょう。
 
もちろん、だからこそしんどいという一面はあります。
 
でも、ほんの少し前までは、生きづらい人は引きこもるしかありませんでした。
 
引きこもったら最後、社会のメインストリームから完全に見放されていたのです。
 
しかし。
 
現在は、草食動物が草食動物のまま生きていくことができる。
 
草食動物としての特性を活かしながら、肉食動物とも上手につき合っていくことができます。
 
扁桃体が敏感なアダルトチルドレンが、心を満たしながら生きていくことのできる社会になってきているのです。
 
 

┃燃え尽き症候群は豊かに生きるための「サイン」

 
私たちは今、とてもラッキーな時代に生きています。
 
アダルトチルドレンにとってとてもラッキーな時代だと言えるでしょう。
 
このような物質的に余裕があり、多様性のある社会が存在しているのは、過去に扁桃体が丈夫な人たちが先陣をきって頑張ってきてくれたからです。
 
その恩恵を、ありがたく受ければいい。
 
現代の豊かさを思う存分活用して生きていけばいいのです。
 
豊かさとは、居酒屋でどんちゃん騒ぎをしたり、高級車でドライブすることではありません。
 
一人、自分の世界にこもれる豊かさです。
 
そうして自分にできる限り合った環境の中で、豊かさを受けた恩恵を社会に還元していけばいいのです。
 
もちろん、その社会がアダルトチルドレンを生み出した一因であることはたしかです。
 
ただ、くり返しになりますが、過去の歴史を振り返っても、これほど扁桃体が敏感な人が差別されずに豊かに生きていける時代はなかったでしょう。
 
この幸運を活かさない手はないのではないでしょうか?
 
無理に周囲と渡り合うという「立ち位置」を離れて、自分が心地よく生きられる「立ち位置」がないか探してみること。
 
そのきっかけを与えてくれるのが、燃え尽き症候群です。
 
燃え尽き症候群は、今の「立ち位置」が自分に合っていないよと教えてくれている、大切な「サイン」なのです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法 <目次>

1.アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法
2.なぜ克服したはずの問題をくり返してしまうのか?
3.今までのアダルトチルドレン克服法が取りこぼしてきた盲点とは?
4.扁桃体が敏感だと自覚する
5.「あなたは強い」という事実
6.親を捨てる
7.アダルトチルドレン克服に欠かせない必要なこと
8.恩着せがましい親
9.一生懸命育てたのに!
10.あなたは本当に親不孝者なのか?
11.親にすべてをブチまけようと思う
12.親が子育ての非を認められない理由
13.親への仕返しが止められない
14.アダルトチルドレン克服の優先順位
15.親との対決に必要な覚悟
16.好きなこと、やりたいことがわからない
17.誰もわかってくれない
18.燃え尽き症候群をくり返してしまう
19.親との関係を良好にしたい
20.「してあげた」という親心
21.なぜアダルトチルドレンはリラックスできないのか?
22.「体」を整えることがアダルトチルドレンに必要な理由
23.「つき合う人」を変えなければアダルトチルドレンは克服できない
24.ナイーブさを捨てる
25.人に批判されるのが怖い
26.自尊心が低い
27.アダルトチルドレンの「克服」とは?
28.感情をうまく表現できない
29.鬼のような親
30.人からの評価が気になる
31.自信よりも必要なもの
32.嘘をついてしまう
33.アダルトチルドレンが承認欲求をなくす方法
34.仕事で手を抜けない
35.自己肯定感を高めたい
36.親と同じことをしてしまった
37.なぜ焦ってしまうのか?
38.不登校が許されなかった人
39.今の仕事が向いていないと思うなら
40.勇敢であるということ
41.人間関係がうまくいかない
42.孤独を磨き上げる
43.努力しても嫌われつづける人
44.いつも自分ばかり残業している
45.快楽と上手につき合おう
46.自分のなかに基準がない
47.面倒くさがりをなおしたい
48.自分に合った働き方を見つけたい
49.他人に興味がもてない
50.自分に興味がもてない
51.人の顔色をうかがってしまう
52.私は変われるでしょうか?
53.どこに行っても同じだぞ!
54.自分がわからない
55.やる前から「無理」「できない」とあきらめてしまう
56.職場の人間関係がつらい
57.自分で自分をしばりつけてしまう人
58.不自由を感じてしまう原因
59.口が悪くて孤立してしまう
60.親のせいにするのは自分の甘えなのか?
61.嫌味ったらしい言い方をしてしまう
62.明るく楽しく振るまえなくなった
63.家庭環境のせいにし過ぎと言われてしまう
64.すべてを受け入れてもらいたい
65.親への憎しみが消えない
66.自分の受け入れ方
67.一人暮らしを必死になって止める母親
68.ひどい親に育てられた
69.アダルトチルドレンが子供のしつけに迷うとき
70.ささいなことを根にもってしまう
71.なにをすればいいのかわからない…
72.無駄にプライドが高い自分がイヤになる
73.あなたのペースを乱す人への具体的な対処法
74.あなたが無理しすぎてしまう本当の理由
 


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