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なぜあなたは努力しても報われないのか?

 

なぜあなたは努力しても報われないのか?

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アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法

 

第75回
なぜあなたは努力しても報われないのか?

 

┃努力しても報われないのはアダルトチルドレンの特徴

 
「努力すれば必ず報われる!」
 
もしかすると、あなたの嫌いな言葉かもしれません。
 
私も耳にするとやっぱり「イラッ」とします(苦笑)
 
あなたは今まで、懸命に努力してきました。
 
でも、なかなか報われなかった・・・。
 
それどころか、反対に悪い結果ばかり引き寄せてしまったかもしれません。
 
じつは、私もずっとそうでした。
 
仕事で努力しても、なぜか失敗ばかりする。
 
人間関係で努力しても、なぜか嫌われる。
 
恋愛で努力しても、なぜかドロ沼にハマる。
 
お金で努力しても、なぜか金欠になる。
 
自己啓発で努力しても、なぜかどんどん自信を失っていく。
 
じつはこれ、典型的な「アダルトチルドレンの特徴」のひとつです。
 
アダルトチルドレンは、自分の感情を無理やり抑えざるをえない家庭環境で育ってきました。
 
だから、自分の心や性質を自覚することがとても苦手。
 
そのため、目の前のことが自分に向いているのかわからない。
 
自分がそれを好きなのかすらわからない。
 
その結果、好きでもないうえに自分に向いていないことに努力しつづけるという地獄のような苦行を延々とつづけてしまう傾向があるのです。
 
そしていつも「努力したけど報われなかった・・・」という、砂を噛むような虚しさだけが残ってしまうのです。
 
 

┃努力が報われるために必要なこと

 
もしあなたが、努力が報われず、それを「自分の努力が足りないからだ」と考えているのなら。
 
ぜひ知っていただきたいことがあります。
 
努力が報われるために必要なこと。
 
それは、努力の「量」よりも、努力の「方向」だということです。
 
努力の「方向」が間違っていたら、どんなに努力の「量」を増やしても、よい結果は出ません。
 
だから、努力しても報われないのなら、まずは努力の「量」よりも、努力の「方向」が間違っていないかチェックしてみてほしいのです。
 
カウンセリングの現場でも、それをチェックするだけで、劇的に人生が変わる人がおられます。
 
私自身、努力の「方向」をチェックすることで、もっとも最悪の状況から脱け出すことができました。
 
たしかに、アダルトチルドレンは、努力しても報われないことが多いでしょう。
 
さらにその原因を、自分の努力の「量」が足りないからだと考えてしまいます。
 
それは、幼いころから少しでも手を抜くと、
 
「それは逃げだ」
 
「それは甘えだ」
 
と、とことん抑圧されてきたからかもしれません。
 
そうして、よい結果が出せないのは、自分の努力の「量」が足りないからだと考えるようになってしまった可能性があります。
 
あなたが今まさに、なにかに向けて努力しているのなら。
 
そしてあまりいい結果が出ていないのなら。
 
努力の「方向」が合っているか、ぜひチェックしてみてください。
 
 

┃努力の「方向」とは?

 
努力が報われるためには、まず努力の「方向」をしっかり合わせることが欠かせません。
 
では、努力の「方向」とはいったいなんでしょうか?
 
それは、「得たい結果」に対して正しい「行動」を選択しているかということです。
 
たとえば、営業職で結果を出したいのに、エクセルのスキルばかり磨いていたら。
 
その努力は報われないですよね。
 
それは、「得たい結果」に対して正しい「行動」を選択していないからです。
 
だから、どんなに努力の「量」を増やしても、お客様から受注は取れないでしょう。
 
また、英語をネイティブのように話したいのに、受験英語の暗記ばかりしていても。
 
その努力は報われないですよね。
 
同じ英語でも、「得たい結果」に対して正しい「行動」を選択していないからです。
 
ただし・・・。
 
そんなわかりやすい「方向」の間違いなら、思慮深いあなたであれば、とっくに気づいているはずです。
 
重要なのはこの先なのです。
 
じつは、どんなに努力の「方向」を変えてもうまくいかないことがある。
 
どんなに努力「方向」を定めなおしても報われないケースがあるのです。
 
そして、アダルトチルドレンは、まさにそのケースに当てはまってしまうことがあるのです。
 
その理由はいったいなんでしょうか?
 
次に、その点をたしかめていきましょう。
 
 

┃世間が認める「努力の方向」はかな~り狭い

 
あなたも今まで、努力の「方向」を変えてきたかもしれません。
 
でも・・・。
 
努力の「方向」を変えても報われない。
 
いったいなぜなのでしょうか?
 
それは、世間で認められている努力の「方向」が、かな~り狭いからなんです。
 
そしてその努力の「方向」が、あなたには合っていない。
 
だから、努力の「方向」を変えても報われなかったのです。
 
努力の方向とは、言い方を変えれば人生の「目標」のことです。
 
じつは世間は、人生の「目標」をかなり狭い範囲に限定しています。
 
正社員になること。
 
結婚して子供をもうけること。
 
お金もちになること。
 
いつも明るく元気でイキイキしていること。
 
「これこそが私たちの人生の目標です」と、はじめから決めつけてくるのです。
 
私たちは、その範囲内でしか目標を定めてはいけないと思いこまされてきた。
 
その「方向」にしか努力してはならないと思いこまされてきたのです。
 
しかしその「方向」は、じつはアダルトチルドレンが苦手なことばかりなのです。
 
正社員になり集団で働くこと。
 
さわやかな恋愛をして、自由に子育てをすること。
 
ビジネスと割り切ってお金を儲けること。
 
生きづらさにまとわりつかれながら、明るくイキイキと暮らすこと。
 
そのどれもが、アダルトチルドレンが苦手なことなのです。
 
にもかかわらず、その「方向」にしか努力することが許されない・・・。
 
それでは努力しても報われないのが当然でしょう。
 
本来、人それぞれに合った無限の「方向」があります。
 
人それぞれに、努力すれば報われる「方向」があるのです。
 
それを無視して、「方向」をかな~り狭い範囲に絞ってしまっているのが、今私たちの暮らしている世間なのです。
 
 

┃得意なことに努力しろと言われても・・・

 
人にはそれぞれ、自分に合った努力の「方向」があります。
 
ここでよく耳にするのが、
 
「得意なことをやればいい!」
 
というものです。
 
人より少しでも得意なことがあれば、その「方向」に努力を集中すればいいというアドバイスです。
 
たしかにそのとおりですし、とても素敵な考え方だと思います。
 
ただ、その考え方自体が、世間の認める狭い「方向」だと言わざるをえません。
 
そこで言う「得意なこと」とは、結局は正社員になり、結婚して子供をもうけ、お金もちになって、いつも明るく元気でイキイキしているために「得意」なことに限定されてしまっているのです。
 
さらに、アダルトチルドレンは、そもそも自分の「得意」なことを見つけるのがとても苦手です。
 
自分の心や性質を自覚するのが苦手なのですから、当然のことですよね。
 
だから「得意なことを見つけよう!」と、無邪気に言われれば言われるほど、困ってしまうのです。
 
言ってみればそれは「得意なことを見つける」という、基本的な努力すらしてこなかった人にしか当てはまらないアドバイスです。
 
深く悩みつづけてきたあなたが、そんな悠長なアドバイスに惑わされる必要はありません。
 
あなたはアダルトチルドレンとして、真に自分に合った努力の「方向」を見つければいいのです。
 
そのことを忘れずにいてください。
 
 

┃「Don't」と「can't」を見極める

 
真に自分に合った努力の「方向」を見つけ、そこに努力の「量」を集中させていく。
 
では、アダルトチルドレンが、真に自分に合った努力の「方向」を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?
 
一つの指針となるのが「Don't」と「Can't」を見極めることです。
 
つまり、自分にとって「やればできること」なのか、「どんなにやってもできないこと」なのかを見極めるということ。
 
「得意なこと」を見つけるよりも、「できない」ことをハッキリさせる。
 
まずはそうして、「できない」ことに努力をしていないかをチェックしていくのです。
 
ただ、アダルトチルドレンは、この「Don't」と「Can't」を見極めるのも、とても苦手な方が多いのです。
 
ですので、「Don't」と「Can't」を見極める方法を、下記のコラムで詳しく解説しています。
 
どうぞ、参考になさってみてください。
 
そして、あなたの「Don't」と「Can't」を見極めてみてください。
 

参照記事
Don'tとCan'tを見極める方法について、詳しく解説しています。
あなたが無理しすぎてしまう本当の理由

 
 

┃「する努力」よりも「しない努力」

 
「Don't」と「Can't」を見極めたら。
 
次に重要なことは「できないこと」をしないことです。
 
つまり、努力は努力でも「しない努力」をすることなんです。
 
努力というと、どうしても「する努力」が当たり前だと考えられていますよね。
 
でも、アダルトチルドレンにとっては「する努力」よりも「しない努力」。
 
報われない努力を「しない」こと。
 
それが、まず最初に定める努力の「方向」なんです。
 
世間の認める努力の「方向」からはずれるのは、言うほどかんたんではないですよね。
 
世間の認める努力をやめるには、多大な努力が必要なのです。
 
正社員になろうとしない努力。
 
さわやかな恋愛や、自由な子育てにこだわらない努力。
 
お金を儲けようとしない努力。
 
明るく元気にイキイキと暮らそうとしない努力。
 
こんな努力をはじめたら、どれも世間から怒られてしまうものばかりでしょう。
 
しかし、努力して報われたいのなら。
 
まずは、これらの報われない努力に見切りをつけて、これらの努力を「しない努力」が必要なのです。
 
あなたは、世間に適応しなければならないと「努力しすぎていること」はありませんか?
 
まずは、それを「しない」ことからはじめてみる。
 
ぜひ、じっくりお考えになってみてください。
 

参照記事しない努力について詳しく解説しています。
自分で自分を追い詰めない方法 - しない努力のススメ

 
 

┃それでも「する努力」がしたいまじめなあなたへ

 
できないことを「しない」という「方向」に努力してみる。
 
とはいえ、まじめなあなたは、なんだかそれだとサボっているように感じてしまうかもしれません。
 
そして、「する努力」も少しはしたいと思われるかもしれません。
 
そんなときは、自分のなかで「まだマシなもの」に焦点を当ててみてください。
 
人とくらべて得意なことや、好きなことではなく、自分のなかで比較して「まだマシ」だと思えること。
 
その「方向」に努力してみるのです。
 
私自身、この方法で今の仕事を得られるようになりました。
 
私はなにをやってもうまくできず、子供のころから怒られてばかりきました。
 
人と同じことができず、集団に入れば必ず嫌われ、得意な科目もありませんでした。
 
ただ、「書くこと」はそこまでは怒られたことがありませんでした。
 
作文はとても苦手でしたし、なにか賞をもらったわけでもありません。
 
ただ私のなかで、書くことが「まだマシなこと」だったのです。
 
そこで「書くこと」に努力の「方向」を定め、そこに努力を集中してみました。
 
時間はかかりましたが、おかげさまで、今ではたくさんの方にコラムをお読みいただき、本を出版し、書くことで収入を得ることができています。
 
あなたがもし「する努力」をしたいのなら。
 
「まだマシ」なものに努力の「方向」を定めてみてください。
 
あなたの努力が報われはじめるはずです。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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LinkIconあなたが無理しすぎてしまう本当...
 

 

アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法 <目次>

1.アダルトチルドレンを「本気」で克服する方法
2.なぜ克服したはずの問題をくり返してしまうのか?
3.今までのアダルトチルドレン克服法が取りこぼしてきた盲点とは?
4.扁桃体が敏感だと自覚する
5.「あなたは強い」という事実
6.親を捨てる
7.アダルトチルドレン克服に欠かせない必要なこと
8.恩着せがましい親
9.一生懸命育てたのに!
10.あなたは本当に親不孝者なのか?
11.親にすべてをブチまけようと思う
12.親が子育ての非を認められない理由
13.親への仕返しが止められない
14.アダルトチルドレン克服の優先順位
15.親との対決に必要な覚悟
16.好きなこと、やりたいことがわからない
17.誰もわかってくれない
18.燃え尽き症候群をくり返してしまう
19.親との関係を良好にしたい
20.「してあげた」という親心
21.なぜアダルトチルドレンはリラックスできないのか?
22.「体」を整えることがアダルトチルドレンに必要な理由
23.「つき合う人」を変えなければアダルトチルドレンは克服できない
24.ナイーブさを捨てる
25.人に批判されるのが怖い
26.自尊心が低い
27.アダルトチルドレンの「克服」とは?
28.感情をうまく表現できない
29.鬼のような親
30.人からの評価が気になる
31.自信よりも必要なもの
32.嘘をついてしまう
33.アダルトチルドレンが承認欲求をなくす方法
34.仕事で手を抜けない
35.自己肯定感を高めたい
36.親と同じことをしてしまった
37.なぜ焦ってしまうのか?
38.不登校が許されなかった人
39.今の仕事が向いていないと思うなら
40.勇敢であるということ
41.人間関係がうまくいかない
42.孤独を磨き上げる
43.努力しても嫌われつづける人
44.いつも自分ばかり残業している
45.快楽と上手につき合おう
46.自分のなかに基準がない
47.面倒くさがりをなおしたい
48.自分に合った働き方を見つけたい
49.他人に興味がもてない
50.自分に興味がもてない
51.人の顔色をうかがってしまう
52.私は変われるでしょうか?
53.どこに行っても同じだぞ!
54.自分がわからない
55.やる前から「無理」「できない」とあきらめてしまう
56.職場の人間関係がつらい
57.自分で自分をしばりつけてしまう人
58.不自由を感じてしまう原因
59.口が悪くて孤立してしまう
60.親のせいにするのは自分の甘えなのか?
61.嫌味ったらしい言い方をしてしまう
62.明るく楽しく振るまえなくなった
63.家庭環境のせいにし過ぎと言われてしまう
64.すべてを受け入れてもらいたい
65.親への憎しみが消えない
66.自分の受け入れ方
67.一人暮らしを必死になって止める母親
68.ひどい親に育てられた
69.アダルトチルドレンが子供のしつけに迷うとき
70.ささいなことを根にもってしまう
71.なにをすればいいのかわからない…
72.無駄にプライドが高い自分がイヤになる
73.あなたのペースを乱す人への具体的な対処法
74.あなたが無理しすぎてしまう本当の理由
75.なぜあなたは努力しても報われないのか?
 


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読むと心が強くなるコラム

「読むだけで生きる勇気が湧いてくる」と大好評をいただいている、しのぶかつのり(信夫克紀)の連載コラムです。
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