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更新日:2022年10月26日

批判を避けて「ナマ温かい場」で起業しよう!

 

生きづらい人が起業批判を避けて「ナマ温かい場」で起業しようの「やる気」を維持する方法

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脱世間起業への道

 

第25回
批判を避けて「ナマ温かい場」で起業しよう!

 

┃批判が怖くて起業も情報発信もできない・・・

 
WEBで起業したり情報発信をすれば「コメント」がつきます。
 
そこにつきものなのが「批判」です。
 
アドバイスをよそおった攻撃から完全な誹謗中傷まで、コメント欄には批判が渦巻いています。
 
しかも、無記名でかんたんにコメントできてしまう場合がほとんど。
 
つまり今は「誰もが気軽に暗闇から銃を撃てる時代」だということ。
 
起業も情報発信も怖くなって当たり前の時代なのです。
 
それが、つい最近までほとんど規制されることすらなかった。
 
本当に恐ろしい社会だなと思います。
 
生きづらい人のなかには、この状況をとても恐れて、起業も情報発信もできない人がたくさんいるのです。
 
 

┃コメント欄は閉じていい

 
生きづらいけど起業したい、情報発信したい。
 
その場合はどうしたらいいのでしょうか?
 
私の脱世間起業塾Adicでは「徹底的に批判を避けて起業しよう」と指導しています。
 
具体的には、
 
「コメントや評価はいっさい見なくていい」
「コメント欄は閉じていい」
 
とお伝えしています。
 
なぜなら、批判で受けるダメージの方が、他のコメントから得られる利益より圧倒的に大きいからです。
 
生きづらい人は、心が敏感ですよね。
 
なかには、よかれと思って書かれたアドバイスですら、深くダメージを負ってしまう人もいます。
 
また、コメントではなく星マークの評価が5段階中の「3」だっただけで、心が折れてしまう人も少なくないのです。
 
そのような人が、心無い誹謗中傷をたった一度でも受けてしまえば。
 
起業や情報発信を二度としたくなくなってしまうかもしれません。
 
それだけならまだしも、何年も何年も心の傷やイヤな気分を引きずるはめになることだってあるでしょう。
 
そんなリスクを負ってまで起業や情報発信をする必要なんてありません。
 
だから、生きづらい人はコメントも評価も見ずに、コメント欄が閉じられるなら閉じてしまっていいのです。
 
生きづらい人にとっては、100個の好意的なコメントからもらえる力よりも、たった一つの幼稚な批判から受けるダメージの方が大きいのです。
 
 

┃ほとんどのコメントは聴く価値がない

 
じつは、コメント欄を閉じていい大きな理由がもう一つあります。
 
それは、コメント欄のほとんどの「意見」は聴く価値がないからです。
 
これは、せっかくもらったコメントを侮辱しているわけではありません。
 
好意的なコメントをいただけることは、とてもありがたいですよね。
 
ただ・・・。
 
詳しい状況もわからない方のコメントを「意見」として取り入れるのは、事業者として現実的ではありません。
 
もし有効な「意見」があったとしても、ほんのごくわずかでしょう。
 
それを受け付けるために批判や誹謗中傷されるリスクを負うというのは、生きづらい人には割が合わないでしょう。
 
であれば、最初からすでにお客様になってくださっている方からアンケートで細かい意見をうかがった方が、ぜんぜん効率がいいし安全です。
 
お客様もよろこんでくださり、リピーターも増えて、双方ともにメリット満載です。
 
それに比べて、効率が悪く危険な「コメント欄」を開けておく必要はないでしょう。
 
 
┃コメント欄を健全にあつかえるほど人類は成熟していない
 
購入する側にとっても、悪目立ちするコメントばかりが気になり、正当な評価ができなくなっているのが実情ではないでしょうか。
 
コメント欄や評価欄を健全にあつかえるほど、人類は成熟していないのです。
 
私たち人間は、そのていどのショボい理性しかもっていない。
 
「暗闇から撃てる銃」をもらったら、よろこん撃ちまくってしまうほど、せこくて幼稚な生き物なのです。
 
しかも、人類はそのことに気づけていません。
 
Youtubeですら、ようやく最近Badボタンを非表示にしたくらいです。
 
もしあなたが批判が怖いのに、コメント欄を開きたい衝動にかられたら、ぜひこの「事実」を思い出してください。
 
そしてそのせこくて幼稚な流れに、くれぐれも自分自身が参加しないようにしましょう。
 
 

┃生きづらい人がコメント欄をオープンにしてしまう理由

 
評価やコメント欄は、効率が悪く危険。
 
にもかかかわらず・・・。
 
なぜ生きづらい人はコメント欄をオープンにしてしまうのでしょうか?
 
それは「承認欲求」が強いからです。
 
心も人一番敏感だけど、承認欲求も人一倍強い、それが生きづらい人の大きな特徴の一つです。
 
生きづらい人は、幼い頃から周囲の人たちに理解されずに生きてきました。
 
ときにけなされ、疎外されて生きてきました。
 
だからどうしても、他者からの承認を猛烈に欲しがってしまうのです。
 
だからそっちに引っ張られる。
 
批判を受ける「危険性」よりも、褒めてもらい共感してもらうことで承認欲求を満たせる「可能性」に引っ張られてしまうのです。
 
そうして批判を受けて撃沈される。
 
「承認」を期待していた分、その衝撃は大きく、傷は深くなってしまうのです。
 
生きづらい人は、傷ついた心を癒すためにコメント欄をオープンにして、さらに傷を深めてしまうのです。
 
 

┃事業者としての責任を回避するわけではない

 
ここまでのようなお話をすると、
 
「じゃあ、お客さんの声はいっさい聞かなくていいんだな!」
 
と勘違いされる方がおられます。
 
それはとんでもない話です。
 
事業者の責任として、お客様からのご意見を受け付ける問い合わせ窓口は用意しておく必要があります。
 
ただ、そこではコメント欄と違い、相手の個人情報を入力してもらうことが可能です。
 
つまり、問い合わせる人は、どこの誰かを名乗らなければならないということです。
 
これだけでも、不要な意見や批判は、ほぼこなくなります。
 
それでも心配な場合は、情報発信をつづけていくことで「お客様フィルター」がかかり、自分と波長の合う人からしか問い合わせがこなくなっていきます。
 

参照記事
起業したいけどクレームが恐い
お客様フィルターについて詳しく解説しています。

 
事業者としての責任を果たしながら、不要な意見や批判は徹底的に避けていく。
 
今はそれができる時代なんです。
 
 

┃「ナマ温かい場」で起業し情報発信をはじめる

 
批判を徹底的に避けながら起業や情報発信ができる時代。
 
それでもやっぱり怖いという場合はどうしたらいいのでしょうか?
 
それは「ナマ温かい場」を選んで起業や情報発信をはじめればいいのです。
 
事業者向けのプラットフォームには、高い評価や好意的なコメントしかつけない文化をもった場もあります。
 
ブログやポッドキャストでも、コメントやダイレクトメッセージをいっさい受け付けない設定にできるプラットフォームもあります。
 
そういう「ナマ温かい場」を選べばいい。
 
はじめから、批判そのものから距離を取ることを前提に活動の場を得ればいいのです。
 
ただ…。
 
「それでも怖い」という人は、どうしたらいいのでしょうか?
 
そのような人のために、私はAdic Salonをつくったのです。
 
まずはオンラインサロンという安全な場のなかで、応援してくれる会員さんたちの好意的な雰囲気に見守られながら「超ナマ温かく」起業や情報発信をはじめてみるのです。
 
そんな理想的な場でスタートを切ることで、批判への恐怖も少しずつやわらいでいき、脱世間起業を果たすことができるのです。

 

Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり
 

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脱世間起業への道 <目次>

1.正社員になることは本当に「安定」なのか?
2.「起業しないリスク」が急激に高まっている
3.会社勤めはもう限界、でも起業も無理…
4.「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?
5.早めに起業に踏み出す絶大なメリットとは?
6.起業したいけど「やりたいこと」が見つからない
7.まずは「自分のため」に起業しよう
8.起業が成功するたった一つの条件
9.起業のための「最低限のやる気」を出す方法
10.「仕事が楽しくない」を解決する方法
11.なかなか起業に踏み切れない本当の原因とは?
12.起業の失敗で負うダメージが怖いとき
13.ビジネス本を読んでも稼げない理由
14.起業したいけどビジネスに興味がもてない
15.起業したいけどクレームが恐い
16.起業しても本当に食べていけるだろうか・・・
17.準備不足で起業すると「人生の財産」が手に入る
18.なぜ今が起業の絶好のタイミングなのか?
19.なぜ理由もなく「起業は怖い」と感じてしまうのか?
20.「会社員」と「起業」どっちがお得?
21.情報発信したいけどネタも自信もないとき
22.脱世間起業すると自分の「正解」が迷いなく見える
23.積極的な売込みが苦手な人のための4つのWEBマーケティングテクニック!
24.生きづらい人が起業の「やる気」を維持する方法
25.批判を避けて「ナマ温かい場」で起業しよう!
26.起業でボロボロになる生きづらい人たち、その原因とは?
27.起業の壁「私より詳しい人がいる」の解決法
28.生きづらい人は「40代向けサービス」で起業しよう
29.生きづらい人が避けた方がいい起業テクニック「巨人の肩に乗れ!」
30.まだ「お金」のために起業してるの?
31.情報発信「書くネタがない」の根本的な解決法
 


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