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更新日:2023年5月5日

まだ「お金」のために起業してるの?

 

まだお金のために起業してるの?

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脱世間起業への道

 

第30回
まだ「お金」のために起業してるの?

 

┃お金を稼ぐことは大切、でもね・・・

 
起業するからには、お金を稼ぐことは大切です。
 
稼がなければ事業が継続できません。
 
でももしあなたが、生きづらさを抱えているなら。
 
そして、心が繊細だと感じているのなら。
 
「お金のために起業する」のは避けた方がいいでしょう。
 
お金の舞うサイバー空間で翻弄される男性と女性の画像

 
お金は起業をつづけるための「条件」にとどめておく。
 
お金を第一の目的にしない方がいい。
 
なぜなら、心も体もボロボロになって、あげくには、目的にしていたお金まで失ってしまいかねないからです。
 
それはいったいなぜなのか?
 
お金以外になにを目的に起業すればいいのか?
 
これからじっくり説明していきますね。
 
 

┃お金を「稼ぐ」と「儲ける」の違い知る

 
フルカラーの女性と白黒の女性の画像

 
世間の起業法では、お金を「稼ぐ」ことと「儲ける」ことの線引きが曖昧にされています。
 
本来お金は、目的に合わせて「必要なぶん」を手に入れればいい。
 
つまり「稼ぐ」ものです。
 
当然、目的のために「稼ぐ」わけです。
 
しかし、お金を目的にしてしまうと「欲しいぶん」だけ手に入れようとしてしまいます。
 
つまり「儲ける」ことが目的になっていく。
 
必要以上に、どこまでもお金を手に入れようとするわけですから、起業活動の内容はハードになっていきます。
 
ブログの毎日投稿や、SNSでの過剰な営業活動、週末ごとの人脈づくり、どぎついキャッチコピーの駆使、あげくには運転資金を得るための借金などなど・・・。
 
生きづらい人にとっては、苦手なことばかりです。
 
多くの起業法は、欲しいぶんだけ手に入れて「儲ける」ことを目的にしています。
 
だから、最初からフルパワーで「ハードな起業活動」をさせようとしてきます。
 
お金を稼ぐということは、やっぱりたいへんなことです。
 
「誰でも稼げる!」とアピールしている起業法も、やってみるとだいたい「稼ぎたいならもっと頑張らなきゃ!」とケツを叩かれます(笑)
 
「稼ぐ」と「儲ける」の線引きが曖昧なので、繊細な生きづらい人がそこに飛び込むと、心と体をボロボロにされてしまうことが多いのです。
 
なかには「お金はエネルギー!」「私、お金の亡者ですから(笑)」と言ってはばからない講師もたくさんいます。
 
もちろん、それはその方の価値観なので、いいでしょう。
 
ただ、そんな感性を当たり前のように前提とした起業法で「誰でも稼げる!」と言っているという事実。
 
気がつけば、そのハードな起業法を学ぶために支払いつづけた高額の請求書と、多額の借金だけが手元に残るということになりかねません。
 
 

┃生きづらい人にピッタリな「起業の目的」とは?

 
草原で午後の光を浴びてリラックスしている笑顔の女性の画像

 
ハッキリ言ってしまえば、お金を目的とした起業、「儲ける」ための起業は、生きづらい人に向いていません。
 
かといって、起業自体が向いていないわけでもありません。
 
では、どんな起業なら向いているのか?
 
なにを目的に起業すればいいのか?
 
それは、「セラピーとしての起業」「居場所づくりとしての起業」です。
 
つまり、自分の心を癒すために起業するのです。
 
「そんなやり方で起業がつづけられるわけがない!」
 
「起業なんてそんな甘いものじゃないでしょう!」
 
世間には、そう思われる方も多いようです。
 
ごもっともです。
 
でもね。
 
本当に生きづらい人なら、「セラピーとしての起業」「居場所づくりとしての起業」でなければつづかない。
 
逆に「お金のための起業」でつづけていけると思っているのなら、その方が「甘い」のです。
 
そういう人は、生きづらい人が抱えている苦しみをみくびっているのです。
 
生きづらさは、そんな生やさしいものではありませんよね。
 
だから「セラピーとしての起業」「居場所づくりとしての起業」をするのです。
 
心を癒すこと、居場所をつくることをお金よりも優先した方が、結果的に起業をつづけられる。
 
だから、お金を稼ぎやすくなるのです。
 
この順番を間違っているから、生きづらい人の起業がなかなかつづかないのです。
 
 

┃AI時代は「結果」ではなく「プロセス」を重視する

 
競技場で手をふる女性陸上選手の画像

 
それでもまだ、違和感があるかもしれません。
 
やっぱり「ビジネスの成功」こそを、第一の目的にしなければならないのではないかと。
 
もちろん、くり返しますが、起業するからには「ビジネスの成功」も必要になります。
 
だから、採算度外視での起業をすすめているわけではありません。
 
それではたんなる自己犠牲です。
 
ただ・・・。
 
起業の成功とは「ビジネスの成功」だけだという先入観を、もうそろそろ捨てる時期に、私たちは入っているのではないでしょうか?
 
起業で「ビジネスの成功」しか目指せないというのは、「結果」を尊重しすぎた現代社会の病の一つです。
 
重要なのは「プロセス」ではないでしょうか?
 
だって、なにも「結果」が出せない人は、なんの価値もないのでしょうか?
 
スポーツで負けた選手、つまり「結果」が出せなかった選手は、そのすべての努力の価値がなくなってしまうのでしょうか?
 
そんなわけないですよね。
 
そこまで練習をつづけたこと、そして試合で精いっぱい戦ったこと、その「プロセス」にこそ価値があるのではないでしょうか?
 
起業も同じです。
 
たとえ「ビジネスの成功」という「結果」をおさめられなくても、その「プロセス」で心を癒し、居場所がつくれたのなら。
 
それだけでも、十分価値があるのではないでしょうか?
 
お金を目的にした起業の場合「ビジネスの成功」以外の結果は許されないでしょう。
 
しかし、心を癒すため、居場所づくりのために起業した場合は、「ビジネスの成功」にかかわらず、起業の「プロセス」自体に、ありえないほど深い価値が生まれるのです。
 
そして、AIで世界が過去にない大きさとスピードで激変している現在。
 
AIが人間を超えた「結果」をバンバン出していくなかで、「プロセス」を大切にし、味わい尽くせる人が、人生を豊かに充実させていくことができる。
 
その方が、結果的に起業をつづけられて、やがて「ビジネスの成功」も手に入れられるのです。
 
生きづらい人にとって、その「プロセス」こそが、「セラピーとしての起業」「居場所づくりとしての起業」ということなのです。
 
 

┃起業という「道具」をなにに使うかはあなた次第

 
工具を片手に笑顔で立つ男性の画像

 
たしかに、「自分を癒す」なんて目的、起業とは関係がないように思われます。
 
ただ、起業するということ自体、決して楽なことではありません。
 
であるならば、繊細な生きづらい人は、なおさら起業のなかに「自分を癒す」というプロセスを組み込まなければなりません。
 
起業はあくまでも道具です。
 
その道具を、なにに使うのかはあなた次第です。
 
あなたの自由です。
 
それを「お金を稼ぐことだけ」に限定してしまうのは、もったいないと思いませんか?
 
じゃあお前はどうなんだと言われそうです(笑)
 
そして、じっさいどうやって起業したんだ、と。
 
ですので、そんな私自身が起業した経験を、一本の動画にまとめておきました。
 
私が「セラピーとしての起業」「居場所づくりとしての起業」を実践した実話です。
 
無料ですので、どうぞ下のリンクをクリックしてご覧ください。
 
きっとあなたのもつ起業のイメージが、ガラリと変わると思います。
 
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Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり
 
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脱世間起業への道 <目次>

1.正社員になることは本当に「安定」なのか?
2.「起業しないリスク」が急激に高まっている
3.会社勤めはもう限界、でも起業も無理…
4.「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?
5.早めに起業に踏み出す絶大なメリットとは?
6.起業したいけど「やりたいこと」が見つからない
7.まずは「自分のため」に起業しよう
8.起業が成功するたった一つの条件
9.起業のための「最低限のやる気」を出す方法
10.「仕事が楽しくない」を解決する方法
11.なかなか起業に踏み切れない本当の原因とは?
12.起業の失敗で負うダメージが怖いとき
13.ビジネス本を読んでも稼げない理由
14.起業したいけどビジネスに興味がもてない
15.起業したいけどクレームが恐い
16.起業しても本当に食べていけるだろうか・・・
17.準備不足で起業すると「人生の財産」が手に入る
18.なぜ今が起業の絶好のタイミングなのか?
19.なぜ理由もなく「起業は怖い」と感じてしまうのか?
20.「会社員」と「起業」どっちがお得?
21.情報発信したいけどネタも自信もないとき
22.脱世間起業すると自分の「正解」が迷いなく見える
23.積極的な売込みが苦手な人のための4つのWEBマーケティングテクニック!
24.生きづらい人が起業の「やる気」を維持する方法
25.批判を避けて「ナマ温かい場」で起業しよう!
26.起業でボロボロになる生きづらい人たち、その原因とは?
27.起業の壁「私より詳しい人がいる」の解決法
28.生きづらい人は「40代向けサービス」で起業しよう
29.生きづらい人が避けた方がいい起業テクニック「巨人の肩に乗れ!」
30.まだ「お金」のために起業してるの?
31.情報発信「書くネタがない」の根本的な解決法
 


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