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更新日:2023年3月28日

起業でボロボロになる生きづらい人たち、その原因とは?

 

起業でボロボロになる生きづらい人たち、その原因とは?

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脱世間起業への道

 

第26回
起業でボロボロになる生きづらい人たち、その原因とは?

 

┃生きづらい人が「ある勘違い」で自滅するパターン

 
生きづらい人が起業するとき。
 
じつは「ある勘違い」をしているせいで、起業がうまくいかなくなるケースが多いです。
 
それどころか、その勘違いのせいで心も体も環境もボロボロになってしまう人もいるんです。
 
その「ある勘違」いとはいったいなんでしょうか?
 
それは「より多くの人に届けなければならない」という勘違いです。
 
そのために、自分がいいとも思っていない「世間ウケのよい商品」を人にススメることになる。
 
苦手なSNSでたくさんの人と交流することになる。
 
いいねと思ってなくても、いいねを押さねばならない日々がつづく。
 
ガリガリと毎日、心にもないことをブログで更新しつづけなければならなくなる。
 
明るく楽しくイキイキと人脈を作らざるをえなくなる。
 
見栄えのする事務所や店舗を借りることになる。
 
そんな「キラキラした私」を演出してインスタで発信しつづけなければならなくなる。
 
こうして、生きづらい人が「苦手なことのオンパレード」に日々追いかけまわされて、心も体も環境もボロボロになってしまうケースがあとを断たないのです。
 
その苦しい状況は「より多くの人に届けなければならない」という勘違いから生じているのです。
 
 

┃生きづらい人が起業をうまく進めるための鉄則とは?

 
生きづらい人には、生きづらい人なりの起業法があります。
 
脱世間起業は、まさに生きづらい人のために特化した起業法です。
 
生きづらい人は「多くの人」に届けようとするのを避けた方がいいでしょう。
 
ではいったい、どうすればいいのか?
 
それは、「多くの人」より「必要な人」へ。
 
これを徹底することが、生きづらい人が起業をうまく進めるための鉄則です。
 
それを勘違いしてしまうと、先ほど見たような「苦手なことのオンパレード」に巻き込まれてしまうのです。
 
ではなぜ、生きづらい人は「多くの人」に届けようとしても、うまくいかないのでしょうか?
 
それは「生きづらい人と世間の感性がズレているから」に他なりません。
 
多くの人に届けるためには、世間にウケる必要があります。
 
商品もサービスも、たくさんの人から「欲しい」と思われる必要があります。
 
しかし、生きづらい人は世間と感性がズレているからこそ生きづらいわけですよね。
 
にもかかわらず、世間にウケようとし、たくさんの人から「欲しい」と思われようとすれば・・。
 
当然、猛烈な無理をしなければならなくなります。
 
それは一般的な起業家が言うような、「俺だって成功するためにかなり無理したよ!」という肉体的・心理的な無理ではありません。
 
「自分の本質そのものに反逆するかのような無理」です。
 
生きづらい人にとって、決して乗り越えられないような無理です。
 
そうして「苦手なことのオンパレード」のなかで、自分をガリガリと削り取るハメになってしまうのです。
 
 

┃世間の起業法は「多くの人」しか見ていない

 
生きづらい人が、その本質に逆らうような無理をせざるをえない起業のやり方。
 
では、生きづらい人はなぜそんな過酷な起業法に取り組んでしまうのでしょうか?
 
それは世間の起業法が「多くの人を集める方法」しか教えていないから。
 
つまり、世間の起業法が「多くの人」しか見ていないからです。
 
そのために、生きづらい人が起業すると、知らずしらずのうちに「多くの人」に届ける努力をはじめてしまうのです。
 
先ほど見たような「苦しいいことのオンパレード」が、まさにそれです。
 
たしかに世間には、「地味に稼ぐ方法」とか「必要な人にだけ届ける方法」といった起業法も見かけます。
 
しかし、どうでしょう?
 
その講師の誰もが「月収1千万円」とか「メルマガ読者数3万人」とか「インスターフォロワー数5万人」と高らかにアピールしていないでしょうか?
 
そんなにも「多くの人」を、世間では「必要な人」と呼んでいるのです。
 
だって「たいして必要としていない人」にまで無理にアプローチしていかなければ、そんな年収や読者数は稼げないですよね。
 
私が今回お話ししている「必要な人」とは、そんなていどのレベルではありません。
 
本当に心底「必要な人」です。
 
そこを勘違いさせるトリックが、世間のあらゆる起業法に仕掛けられています。
 
だから、生きづらい人は知らずしらずのうちに、自分にとって過酷な起業法に取り組まざるをえなくなるのです。
 
 

┃必要な人だけに届ける「絆マーケティング」

 
必要な人だけに届ける起業の手法。
 
私はこれを「絆マーケティング」と呼んでいます。
 
それは、本当に自分の商品・サービスを必要としてくれる人とつながっていける起業法。
 
この絆マーケティングが、生きづらい人に最適だと私は考えています。
 
なぜなら、自分の周囲が自分と気の合う人ばかりになるから。
 
自分と気の合うお客様とだけ、深くふかくつながっていけるからです。
 
こんな話をすると、一般の起業法でも同じようなことを言っている人がいると思うかもしれません。
 
しかし・・・。
 
よく考えてみてください。
 
生きづらい私たちが、そもそも「自分と気の合う人」と出会えることが、どれだけ大変なことであるかを。
 
世間の多くの人は「自分と気の合う人」の範囲が、明らかに私たちより広いはずです。
 
しかも、たいして気の合わない人、ちょっとイヤだなと思う人がいても、たいして痛みもおぼえずにやり過ごせるじゃないですか。
 
でも、私たち生きづらい者たちは、そういうのメチャクチャしんどいじゃないですか。
 
猛烈に心が痛いじゃないですか。
 
世間の起業法では、そこまで考慮されていないのです。
 
だから、あなたは苦しかった。
 
だから、あなたは起業がつらくてつらくて仕方なかったのです。
 
そんなあなたのためにあるのが、真に「必要な人」にだけ届ける「絆マーケティング」なのです。
 
 
 

┃メルマガ読者数の「少なさ」が成功の証

 
私自身、とても大きな生きづらさを抱えています。
 
だから、真に「必要な人」にだけ届ける「絆マーケティング」を実践してきました。
 
「多くの人」より「必要な人」へを、徹底してきたのです。
 
その証拠に、私にはメルマガ読者さんが「750人」くらいしかいません。
 
以前はもっともっとたくさんいましたが、「絆マーケティング」を徹底して、この人数まで減らしました。
 
オンラインサロンも、上限100人で運営しています。
 
もちろん常に上限を維持しているわけではないので、実質は「数十人」ということになります。
 
750人と数十人。
 
「それで生活できるの?」と思われるかもしれません。
 
できるんです。
 
家族3人が食べられるくらいの収入は、しっかり維持できています。
 
それこそが「絆マーケティング」の強さです。
 
そして、この「人数の少なさ」こそが、絆マーケティングでは「成功の証」なのです。
 
だって、その限られたお客様のなかで、ちゃんと必要な収益を維持できているのですから。
 
世間には、フェイスブックのフォロワーが何千人もいて、Youtubeのチャンネル登録者数が何万人もいるのに、思うように収益があげられない人はたくさんいます。
 
それは、「多くの人」を集めることが「成功の証」だと勘違いしてしまったからでしょう。
 
私のオンラインサロンは、1年4ヶ月ものあいだ、新規会員を募集しませんでした。
 
それでも、必要な会員数を維持できていました。
 
そこで募集をかけたのも、メルマガ読者様から強い要望があったからです。
 
750人と数十人。
 
それが「絆マーケティング」です。
 
 

┃数より「濃さ」

 
テレビに出ている有名人でも、500円のオンラインサロンを開設したら初月は二人しかこなかったとか、何か月経っても数十人しか集まらなくて悩んでいるといった話を耳にします。
 
「多くの人」を相手にしているということは、それだけ「薄い」ということでもあるのです。
 
いざというとき集まってくれないし、商品もサービスも買ってくれない。
 
「多くの人」より「必要な人」へ。
 
これを徹底することは、一人ひとりのお客様との関係が「濃いぃぃ」ものになっていくということです。
 
そうなれば、お客様は100人いてくださればいい。
 
全世界でたった100人の胸に深く刺されば、生活はできるのです。
 
多くの起業家が「数」を誇っているなかで、いかにその「数」が少ないかを公開しているのは私くらいのものでしょう(笑)
 
でも、その「数」の少なさこそが「濃さ」の証なんです。
 
これが、生きづらい人の起業法を追求したうえで、たどり着いた現時点での私の答えです。
 
現在私は、「生きづらい人のコロニー計画」を進めています。
 
これも何万人もの規模を目指しているわけではありません。
 
生きづらい感性をもつ人同士が、適切な距離を保ち、互いの絆を深めていけるのは、現実的には300人くらいの規模でいっぱいいっぱいなのではないかと考えています。
 
でも。
 
生きづらい自分のことを真に必要としてくれる人、その方たちが互いに深く濃いぃぃ絆で結ばれ、300人もいてくださったら、それだけでもう究極に「得難い」ことだと思いませんか?
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり
 

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脱世間起業への道 <目次>

1.正社員になることは本当に「安定」なのか?
2.「起業しないリスク」が急激に高まっている
3.会社勤めはもう限界、でも起業も無理…
4.「バリバリ稼ぐ」か「静かに暮らす」か?
5.早めに起業に踏み出す絶大なメリットとは?
6.起業したいけど「やりたいこと」が見つからない
7.まずは「自分のため」に起業しよう
8.起業が成功するたった一つの条件
9.起業のための「最低限のやる気」を出す方法
10.「仕事が楽しくない」を解決する方法
11.なかなか起業に踏み切れない本当の原因とは?
12.起業の失敗で負うダメージが怖いとき
13.ビジネス本を読んでも稼げない理由
14.起業したいけどビジネスに興味がもてない
15.起業したいけどクレームが恐い
16.起業しても本当に食べていけるだろうか・・・
17.準備不足で起業すると「人生の財産」が手に入る
18.なぜ今が起業の絶好のタイミングなのか?
19.なぜ理由もなく「起業は怖い」と感じてしまうのか?
20.「会社員」と「起業」どっちがお得?
21.情報発信したいけどネタも自信もないとき
22.脱世間起業すると自分の「正解」が迷いなく見える
23.積極的な売込みが苦手な人のための4つのWEBマーケティングテクニック!
24.生きづらい人が起業の「やる気」を維持する方法
25.批判を避けて「ナマ温かい場」で起業しよう!
26.起業でボロボロになる生きづらい人たち、その原因とは?
27.起業の壁「私より詳しい人がいる」の解決法
28.生きづらい人は「40代向けサービス」で起業しよう
29.生きづらい人が避けた方がいい起業テクニック「巨人の肩に乗れ!」
30.まだ「お金」のために起業してるの?
31.情報発信「書くネタがない」の根本的な解決法
 


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