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更新日:2021年3月27日

「激しい感情」の上手な対処法

 

「激しい感情」の上手な対処法

 

心地よい人生の便り2

 
<68通目>

「激しい感情」の上手な対処法

 

┃「激しい感情」で大切な人を悲しませてしまう・・・

 
あなたは「激しい感情」に襲われることがありますか?
 
猛烈な怒りや深い落ち込み。
 
強い不安や恐怖。
 
そんな「激しい感情」に襲われてしまう。
 
そしてその「激しい感情」のせいで、周囲の人に迷惑をかけてしまうのです。
 
大切な誰かにあたってしまう。
 
すがりついて困らせてしまう。
 
そして、そのたびに後悔をする・・・。
 
こんなお悩みをもったことはありませんか?
 
そんなとき、とてもやるせない気分になりますよね。
 
「激しい感情」を他の人にぶつけてはいけない。
 
困らせてはいけない。
 
わかってはいるのに、どうしても抑えきれない。
 
どうして私にはこんなにも「激しい感情」が湧いてくるのか?
 
そんなふうに自分を責めてしまいます。
 
一方、不満がつのることもあります。
 
なんでこんなにも苦しんでいるのに、誰もわかってくれないのか?
 
この「激しい感情」を理解してくれないのか?
 
そんなふうに、周囲の人を責める気もちになることもあるかもしれません。
 
その結果、せっかく心配してくれている人を感情をモロにぶつけてしまう。
 
ダメだとわかってはいるのに、くり返してしまう。
 
そして、大切な人をなんども悲しませてしまうのです。
 
とても切なく、やるせない苦しみですよね・・・。
 
 

┃「激しい感情」をしずめる方法

 
そんな切なくやるせない苦しみをもたらす「激しい感情」。
 
この「激しい感情」に上手に対処するためには、いったいどうしたらいいのでしょうか?
 
もちろん、さまざまな角度からのアプローチ方法があります。
 
今回はそのなかから「葛藤をながめる」という方法をご紹介します。
 
「激しい感情」に襲われているとき。
 
じつは、その「激しい感情」の奥で、二つの気もちが葛藤を起こしています。
 
それは、
 
1.この「激しい感情」を誰かにぶつけたい(わからせたい)
 
2.この「激しい感情」を誰にもぶつけたくない(抑えたい)
 
という二つの気もちです。
 
まさに「正反対の気もち」による葛藤が起きているのです。
 
そして、この葛藤が大きくなることで、ストレスがさらに大きくなっていき、より苦しくなっていく。
 
やがて耐えられなくなり「激しい感情」が爆発せざるをえなくなってしまうのです。
 
このような状態を、私は「両極問題」と呼んでいます。
 
極と極が引き合って、苦しみを増幅させてしまうのです。
 
生きづらさを抱えている人のその苦しみの奥には、必ずこの「両極問題」がひそんでいます。
 

参照記事
生きづらさと両極問題について詳しく解説しています。
生きづらさとはいったいなにか?

 
そこで、もしあなたが「激しい感情」による両極問題に突入してしまったら。
 
あなたのなかでくり返される「正反対の気もち」に気づいてください。
 
その両極の「やりとり」をながめてください。
 
「ぶつけたい」
 
「ぶつけたくない」
 
「わからせたい」
 
「抑えたい」
 
そんな「やりとり」を、じっくりと他人ごとのように遠巻きにながめてみるのです。
 
つまり「激しい感情そのもの」ではなく「激しい感情を大きくしている仕組み」の方にアプローチするのです。
 
このようなアプローチを「メタ認知」と言います。
 
メタ認知は、脳の前頭前野を活性化させます。
 
その前頭前野は、激しい感情の源である「扁桃体」の活動をしずめてくれます。
 
これによって「激しい感情」の暴走を食い止めることができるのです。
 

参照記事
メタ認知と脳の働きについて詳しく解説しています。
生きづらい原因は脳の扁桃体?

 
この方法は「激しい感情」をすぐにストップさせることは難しくても、どんどんと大きくなっていくのを防ぐことができます。
 
そうなれば、大切な人に感情をモロいぶつけたり、責めてしまうという、切なくやるせない苦しみを防ぐことができます。
 
大切な人を困らせずに済むようになるでしょう。 
 
 

┃「激しい感情」はコントロールではなくマネジメントしよう

 
私たちは、ついつい「激しい感情」を真正面からしずめようとコントロールしてしまいがちです。
 
でも、これは「扁桃体」を激しく抵抗させ、その「激しい感情」をより大きくさせてしまうのです。
 
だから「激しい感情」そのものではなく「葛藤」の方に目を向けるということですね。
 
「感情そのもの」ではなく「感情の周辺」にアクセスするということ。
 
このように、遠巻きに感情を誘導するテクニックを、私は「感情マネジメント」と呼んでいます。
 

参照記事
感情マネジメントについて詳しく解説しています。
心理の習慣 - 感情マネジメント

 
あなたが、もうこれ以上自分の「激しい感情」で大切な人を苦しめたくないと思ったら。
 
「この感情をぶつけたい!」という、つらくて苦しい葛藤をしずめたいと思ったら。
 
ぜひ「葛藤をながめる」という感情マネジメントを試してみてくださいね。
 
それでは今日もあなたに、心地よい人生が訪れますように。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

 
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心地よい人生の便り2 <目次>

 
61.生きづらい人は、なぜ「自分の使命」が見つからないのか?
62.なぜこれが「自分の使命」だと納得できたのか?
63.苦しみを無くす方法
64.生きていたくない
65.人付き合いがわずらわしい
66.人付き合いをしなくて済む条件
67.生きづらい、生きにくい、その原因と対処法
68.「激しい感情」の上手な対処法
69.なかなか行動にうつせない
70.心と体はつながっている
71.自分を変えるのに必要な期間
72.自分を変える2つの方法
73.理解してもらえない
74.人が怖い
75.自分の弱さが恥ずかしい…
76.長所が見つからない
77.悩んでばかりで嫌になる
78.生きづらさから脱け出すために
79.張り合わない
80.孤独ゆえの幸せ
81.お金より大切なもの
82.職場にいるのがツラい
83.生き方ハラスメント
84.アダルトチルドレンが母の愛を求めてしまう本当の理由
85.悩み解決本との上手な付き合い方
86.すべて運命で決まっているのか?
87.自分は何をやってもダメだと思ったら
88.自信を持つには?
89.同じ悩みでつまずいてしまう
90.感情にふり回されて自信が持てない
91.自分の受け入れ方
92.生きる意味、自分の使命が見つからない
93.頑張ることは良いことか?
94.人を信用できない
95.自分を信じるには?
96.健康法を継続するコツ
97.呼吸を整える本当の理由
98.完璧主義をやめたい
99.人にどう見られているか気になる
100.力んでしまう
101.全身を脱力する方法
102.肩の力を抜く方法
103.生きづらい時、何をすればいいのか?
104.予定どおりに行動できない
105.情けないぞ人類
106.最後に頼りになるのは?
107.自分の受け入れ方 <実践編>
108.なぜ自分で決められないのか?
109.自分で決められるようになるコツ
110.人から拒絶されるのが怖い
111.それでもやっぱり決められないあなたへ
112.ポジティブに考えられない
113.ストレス処理のうまい人
114.上手な逃げ場のつくり方
115.人に利用されてしまう
116.人に利用されないコツ
117.『心の弱さ』と『心の闇』の違い
118.引き合う闇…、共依存を防ぐために
119.見栄を張ってしまう
120.最後にどうしても伝えたいこと(最終回)
 
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