生きづらい人生に悩むあなたへ

 

 

心地よい人生の便り２

 
＜１０３通目＞

生きづらい時、何をすればいいのか？

 
こんにちは。
Brain with Soulの信夫です。
 
あなたは、
こんな思いを抱くときがありますか？
 
生きづらさから脱け出すために、
何をすればいいのか知りたい。
 
これさえやればいいという、
具体的ないくつかの行動。
 
それを知りたい。
 
時おりそんな質問いただくことがあります。
 
「三理一体の法則の、
　これだけやればＯＫという、
　究極の奥義はないんですか？」
 
と。
 
もちろん、残念ながら、
そのようなものはありません。
 
ただし。
 
どうしても、
生きづらさから脱け出すために、
三理一体の法則をたった一言でまとめろと言われたら。
 
私はこう答えると思います。
 
 
『何もしないこと』だ、と。
 
 
ちょっと待って、信夫さん。
 
いつもあんな習慣に取り組もう、
こんなスキルを身につけようって、
たさくん指導しているじゃないですか…。
 
もっともなご意見です。
 
でも本当なんです。
 
生きづらさを抱えておられる方は。
 
先日のお便りにも書きましたが、
どうしても日々焦ってしまいます。
 
だから力んでしまう。
 
そしてつらくなってしまう。
 
だからすぐにでも脱け出したくて、
さらに焦ってしまう・・・。
 
この悪循環にハマっている状態です。
 
つまり、苦しさのあまり、
 
「何かしないと、何かしないと」
 
と、『する』ことばかり考えて、
前のめりになっているのです。
 
それが焦りとなり力みとなり、
生きづらい人生を生み出しているのです。
 
だから基本的には、
何もしないことがまずとても重要なのです。
 
『する』ことよりも、
『しない』ことのほうが大切なのです。
 
つまり、
『しない努力』です。
 
もっと細かい表現をすると、
 
『余計なことをしないこと』
 
と言えるかもしれません。
 
でも。
 
生きづらさを抱えた方は、
あなたのようにとても真面目な人ばかりです。
 
だから、
『余計なことをしないこと』
と表現をすると。
 
「いったい何が余計なことで、
　何が余計なことではないのか」
 
と考え込んでしまうと思います。
 
だから極端に、
 
『何もしないこと』
 
と表現するように私はしています。
 
何もしないといっても、
呼吸もすれば、心臓も動くし、
胃も腸も脳も動いています。
 
すなわち、
一瞬一瞬で言えば。
 
これだけで十分に生きていられるのです。
 
ここで、
『余計なこと』をしてしまうことで。
 
生きづらさが生じるわけです。
 
だから。
 
『余計なこと』をしないように、
どうせするのなら、
心と体と環境を整える。
 
それが、三理一体の法則の
いろいろな習慣だと思ってください。
 
あくまでも、
基本は『何もしないこと』なのです。
 
せめて何か一つするとすれば、
 
『脱力する』

 
ことです。
 
『何もしないで、脱力する』
 
私たちの心と体は、
密接に関係しています。
 
ゆったりと、
ソファにもたれかかりながら、
激怒することはできませんし、
 
前のめりで手を振り上げながら、
リラックスすることはできませんよね。
 
何かしようと焦っていれば、
動いていても座っていても、
当然、前のめりになっています。
 
逆に。
 
『何もしないで、脱力する』ことが、
しっかり出来れば。
 
自然とリラックスしてしまう、
心地よくなってしまうのです。
 
もちろん、
いきなりは難しいですよね。
 
でも、くり返し
『何もしないで、脱力』していれば。
 
その体の状態に、
心がだんだんと近づいていきます。
 
三理一体の法則の習慣は、
何もしないため、
余計な事をしないためにある。
 
そんな風にとらえてもらえたら、
きっと人生のモデルチェンジが
よりスムーズに進んでいくことでしょう。
 
それでは今日もあなたに、
心地よい人生が訪れますように。
 
 
Brain with Soul代表
信夫克紀（しのぶ かつのり）