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更新日:2020年3月6日

働く気力がわいてこない - お金と気力の関係

 
 
働く気力がわいてこない - お金と気力の関係

 

心地よい人生の便り

 
<23通目>

働く気力がわいてこない - お金と気力の関係

 

┃もうこれ以上お金のために働けない

 
あなたは、働く気力がまったくわかないときがありますか?
 
といっても、今日はやる気がしない、なんだか今日は会社に行きたくない、という一時的なものではありません。
 
「もうこれ以上、仕事なんてできない…」という追いつめられたような気もち。
 
心の底から湧き上がってくるような働くことへの拒絶感。
 
カウンセリングでも、本当にそのようなお悩みをよくうかがいます。
 
働く気力が湧かない理由は、本当に人それぞれです。
 
たとえば肉体的にもう限界とか、心の調子を崩しているとか、そもそも今の仕事自体が好きになれないとか、職場の空気になじめないとか、ムカつく上司のためには頑張れないとか・・・。
 
ただ最近増えているのが「お金」が理由になっているケースです。
 
それも「給料が安くて働く気になれない」という単純な理由ではありません。
 
もうこれ以上お金のためには頑張れない。 
 
どうしても「お金を稼ぐ気になれない」という理由なのです。
 
つまり、お金というものを手に入れるために働く気もちがどうしても湧いてこないとおっしゃるのです。
 
 

┃「社会貢献」や「高い給料」で働く気になれる?

 
ここでよく耳にするお説教があります。
 
「お金を仕事の目的にするからそうなるんだ」
 
「そもそも働くことは社会貢献なんだ」
 
「もっと人の役に立っていると実感できる仕事に就けばいい、いやそういう心を育むべきだ」
 
たしかに正論かもしれません。
 
じっさいに、社会貢献度の高い仕事に就くことで、働く気力を取り戻す人もいます。
 
でも、すでに社会貢献度の高い仕事に就いているにもかかわらず、それが働く気力に結びつかない人もいます。
 
「じゃあ、高い給料もらえれば、文句言わずに働くんだろ?」
 
と乱暴なことを口にする人もいます。
 
でも、いくら高い給料をもらっていても、働く気力がわいてこない人はいるのです。
 
つまり「社会貢献」や「高い給料」では、「お金を稼ぐ気になれない」という問題は解消されない場合が多いのです。
 
ではいったいなぜ、そこまで「お金を稼ぐに気になれない」のでしょうか?
 
そのような人は、どうすれば「働く気力」がわいてくるのでしょうか?
 
 

┃お金を稼ぐ「必要性」と「労力」のバランスを取る

 
じつは、「あること」を意識すると「お金を稼ぐ気になれず働く気力が湧いてこない」という問題を解消できるケースがあります。
 
その「あること」とはいったいなんでしょうか?
 
それは、自分にとってのお金の「必要性」と、そのお金を稼ぐための「労力」のバランスです。
 
あなたは、どんな「必要性」があってお金を稼いでいますでしょうか?
 
もちろん、なんらかの「必要性」があって、今そのお金を稼いでいますよね。
 
働く気力がわいてこないということは、お金の「必要性」とそのお金を稼ぐための「労力」のバランスが崩れてしまっているのかもしれません。
 
つまり、お金を稼ぐ「絶対的な必要性」を見失っているのかもしれません。
 
あなたにはこんなご経験がありませんか?
 
なんとかして、働く気力を湧いてこさせようと思う。
 
そこで、あれが欲しい、これをしてみたいという希望を挙げてみる。
 
また、リストラが不安だ、老後が不安だ、そんな心配ごとを挙げてみる。
 
それらを解消するためにお金が「必要」だと思う。
 
だから目標を定めてみる。
 
その目標を目指して一所懸命にお金を稼ごうとする。
 
でも、さっぱり気力が湧いてこない。
 
それはもしかしたら、欲しいと思っているものが、本当はそこまで欲しくないのかもしれません。
 
やってみたいことが、本当はそこまでやってみたくないのかもしれません。
 
不安だと思っていることに、じつは具体的な根拠がないのかもしれません。
 
つまり、ハッキリ言うと「じつは、今、お金は足りている」のかもしれない。
 
もしかすると、そのことに気づいていないだけなのかもしれないということです。
 
足りているお金のために稼ごうと思い無理に懸命に働こうしようとしても、気力がわかないのは当然ですよね。
 
「必要性」と「労力」が見合っていないからです。
 
お金の「必要性」とそのお金を稼ぐ「労力」のバランス。
 
これが崩れていることを自覚できていないとき、私たちは働く気力を失ってしまうことがあるのです。
 
 

┃「お金と気力の関係」を良好にする方法

 
あなたが、どうしてもお金を稼ぐために働く気力が湧いてこないのなら。
 
あなたの「必要」と「欲しい」をしっかり整理する時間をとってみてください。
 
「必要」よりも「欲しい」ばかりが優先されていないか、ぜひ確認してみてください。
 
また「必要」と「欲しい」を取り違えていないか、ぜひ確認をしてみてください。
 
本当にこれは「必要」なのか?
 
自分が心地よく生きていくうえで、これだけは絶対に必要だというものをピックアップしてみてください。
 
そのとき、はじめて見えてくるものがあります。
 
今まで「必要」だと思っていたものが、じつは「欲しい」だけだったと気がつくかもしれません。
 
じつは、そんなに欲しくないのに、まわりに流されて「欲しい」と思ってしまっていただけかもしれません。
 
そして「必要だ」「欲しい」と思っていたものは、意外とお金がなくても手に入るものかもしれません。
 
反対に、一見 「欲しい」と思っていても、あなたにとっては「必要」なのかもしれません。
 
また、人から笑われるような「欲しい」であっても、あなたにとっては絶対に「必要」なのかもしれません。
 
なんどもたしかめながら、確認してみてください。
 
自分が生きていくうえで、本当に「必要」なものを自覚しながら生きる。
 
それができるようになれば、自分にとって適切なお金の量が見えてきます。
 
つまり、むやみに「お金を稼がなければ」という、根拠のない強迫観念がなくなるのです。
  
もっと安いお給料でも済むんじゃないかということに気づくこともあるでしょう。
 
働く時間を削ってでも大切にしたいものが見えてくることもあるでしょう。
 
じっさいに、そのことに気づいて転職された方を私はたくさん知っています。
 
脱世間起業」された方もおられます。
 
私もその一人です。
 
つまり、自分にとって最適な「お金と気力の関係」を自覚することができたのです。
 
あなたもぜひ、ぜひ自分にとって最適な「お金と気力の関係」を見つけてくださいね。
 
きっと肩の力が抜けて「最低限の働く気力」を取り戻せるはずです。
 
それでは今日もあなたに、心地よい人生が訪れますように。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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心地よい人生の便り <目次>

1.体が動かなくなる理由
2.自己評価を上げる方法
3.感謝をしないメリット
4.心も体もクタクタに疲れているのに休めない
5.正反対の感情のあつかい方
6.心が疲れているときには視野を「狭く」しよう
7.ポジティブな感情に「書き換わる」方法
8.ネガティブ思考から脱け出す方法
9.苦しみのエリート意識
10.なにをやっても長つづきしないのはなぜ?
11.月曜日の憂鬱を解消する方法
12.自分の強さに気づき自分を信頼できる方法とは?
13.言い方がきついと言われてしまう
14.セロトニンを増やす朝食
15.躊躇なく行動できるようになる法則
16.悩む自分に嫌気がさしたら
17.セロトニンのいいところ
18.恐怖心はあなたの強さの証明
19.目標の大切さ - なぜ目標を設定するのか?
20.堂々と逃げよう - 逃げることは悪いことなのか?
21.規則正しい生活ができない - 「9時5時生活」がストレスになる
22.覚悟の決め方 - なぜ覚悟が決まらないのか?
23.働く気力がわいてこない - お金と気力の関係
24.焦りや不安を解消する「贅沢」のしかた
25.飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
26.本当にやりたいことを見つける方法
27.焦りがしずまる歩き方
28.欲望に振りまわされなくなる習慣
29.現状に満足してもいい?してはいけない?
30.自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
31.快楽を罪悪感なく味わう方法
32.心の調子に左右される人は「時速」を計ろう 
33.「本当の気もち」がわからないなら 
34.朝、寝起きの猛烈な不快感に対処する方法
35.「漠然とした不安」の正体と具体的な対処法
36.お金は大切?
37.生きづらい人が「苦手」を受け入れる方法
38.あなたは本当に自分に「甘い」のか?診断テストと改善法
39.感情をしずめる極意
40.原因不明のイライラを解消する方法
41.突然不安になってしまう…
42.気分が落ち込んだ時には?
43.「私は頭が悪い」と感じるなら
44.いつも笑顔で過ごさなくてもいい理由
45.笑顔で過ごした方がいい理由
46.幸福感を持続させる最大のコツ
47.気分の浮き沈みの対処法
48.人間関係で疲れる原因
49.他人の評価を気にしない練習
50.人生がうまくいかない人
51.どうすれば人生がうまくいくのか?
52.自分を変えたい
53.自分を変えられる新習慣
54.生きづらい人におすすめの音楽
55.「コミュ障」という言葉に振りまわされない
56.あなたが、とてつもなくスゴい理由
57.感情を安定させる法則
58.感情を溜めこまない方法
59.興奮し過ぎてしまう
60.興奮し過ぎてハイになった時の対処法
 
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