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他人の評価を気にしない練習

 

あっけらかんと笑う女性の画像

 

心地よい人生の便り

 
<49通目>

他人の評価を気にしない練習

 

┃「気にしないようにしよう」は逆効果

 
他人からの評価が気になるときに、簡単にできる練習法。
 
今回はそれをご紹介しますね。
 
他人の評価を気にしないようにしようとするときに、ついつい私たちは、
 
「あの人は、私が思っているほど、こちらを見ていない。」
 
とか、
 
「私の思い過ごしだ。気にし過ぎないようにしよう。」
 
と考えてしまいますよね。
 
つまり、他人の評価を気にしないようにしようと、真正面から感情を、
 
“コントロール” 
 
してしまうのです。
 
これでは逆に、心は反発してしまいます
 
ではどうすればいいのでしょうか?
 
それは、思考の階段を一つ登って、感情を、
 
“マネジメント”
 
するのです。
 
感情を直接コントロールしようとするのではなく、遠巻きに管理(マネジメント)してみるのです。
 
すると、他人からの評価を気にするあまり出てきた不安や心配やネガティブな感情が、段々としずまっていきます。
 
 

┃他人の評価が気にならなくなる方法とは?

 
そのための練習が、
 
『自分だけの世界で評価をする
 
という方法です。
 
この練習をつづけていくと、だんだんと、
 
“評価するのは自分”
 
という脳内の神経回路が、強化されていきます。
 
つまり、脳のクセが出来あがるわけです。
 
すると、「他人にどう評価されたか」よりも、「自分がどう評価するか」 という気持ちの方が優先されるようになってくるのです。
 
感情を真正面から無理やり抑えつける(コントロールする)のではなく、まったく別の方向から感情が自然と静まるように管理(マネジメント)していく。
 
それが、この練習の本質です。
 
 

┃他人の評価を気にしない具体的な練習法

 
では、具体的な練習方法をご紹介しましょう。
 
あなたには、趣味がありますか?
 
または、好きな人がいるでしょうか?
 
つまり、他人に遠慮することなく自分の感性で「楽しいなぁ」「好きだなぁ」と思える対象です。
 
人から褒められたり、けなされることのない「自分だけの世界」と言いかえてもいいかもしれません。
 
そしてその「自分だけの世界」の中で、日々、趣味の出来ばえや、好きな人の表情を評価するのです。
 
たとえば、
 
「今日の趣味の出来は、昨日に比べてよくないな。30点。」
 
「今日のあの人の髪型、いつもよりフンワリ度が高くてかわいい。」
 
などなど。
 
自分以外に誰もいない、たった一人の世界の中で、誰からも邪魔されずに、自分だけの価値観で評価をくだす練習をするわけです。
  
小さくてもいいので、あえて声に出して、意識して評価することがポイントです。
 
 

┃評価が気にならない人は錯覚してるだけ

 
結局のところ、他人の評価が気にならない人ポジティブな人というのは、自分がした楽観的な評価を、他人がした評価よりも優先しているだけです。
 
言いかえれば、のん気なだけ。
 
このことは、社会心理学でも『ポジティブイリュージョン(楽観的な錯覚)』 と呼ばれて、研究でもその存在が証明されています。
 
控えめでネガティブ思考の印象が強い日本人であっても、例外ではありません。
 

 
つまり、多くの人は自分の好きなように自分を評価して、それを優先させているだけというわけです。
 
基準なんてどこにもない。
 
だからあなたも、遠慮なく「自分の世界で評価する」というクセをつけていきましょう。
 
もちろん、この練習をもとからポジティブな人がやったらどんどん傲慢な人になってしまうかもしれません(笑)
 
ですので、この方法は、自分に厳しいあなたのような人にだけ教えられる方法なんです。
 
もしこの方法がうまくいかなかった場合、また、趣味もなく好きな人もいない場合は、別の角度から取り組める練習法もご紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
 
 

┃他人の評価が気になるときってどんなとき?

 
他人の評価が気になっているのはあなただけではありません。
 
私が運営する生きづらい人のオンラインコミュニティ「Adic Salon」で、じっさいにアンケートを取りました。
 
たとえば、みなさんこんなときに、他人の評価が気になっています。
 


 
会社や学校にいたとき強く感じてました。
評価というか視線が気になり、緊張してしまうくらい。
(30代、男性)
 


 
肌が汚いことで同じ女性と見た目を比べられて、無視されたり避けられたり蔑んだ態度を取られたりしたときに。
(40代、女性)
 


 
仕事中。仕事ができない人間は見下され見放されると思っているので、いつもびくびくしている。
(40代、女性)
 


 
常にです。
いつも人に怯えている感覚にあります。
人といるとき、その感覚がなくなったことはないように思います。
(30代、男性)
 


 
話し相手が自分が手に入れたかったものを持っていると感じたとき(例えばかつてあこがれたけれど届かなかった大学を出ていたり、あこがれていた仕事やライフスタイルを実現できていたりなど)は、その相手から低く見られているような気がしてしまいます。
(30代、男性)
 


 
いかがでしょうか。
 
具体的な理由がある方もおられますが、「学校」や「常に」など、人といると無条件に他人の評価が気になってしまう方がおられますね。
 
この「無条件」に苦しくなってしまうという点が、この悩みの特徴でもあるでしょう。
 
また、Adic Salon会員のAさん(40代、女性)は、コンビニに勤めていたときに、自分の仕事のこだわりと上司からの評価が食い違い、苦しんだそうです。
 
深夜のコンビニで調理什器全般を清掃する責任者を任されたAさん。
 
料理の仕事をしていた経験もあることから、食べものを提供する以上、調理什器や陳列棚を自分の顔が見えるほどの磨きあげたとのこと。
 
「その為に仕事が終わらず、ほぼ毎回次のシフトまで食い込んでいました。上司からは手を抜け!!と幾度と言われ、仕事が終われない事にずっと苦しみ続けて店では問題になりシフトも減らされました。」
 
「他人の評価」というのは、生活に直結する問題に発展しがちな点が、大きな特徴です。
 
だからこそ気になってしまう。
 
ここが「人の目が気になる」という悩みとはちょっと違う、「他人の評価が気になる」という悩み特有の問題だと言えるでしょう。
 
 

┃みんなはどう対処しているの?

 
では、みなさんこのような問題に、どう対処しているのでしょうか?
 
先ほどと同じ方たちに取ったアンケートの結果を見ていきましょう。
 


 
「怖くないよ」と小さい子供に言い聞かせるつもりで自分に伝えていた。
(男性、30代)
 


 
(自分と同性の人とくらべられないように)なるべく女性が少ない場所を選んで女性とかかわらないようにしてきました。
顔以外の部分で評価をあげようと話し方や、気遣いができるように意識しました。
あとは、服装などで雰囲気だけでもオシャレにしようと雑誌やネットでの記事を参考にしました。
(女性、40代)
 


 
仕事での評価はその組織が勝手に決めた基準なので、合わないだけだと思うようにしている。自分の良さはもっと別のところにある、はず。
(女性、40代)
 


 
自分は自分…と思うようにもしていますが、実際のところはなかなかできません
いつだって
「どう思われているかなあ」
「こう思われていないかなあ」
など、気にしてばかりのような気がします。
(男性、30代)
 


 
経験上私はその場を盛り上げるよりも聞き役が好きなようなので、聞き役をして会話を広げます。でも、他方注目されたかったり承認欲求が強かったりするので、話題になりそうなことを覚えておくようにしています。また最近は、会話に入りにくい・話したくない人がいると思えば、全く入る努力をしないようにしています。
また、学歴・仕事・ライフスタイルについては、すこしずつメタ思考をできるようになってきましたが、正直まだ道の途中です。
あえて言えば、「ものごとはなんでも多面的だから、どんなキャリアの人にも良い側面と思わぬ悩みがあるんだ」・「案外かつて臨んだライフスタイルが自分にとって良いとは限らない」と志向したり言い聞かせたりしています。
それでも収まらないときは、心の中で毒舌を展開したり、一方情けなくて大食いすることもありますが、それを厳しく考えずに受け入れるようにしています。
少しずつ受け入れられることも多くなってきました。
(男性、30代)
 


 
いかがでしょうか。
 
自分の心のもちようで対処されている方と、具体的に評価を上げる努力をされている方がおられますね。
 
いずれも、ご本人の真剣な創意工夫がうかがえる方法になっていて、とても参考になりますよね。
 
そのなかでも、どうしても他人の評価が気になってしまうと正直に回答してくださった方もおられました。
 
そう、だから無理に一気に解決しようとしなくても大丈夫。
 
どうしても他人からの評価が気になってしまうのは、あなただけではないのです。
 
ここで先ほどご紹介したAさんの回答もご紹介しましょう。
 
コンビニでお仕事をされていたAさんは、どんなふうに「他人の評価」に向き合ったのでしょうか?
 
ご本人の言葉を見ていきましょう。
 
あなたはどう感じるでしょうか?
 


 
実際に私は社員ではありませんでしたが、店のバックヤードがゴミ箱の様にグチャグチャで備品整理、掃除用具収納場所の整頓、事務処理を行っていました。
私を理解して下さる方達には頼って頂ける事が多かったです。
 
整頓されないと新人の方が困り、教育する自分も困り、同僚も困るのに誰一人片付けをしない状態で1人で時間外に来て作業しやすく、お客様にも見易く楽しんで頂ける様に整備し続けました。
 
私が整備した場所の多くは私が店を退職してからも継続して使って頂いていると聞いています。
 
お客様からも「他のコンビニ居るのかも?」と探したと言って下さった方がいらっしゃいました。
 
私は店の中では問題が沢山ある店員でしたが、自分にとって「嫌な事」「困る事」「自分が正しいと信じる事」は、1人でも認めて貰える事を感じられるまで文句を言われても続ける事だと思います。
 
私達は人間関係に悩まされる事が余りにも多いですが、1つずつ丁寧に行う事を続ければ見かけた時に声を掛けてくれる人間関係は作れると思います。
 
自分の仕事が終わらない事への苦悩やお客様からのセクハラや仕事をしない上司からの嫌がらせ、同僚からの悪質ないじりに心が壊れてしまい退職しましたが、コンビニでの仕事は少しですが充実した時間がありました。
(40代、女性)
 


 
とても臨場感のある体験談でしたね。
 
私は現場にいたわけではありませんから、この内容だけを見てAさんを「評価」することはできません。
 
もちろん人によって、共感できる点や、そうではない点があるかもしれません。
 
ただ一つ言えることは、これこそが悩んでいる人の「リアル」であるということ。
 
誰もが知っているような「表面的な対処法」ではなく、このような「リアルなしのぎ方」は、悩みの最前線でじっさいに苦しんでいる人からしか語られません。
 
だからこそ、その貴重な体験談にただ共感したり反発するだけではなく、そこからあなたがなにを見出すことができるのか?
 
どこが参考になって、自分ならどうするのか?
 
メタ視点に立ち、それをみずから考えることが、生きづらさから脱け出すうえで、とても大切だと言えるでしょう。
 
長年生きづらさ専門カウンセラーをしていると、そう強く感じるのです。
 
それゆえに私は、じっさいに悩んでいる人の声を、こうして届けつづけているんですね。
 
 

┃評価の外側で自由に生きたいなら

 
他人からの評価が気になるという悩みに対して、世間ではよくこう言われます。
 
「他人からの評価なんて、まったく気にしなくていい」
 
「他人からの評価が気になるのは、自分のことしか考えていない証拠」
 
そんなことは言われなくてもわかっているし、わかっていてもできないからみんな苦労しているのです。
 
だから、具体的な対処法として「自分の世界で評価する」という練習法を試してみてください。
 
また、じっさいに「他人からの評価が気になる」と深く悩んできたAdic Salonの会員さんたちのリアルな「しのぎ方」も参考にしてみてください。
 
それでも、どうしても評価が気になるのなら。
 
「評価」というもの自体の外側に出る生き方を目指しましょう。
 
脱世間起業は、まさにそのための具体的な方法です。
 
一瞬できれいさっぱり評価を気にしなくなる魔法のような方法を探すより、日々の「しのぎ方」を身につけ「脱世間」することで、あなたは今よりもっと強くなれるはずです。
 
そして気がつけば、他人の評価の外側で自由に生きているでしょう。
 
それでは今日もあなたに、心地よい人生が訪れますように。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり
 

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心地よい人生の便り <目次>

1.体が動かなくなる理由
2.自己評価を上げる方法
3.感謝をしないメリット
4.心も体もクタクタに疲れているのに休めない
5.正反対の感情のあつかい方
6.心が疲れているときには視野を「狭く」しよう
7.ポジティブな感情に「書き換わる」方法
8.ネガティブ思考から脱け出す方法
9.苦しみのエリート意識
10.なにをやっても長つづきしないのはなぜ?
11.月曜日の憂鬱を解消する方法
12.自分の強さに気づき自分を信頼できる方法とは?
13.言い方がきついと言われてしまう
14.セロトニンを増やす朝食
15.躊躇なく行動できるようになる法則
16.悩む自分に嫌気がさしたら
17.セロトニンのいいところ
18.恐怖心はあなたの強さの証明
19.目標の大切さ - なぜ目標を設定するのか?
20.堂々と逃げよう - 逃げることは悪いことなのか?
21.規則正しい生活ができない - 「9時5時生活」がストレスになる
22.覚悟の決め方 - なぜ覚悟が決まらないのか?
23.働く気力がわいてこない - お金と気力の関係
24.焦りや不安を解消する「贅沢」のしかた
25.飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
26.本当にやりたいことを見つける方法
27.焦りがしずまる歩き方
28.欲望に振りまわされなくなる習慣
29.現状に満足してもいい?してはいけない?
30.自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
31.快楽を罪悪感なく味わう方法
32.心の調子に左右される人は「時速」を計ろう 
33.「本当の気もち」がわからないなら 
34.朝、寝起きの猛烈な不快感に対処する方法
35.「漠然とした不安」の正体と具体的な対処法
36.お金は大切?
37.生きづらい人が「苦手」を受け入れる方法
38.あなたは本当に自分に「甘い」のか?診断テストと改善法
39.感情をしずめる極意
40.イライラの原因
41.突然不安になってしまう…
42.気分が落ち込んだ時には?
43.「私は頭が悪い」と感じるなら
44.いつも笑顔で過ごさなくてもいい理由
45.笑顔で過ごした方がいい理由
46.調子の波が激しい原因
47.気分の浮き沈みの対処法
48.人間関係で疲れる原因
49.他人の評価を気にしない練習
50.人生がうまくいかない人
51.どうすれば人生がうまくいくのか?
52.自分を変えたい
53.自分を変えられる新習慣
54.生きづらい人におすすめの音楽
55.「コミュ障」という言葉に振りまわされない
56.あなたが、とてつもなくスゴい理由
57.感情を安定させる法則
58.感情を溜めこまない方法
59.興奮し過ぎてしまう
60.興奮し過ぎてハイになった時の対処法
 
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