飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
心地よい人生の便り
<25通目>
飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
┃「刺激」に慣れると「飽きて」しまう
今回は「飽きずにつづけるための具体的な工夫」についてご紹介しますね。
ダイエット、筋トレといった体を使ったものから、英会話、資格取得の勉強といった頭を使うもの。
さらには、ビジネスの集客や生きづらさから脱け出す実践法まで・・・。
たいていのことは、石を積み上げるように、コツコツと継続を積み上げなければ成果が見えにくいものですよね。
しかし、成果があらわれる前に止めてしまうことが多いのではないでしょうか?
ものごとを継続できないその大きな理由に「飽きてしまう」というものがありますよね。
たとえば筋トレ。
やればやるだけ筋肉がつくというのは大昔の話。
今では1週間に1~2回すれば充分だということがわかっています。
にもかかわらず・・・。
継続しようと思うと、これがなかなか難しい。
たとえば、毎週水曜日と日曜日の夜に筋トレをすると決める。
最初は意気揚々と取り組んで、楽しいとすら思う。
鏡に向かって「うん、いい感じ」とご満悦で、次のトレーニングが待ちきれず、「明日も筋トレの日にしちゃおうかな」とまで思う。
しかし・・・。
3週間も経つころには、初回にくらべてなんだかやる気が落ちてくる。
はじめたころのような「刺激」が感じられない。
ダンベルをセットするのも面倒で、ついつい「明日にするか・・・」なんて考えはじめる。
そして1ヶ月も経たないうちに、じっさいに「明日にしよう」と先延ばしがはじまって、そのうちまったくやらなくなってしまう。
つまり「刺激」に慣れてしまって「飽きて」しまうのです。
私たちがよく経験するシーンですよね。
ではどうすれば、この「飽きて」しまうのを防ぐことができるのでしょうか?
┃飽きずつづけるためのキーワードは「刺激」
じつは、先ほど見た例にその答えが隠されています。
私たちは「刺激」に慣れてしまうと「飽きて」しまいます。
ただし、これを逆にとらえると。
「刺激」さえちゃんと与えてあげられれば継続できるわけです。
では、どうやったら「刺激」を与えつづけられるのでしょうか。
それには二つの方法があります。
一つ目は「毎回内容を変える」という方法です。
あなたは真面目な方なので、もしかするとなにをするにも毎回同じ内容でなければならないと考えがちではないでしょうか?
でも、この考え方だと「刺激」があっという間になくなってしまいます。
だから、よほど根気の強い人でないかぎり、すぐに「飽きて」しまうでしょう。
もともと飽きっぽい性格の方なら、なおさら「速攻で飽きて」しまうはずです。
だから、毎回やる内容を少しずつ変えてみる。
筋トレであれば、上半身と下半身を鍛える日を分けてみる。
さらに、同じ部位を鍛えるのでも、3パターンくらいの違う筋トレ種目を用意しておいて、毎回変えてみる。
そのうえ、回数重視の日と重量重視の日を分けて、交互に取り組んでみる。
これらを組み合わせると、毎回違う「刺激」が加わって「飽きて」しまう可能性を低くすることができます。
┃「同じ効果の違う刺激」を与えつづける
次に、飽きずにつづける二つの方法。
その二つ目の方法は「時間と場所を変える」という工夫です。
あなたが、もし「私って飽きっぽい性格だなぁ」と思っていらっしゃるなら。
同じ時間と場所にこだわらず、しょっちゅう時間と場所を変えてものごとに取り組むようにしましょう。
これも筋トレでたとえてみると、朝やっていたトレーニングを夜にまわしてみる。
寝室でやっていたのを、公園にしてみる。
平日にやっていたのを、週末にしてみる。
こうやって時間と場所を頻繁に変えることで、「刺激」を与えつづけることができますよね。
先ほどの「内容を変える」と組み合わせたら、かなりのレパートリーになりますよね。
もちろん、公園でダンベルを振り回すのはやはり恥ずかしいものですから、公園のときは遊具を使った自重トレーニングにすれば、これまた大きな「刺激」になるでしょう。
これは、心のトレーニングでも同じことが言えます。
毎回同じ方法で心を整えていたら、「刺激」がなくてどうしても飽きてしまうもの。
また、「考え方」だけで心を整えるのではなく、ときにはヨガやストレッチといった「体」からのアプローチを取り入れてみる。
そして森林浴やピクニックなど「環境」を変えるアプローチを取り入れて、「刺激」を与えることも大切でしょう。
三理一体の法則ですね。
これらをまとめてみると・・・。
飽きずに継続させるためには「同じ効果の違う刺激」を与えつづけるとうこと。
これが大切だと言えるでしょう。
あなたも、継続したいことがあるなら、ぜひ「同じ効果の違う刺激」を与えつづけてみてください。
きっと、今までとは違う手ごたえが得られるはずです。
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
心地よい人生の便り <目次>
1.体が動かなくなる理由
2.自己評価を上げる方法
3.感謝をしないメリット
4.心も体もクタクタに疲れているのに休めない
5.正反対の感情のあつかい方
6.心が疲れているときには視野を「狭く」しよう
7.ポジティブな感情に「書き換わる」方法
8.ネガティブ思考から脱け出す方法
9.苦しみのエリート意識
10.なにをやっても長つづきしないのはなぜ?
11.月曜日の憂鬱を解消する方法
12.自分の強さに気づき自分を信頼できる方法とは?
13.言い方がきついと言われてしまう
14.セロトニンを増やす朝食
15.躊躇なく行動できるようになる法則
16.悩む自分に嫌気がさしたら
17.セロトニンのいいところ
18.恐怖心はあなたの強さの証明
19.目標の大切さ - なぜ目標を設定するのか?
20.堂々と逃げよう - 逃げることは悪いことなのか?
21.規則正しい生活ができない - 「9時5時生活」がストレスになる
22.覚悟の決め方 - なぜ覚悟が決まらないのか?
23.働く気力がわいてこない - お金と気力の関係
24.焦りや不安を解消する「贅沢」のしかた
25.飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
26.本当にやりたいことを見つける方法
27.焦りがしずまる歩き方
28.欲望に振りまわされなくなる習慣
29.現状に満足してもいい?してはいけない?
30.自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
31.快楽を罪悪感なく味わう方法
32.心の調子に左右される人は「時速」を計ろう
33.「本当の気もち」がわからないなら
34.朝、寝起きの猛烈な不快感に対処する方法
35.「漠然とした不安」の正体と具体的な対処法
36.お金は大切?
37.生きづらい人が「苦手」を受け入れる方法
38.あなたは本当に自分に「甘い」のか?診断テストと改善法
39.感情をしずめる極意
40.原因不明のイライラを解消する方法
41.突然不安になってしまう…
42.気分が落ち込んだ時には?
43.「私は頭が悪い」と感じるなら
44.いつも笑顔で過ごさなくてもいい理由
45.笑顔で過ごした方がいい理由
46.幸福感を持続させる最大のコツ
47.気分の浮き沈みの対処法
48.人間関係で疲れる原因
49.他人の評価を気にしない練習
50.人生がうまくいかない人
51.どうすれば人生がうまくいくのか?
52.自分を変えたい
53.自分を変えられる新習慣
54.生きづらい人におすすめの音楽
55.「コミュ障」という言葉に振りまわされない
56.あなたが、とてつもなくスゴい理由
57.感情を安定させる法則
58.感情を溜めこまない方法
59.興奮し過ぎてしまう
60.興奮し過ぎてハイになった時の対処法
61通目以降を読む
おかげ様でコラム数500本突破!