自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
心地よい人生の便り
<30通目>
自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
┃「癒すチャンス」を逃してしまう人とは?
自分を癒したい。
心から癒されてみたい。
苦しい日々のなかで、そう切実に願わずにはおられない方たちがいます。
もしかすると、あなたもそのお一人かもしれません。
しかし、なかなか癒されることがない。
どうしても自分を癒してあげることができない・・・。
そのような方には、じつはある特徴があります。
それは自分を癒す方法に「垣根」をもうけておられるということ。
たとえば、
「医者は信用できない」
「カウンセリングなんて意味がない」
「東洋医療なんて怪しい」
「福祉なんて役に立たない」
などなど・・・。
そのように、ある分野全体を否定して「垣根」を設けている。
そしてせっかくの「癒すチャンス」を逃しておられる方がとても多いのです。
もちろん、今あげた例は事実である部分もありますよね。
じっさいに、信用できない医者もいれば、ふんふん話を聞いているだけのヘボカウンセラーもいます。
とんでもない東洋医療家もいますし、名ばかりの福祉事業もあります。
だから、それらにだまされないように注意することは非常に大切です。
しかし、一方で「信用できる医師」もいれば「意味のあるカウンセリング」もあります。
「健全な東洋医療家」もいますし「役に立つ福祉事業」もたくさんありますよね。
つまり、分野全体を否定してしまうと、その分野にいる素晴らしい人やサービスと出会う機会を失ってしまうということ。
「自分を癒す」ための可能性が一気に狭まってしまうということになります。
だから、本気で自分を癒したいなら、分野という「垣根」を取り払ってみることがとても大切なんです。
┃「なわばり」が自分を癒す方法との出会いを妨げる
あなたは、空をじっくりと眺めることがありますか?
どこまでも広がる青い空間。
やがて夕日に赤く染まり、漆黒へと塗りつぶされていき、月と星が輝くまったくの別世界が訪れてくる。
つねに移り変わり、さまざまに溶け合い混ざり合う世界に私たちは生きている・・・。
空はいつだって、そのことを自覚させてくれる存在ですよね。
といっても、別に私は、
「だからみんなで手を取り合おう!」
「世界は一つ!」
と訴えたいわけではありません(笑)
ただ、見上げるあの空には、地上にあるような境界線が見当たりません。
車道と歩道を分けるガードレール。
隣家との間にある塀。
「ここから公園」と区切る金網。
「芝生へは立ち入いるな」とさえぎる柵。
そして区境、市境、県境、国境…。
私たち生命はどうも、「垣根」をつくるのが好きなようです。
好きというよりも、安心して暮らすためには「なわばり」がどうしても必要になってしまうということですよね。
しかし、それこそが「自分を癒す方法」との出会いをさまたげている・・・。
西洋医療、東洋医療、心理療法、福祉、教育、宗教、経済、・・・。
さまざまなジャンルにおいて、じっさいに役に立つ「自分を癒す方法」があります。
にもかかわらず、どの「なわばり」も他の「なわばり」を否定し合っています。
自分たちこそ正しいのだ、と。
そうして高い「垣根」をつくってしまっているのです。
本当は、どの「なわばり」にも素晴らしい人がいて、素晴らしいサービスがあるにもかかわらず・・・。
┃自分を癒す法則とは?
「自分を癒す方法」たちのあいだに築かれた「垣根」。
その「垣根」は、あくまでも目安に過ぎません。
そもそも、それぞれの学問や研究において専門性を高めるために区切った目安でしかないのです。
その目安に誰もが従う必要なんて本当はないんですよね。
だから。
あなたが「この方法は自分に合うな」と思うものがあれば、「垣根」を越えてどんどん試していけばいい。
くり返しますが、危険な方法や、あきらかにあなたをだまそうとしているものには手を出してはいけないのは当然のことです。
そこに注意したうえで「自分を癒す方法」に「垣根」をつくらないでいきましょう。
私のご提案している三理一体の法則とは、じつはその「垣根」を取り外そうというススメです。
だから三理一体の法則は「技術」ではないのです。
「心」と「体」と「環境」に垣根をもうけず、習慣を変えていく。
そうしてはじめて自分を癒すことができる。
「生理」と「心理」と「物理」という、「三理」の総力を結集してはじめて、自分を癒すことができるという「生き方」なのです。
これは絶望的な障害を抱え、生きづらい人生を送ってきた私が実体験から学んだ「生き方」です。
そして、生きづらい人生に悩む多くの方のご相談をお受けすることで確信させていただいた「生き方」なんです。
だから私は、カウンセラーにもかかわらず、「自分を癒す方法」として脱世間起業をすすめています。
カウンセリングとビジネス。
「自分を癒す方法」として、そこに「垣根」はないのです。
境界の見えないあの空のように、あなたもぜひ「垣根」にこだわらず「自分を癒す方法」に取り組んでみてください。
つまり、「三理一体の法則」でご自分を癒してあげてください。
きっと、人生が大きく変わりはじめるはずです。
それでは今日もあなたに、心地よい人生が訪れますように。
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
心地よい人生の便り <目次>
1.体が動かなくなる理由
2.自己評価を上げる方法
3.感謝をしないメリット
4.心も体もクタクタに疲れているのに休めない
5.正反対の感情のあつかい方
6.心が疲れているときには視野を「狭く」しよう
7.ポジティブな感情に「書き換わる」方法
8.ネガティブ思考から脱け出す方法
9.苦しみのエリート意識
10.なにをやっても長つづきしないのはなぜ?
11.月曜日の憂鬱を解消する方法
12.自分の強さに気づき自分を信頼できる方法とは?
13.言い方がきついと言われてしまう
14.セロトニンを増やす朝食
15.躊躇なく行動できるようになる法則
16.悩む自分に嫌気がさしたら
17.セロトニンのいいところ
18.恐怖心はあなたの強さの証明
19.目標の大切さ - なぜ目標を設定するのか?
20.堂々と逃げよう - 逃げることは悪いことなのか?
21.規則正しい生活ができない - 「9時5時生活」がストレスになる
22.覚悟の決め方 - なぜ覚悟が決まらないのか?
23.働く気力がわいてこない - お金と気力の関係
24.焦りや不安を解消する「贅沢」のしかた
25.飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
26.本当にやりたいことを見つける方法
27.焦りがしずまる歩き方
28.欲望に振りまわされなくなる習慣
29.現状に満足してもいい?してはいけない?
30.自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
31.快楽を罪悪感なく味わう方法
32.心の調子に左右される人は「時速」を計ろう
33.「本当の気もち」がわからないなら
34.朝、寝起きの猛烈な不快感に対処する方法
35.「漠然とした不安」の正体と具体的な対処法
36.お金は大切?
37.生きづらい人が「苦手」を受け入れる方法
38.あなたは本当に自分に「甘い」のか?診断テストと改善法
39.感情をしずめる極意
40.原因不明のイライラを解消する方法
41.突然不安になってしまう…
42.気分が落ち込んだ時には?
43.「私は頭が悪い」と感じるなら
44.いつも笑顔で過ごさなくてもいい理由
45.笑顔で過ごした方がいい理由
46.幸福感を持続させる最大のコツ
47.気分の浮き沈みの対処法
48.人間関係で疲れる原因
49.他人の評価を気にしない練習
50.人生がうまくいかない人
51.どうすれば人生がうまくいくのか?
52.自分を変えたい
53.自分を変えられる新習慣
54.生きづらい人におすすめの音楽
55.「コミュ障」という言葉に振りまわされない
56.あなたが、とてつもなくスゴい理由
57.感情を安定させる法則
58.感情を溜めこまない方法
59.興奮し過ぎてしまう
60.興奮し過ぎてハイになった時の対処法
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