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体が動かなくなる理由

 

体が動かない女性

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心地よい人生の便り

 
<1通目>

体が動かなくなる理由

 

┃どこも悪くないのに体が動かない

 
あなたは、急に体が思うように動かなくなることがありますか?
 
体が急に重たくなってきて、動けなくなってしまう。
 
もうなん年もそんな状態がつづいている。
 
もちろん、体のどこかに異常があるのかもしれません。
 
検査を受けてみることが大切なのは、言うまでもないでしょう。
 
しかし、検査をしてもどこも悪くないと言われる。
 
さらになんど検査を重ねても、異常はないと言われてしまう。
 
理由がわからない…。
 
ただ、困り果てた先で「あること」 を変えて、フッと体が軽くなることもあります。
 
留め金がはずれたように、ふと体が動くようになる。
 
その「あること」とは、いったいなんでしょうか?
 
それは「生活の優先順位」なんです。
 
つまり、なにを優先して生活しているのかという自分の「心」と向き合うということ
 
心理は体の動きに大きく影響を与えます。
 
参考文献:Arnold Mindell他/プロセス指向心理学/春秋社
 
自分の心と向き合うことで、体がスムーズに動くようになることがあるのです。
 
 

┃体が動きやすくなる優先順位

 
あなたは、どんな優先順位で日々の作業をこなしているか、じっくりと考えてみたことはありますか?
 
なかなか正確には思い出せないのではないでしょうか。
 
カウンセリングのなかでも、よくこのワークに取り組むことがあります。
 
そして、いざ優先順位決めてみようと思っても、なかなか決められない。
 
でも最終的には、体が動きやすくなる優先順位がちゃんと見つかります。
  
その内容は、本当に人それぞれです。
 
ただ一つだけ、優先順位を決める法則があります。
 
それは「身の回りを快適にする作業を最優先する」という法則です。
 
お掃除やお洗濯といった、身の回りを清潔にする作業とはかぎりません。
 
たとえば、本が大好きななら、枕もとに積んだ本を本棚に自分の思い通りに並べてみる。
 
寝るのが好きなら、シーツや布団、寝巻きを、いつでも寝られるように整えておく。
 
自分が「ここが整っていないと嫌だ!」というところを発見して、その場所の整理を最優先でおこなうようにするのです。
 
 

┃すんなりと動き出せる体を保つコツ

 
体が動かなくなってしまう方は、「仕事」や「雑務」の優先順位を高くしてしまう傾向があります。
 
そうすると、いざ疲れて息抜きしたくても、すぐにその行動にうつれません。
 
なぜなら、本の上にものが積み重なっていたり、布団やシーツが乱れたままだからです。
 
かといって、もとの仕事や雑務に戻る気にもなれません。
 
そこで、しばらくボーッしてしまう。
 
ただ時間がつぶれるだけで、息抜きや睡眠の時間も失ってしまう。
 
自由な時間が少なくなり、整理されていない範囲が広がっていく。
 
どんどん身動き取れなくなってきて、さらにストレスがたまってしまう。
 
こうして、なにをやろうにも手間がかかる状態になってしまうため、次第に体も動かなくなってきてしまうのです。
 
でもここで、「常に部屋をキレイに保ちましょう」と言われるとハードルが高いですよね。
 
じつは、そこまでする必要はありません。
 
自分の好きなことにかかわる場所を整理する「優先順位」を高めてみましょう。
 
常にキレイにしようと思う必要もありません。
 
「優先順位」を高めるだけで大丈夫です。
 
「優先順位」を決めて、その順位どおりにたんたんとこなす。
 
たとえやる気が出て気分が盛り上がっても、それに引きずられずに、自分で決めた「優先順位」を信頼してコツコツこなしていくのです。
 
1日をマラソンだと思ってみましょう。
 
起床から就寝まで、自分の決めたペースを守って走りぬく。
 
それが、すんなりと動き出せる体を保つコツなんです。
 
それでは今日もあなたに、心地よい人生が訪れますように。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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心地よい人生の便り <目次>

1.体が動かなくなる理由
2.自己評価を上げる方法
3.感謝をしないメリット
4.心も体もクタクタに疲れているのに休めない
5.正反対の感情のあつかい方
6.心が疲れているときには視野を「狭く」しよう
7.ポジティブな感情に「書き換わる」方法
8.ネガティブ思考から脱け出す方法
9.苦しみのエリート意識
10.なにをやっても長つづきしないのはなぜ?
11.月曜日の憂鬱を解消する方法
12.自分の強さに気づき自分を信頼できる方法とは?
13.言い方がきついと言われてしまう
14.セロトニンを増やす朝食
15.躊躇なく行動できるようになる法則
16.悩む自分に嫌気がさしたら
17.セロトニンのいいところ
18.恐怖心はあなたの強さの証明
19.目標の大切さ - なぜ目標を設定するのか?
20.堂々と逃げよう - 逃げることは悪いことなのか?
21.規則正しい生活ができない - 「9時5時生活」がストレスになる
22.覚悟の決め方 - なぜ覚悟が決まらないのか?
23.働く気力がわいてこない - お金と気力の関係
24.焦りや不安を解消する「贅沢」のしかた
25.飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
26.本当にやりたいことを見つける方法
27.焦りがしずまる歩き方
28.欲望に振りまわされなくなる習慣
29.現状に満足してもいい?してはいけない?
30.自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
31.快楽を罪悪感なく味わう方法
32.心の調子に左右される人は「時速」を計ろう 
33.「本当の気もち」がわからないなら 
34.朝、寝起きの猛烈な不快感に対処する方法
35.「漠然とした不安」の正体と具体的な対処法
36.お金は大切?
37.生きづらい人が「苦手」を受け入れる方法
38.あなたは本当に自分に「甘い」のか?診断テストと改善法
39.感情をしずめる極意
40.原因不明のイライラを解消する方法
41.突然不安になってしまう…
42.気分が落ち込んだ時には?
43.「私は頭が悪い」と感じるなら
44.いつも笑顔で過ごさなくてもいい理由
45.笑顔で過ごした方がいい理由
46.幸福感を持続させる最大のコツ
47.気分の浮き沈みの対処法
48.人間関係で疲れる原因
49.他人の評価を気にしない練習
50.人生がうまくいかない人
51.どうすれば人生がうまくいくのか?
52.自分を変えたい
53.自分を変えられる新習慣
54.生きづらい人におすすめの音楽
55.「コミュ障」という言葉に振りまわされない
56.あなたが、とてつもなくスゴい理由
57.感情を安定させる法則
58.感情を溜めこまない方法
59.興奮し過ぎてしまう
60.興奮し過ぎてハイになった時の対処法
 
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