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更新日:2020年1月20日

躊躇なく行動できるようになる法則

 

ダーツが中心に当たっている画像

 

心地よい人生の便り

 
<15通目>

躊躇なく行動できるようになる法則

 

┃行動できずに時間だけが過ぎていく

 
あなたは、なんでもすぐにトライできる方ですか?
 
それとも「やってみよう」「行ってみよう」と思いながら、なん年も経ってしまうことがありますでしょうか?
 
どんなことでも、新しいことにトライするのは勇気がいりますよね。
 
たとえそれが興味のあることでも、なかなか行動にうつすことができません。
 
やろうかやるまいか、行こうか行くまいか、グルグルと考えに考えて時間だけが過ぎていってしまう。
 
とくに生きづらさを抱えている方は、こんな「グルグル思考」にとらわれてしまいがちですよね。
 
でもなぜ、自分が興味のあることですらなかなか行動できないのか・・・。
 
不思議ですよね。
 
これっていったいなぜなのでしょうか?
 
 

┃行動できない心理の奥にあるもの

 
もちろん、行動できないことにいろいろな理由があると思います。
 
ただ、もっともわかりやすい理由の一つに、「ハズレを引きたくない」という思いがあるのではないでしょうか?
 
たとえば受けてみたいセミナーがある。
 
でも、自分に合わないものだったらどうしよう。
 
お金と時間の無駄になってしまうのではないだろうか。
 
というか、そもそも自分に合うセミナーの内容っていったいどんなものだろう。
 
それがわかってから受けるべきではないだろうか・・・。
 
あなたもこんな風にグルグルと考え込んでしまうこと、ありませんか?
 
このような心理の奥にあるのは、「アタリを引こう」という思いです。
 
アタリを引きたいから「ハズレ」が恐くなるわけですよね。
 
だから「行動しなくていい理由」が次から次へと出てきてしまうわけです。
 
もちろん「アタリを引こう」とするのは、とても自然な考え方です。
 
しかし、それによって「ハズレ」が恐くなり、なにも行動できないのだとしたら。
 
もはや「アタリ」を引くことは絶対にできなくなります。
 
宝くじも買わなきゃ当たらないとよく言いますよね。
 
つまり、なにもしなければ「アタリ」を引く可能性は、ゼロパーセントになってしまうということです。
 
「アタリ」を引きたいがゆえに、「アタリ」から一番遠いところにいってしまう。
 
とても苦しい矛盾です。
 
 

┃躊躇なく行動するための考え方

 
ここまでお読みいただいて
 
「なるほどそうか!行動しなきゃアタリを引けない!じゃあすぐに行動してみよう!」
 
という気分になれればいいのですが、それができないから私たちは日々困っているわけです(笑)
 
そこで、こう考えてみて欲しいのです。
 
そもそも「アタリを引く必要はあるのか?」と。
 
もしあなたが今、
 
「自分に必要な情報って、いったいどんな情報なのだろう?」
 
「自分に合う方法って、いったいどんな方法なのだろう?」
 
という明確な答えを求めているとします。
 
だからセミナーを受けて、その「答え」を知りたいと思った。
 
その「答え」=「アタリ」です。
 
つまり「アタリ」を探しているわけです。
 
ということは・・・。
 
今のあなたは 、なにが「アタリ」なのか、まだわかっていないということですよね。
 
なにがアタリかわからない状態で「アタリ」を引こうと行動するのは、真っ暗闇を進むのと同じこと。
 
ものすごい勇気が必要です。
 
誰でも躊躇してしまうのが当たり前でしょう。
 
だからなにか新しい行動をするときは、思いきってこう考えてみてください。
  
「ハズレを引こう」
 
なぜなら「ハズレ」を引きつづければ、やがて残った「アタリ」が見えてくるから。
 
つまり「ハズレ」を引いたことで、自分にとってなにが「アタリ」なのかがわかってくるからです。
 
必ずしも「アタリ」を引く必要はない。
 
「ハズレ」を引けば引くほど、一歩また一歩と「アタリ」に近づくことができる。
 
そして、「アタリ」の輪郭が明確に見えてくるのです。
 
そのとき「ハズレ」は、あなたに向かって宝物のような輝きを放ちはじめる。
 
あなたのとった行動は、決して「たんなる無駄」ではなくなるはずです。
 
真っ黒なキャンバスに、真っ黒な絵の具で絵を描いてもなにも見えません。
 
キャンバスが白いからこそ、黒い絵の具で描いた絵が見える。
 
「ハズレ」を引きつづけるからこそ、「アタリ」が見えてくる。
 
あなたが切実に「答え」を求めているなら。
 
にもかかわらず、その「答え」を得るための行動に躊躇してしまっているのなら。
 
「アタリ」を引こうとせずに、「ハズレ」を引こうと考え直してみてください。
 
きっと、行動することのハードルがグンと下がると思います。
 
それでは今日もあなたに「心地よい人生」が訪れますように。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 

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心地よい人生の便り <目次>

1.体が動かなくなる理由
2.自己評価を上げる方法
3.感謝をしないメリット
4.心も体もクタクタに疲れているのに休めない
5.正反対の感情のあつかい方
6.心が疲れているときには視野を「狭く」しよう
7.ポジティブな感情に「書き換わる」方法
8.ネガティブ思考から脱け出す方法
9.苦しみのエリート意識
10.なにをやっても長つづきしないのはなぜ?
11.月曜日の憂鬱を解消する方法
12.自分の強さに気づき自分を信頼できる方法とは?
13.言い方がきついと言われてしまう
14.セロトニンを増やす朝食
15.躊躇なく行動できるようになる法則
16.悩む自分に嫌気がさしたら
17.セロトニンのいいところ
18.恐怖心はあなたの強さの証明
19.目標の大切さ - なぜ目標を設定するのか?
20.堂々と逃げよう - 逃げることは悪いことなのか?
21.規則正しい生活ができない - 「9時5時生活」がストレスになる
22.覚悟の決め方 - なぜ覚悟が決まらないのか?
23.働く気力がわいてこない - お金と気力の関係
24.焦りや不安を解消する「贅沢」のしかた
25.飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
26.本当にやりたいことを見つける方法
27.焦りがしずまる歩き方
28.欲望に振りまわされなくなる習慣
29.現状に満足してもいい?してはいけない?
30.自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
31.快楽を罪悪感なく味わう方法
32.心の調子に左右される人は「時速」を計ろう 
33.「本当の気もち」がわからないなら 
34.朝、寝起きの猛烈な不快感に対処する方法
35.「漠然とした不安」の正体と具体的な対処法
36.お金は大切?
37.生きづらい人が「苦手」を受け入れる方法
38.あなたは本当に自分に「甘い」のか?診断テストと改善法
39.感情をしずめる極意
40.原因不明のイライラを解消する方法
41.突然不安になってしまう…
42.気分が落ち込んだ時には?
43.「私は頭が悪い」と感じるなら
44.いつも笑顔で過ごさなくてもいい理由
45.笑顔で過ごした方がいい理由
46.幸福感を持続させる最大のコツ
47.気分の浮き沈みの対処法
48.人間関係で疲れる原因
49.他人の評価を気にしない練習
50.人生がうまくいかない人
51.どうすれば人生がうまくいくのか?
52.自分を変えたい
53.自分を変えられる新習慣
54.生きづらい人におすすめの音楽
55.「コミュ障」という言葉に振りまわされない
56.あなたが、とてつもなくスゴい理由
57.感情を安定させる法則
58.感情を溜めこまない方法
59.興奮し過ぎてしまう
60.興奮し過ぎてハイになった時の対処法
 
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