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更新日:2020年1月28日

「本当の気もち」がわからないなら

 

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心地よい人生の便り

 
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「本当の気もち」がわからないなら

 

┃なぜ自分の「本当の気もち」がわからないのか?

 
あなたは今、自分の「本当の気もち」がわからずに悩んでおられますか?
 
自分がなにを求めているのか、どうしたいのか、なにを感じているのかわからない…。
 
そんな悩みをもつ方の多くは、ご自分がアダルトチルドレンだと感じています。
 
アダルトチルドレンとは、幼少の頃に身についてしまった生き方から抜け出せずにいる人。
 
幼い頃に家族のなかで演じたつらい役割や自分を追いつめる考え方によって、大人になった今も苦しんでいる人のことです。
 
つまり、アダルトチルドレンは自分の「意志と感情」を無理やり抑えつけて生きてこざるをえなかった。
 
だから、自分の「本当の気もち」がわからなくなってしまったのです。
 

<参照記事>
アダルトチルドレンの克服方法を詳しくご紹介しています。
アダルトチルドレンを本気で克服する方法

 
あなたも、ご自分がアダルトチルドレンだと感じたことはありますでしょうか?
 
とてもつらいですよね。
 
自分の「意志と感情」を感じ取ろうとしても、感じ取ることができない。
 
そんな自分を「どうしてできないんだ・・・!」と責めてしまう。
 
でも、それは決してあなたのせいではありません。
 
幼いころから自分の「意志と感情」を封じ込められてきた。
 
そして、家族の「意志と感情」を優先させられてきた。
 
その考え方を、脳に刷り込まれてしまったのですから。
 
つまり「脳の仕組み」が自動的にあなたを動かしてしまっているだけなのです。
 
一度身につけた考え方は「アミダくじ」 のようなもの。
 
なにをしようとしても、いつも同じ結論へとあなたを勝手に導いてしまうのです。
 
それが、私たちの脳にある「思考のアミダ」くじです。
 

<参照記事>
なぜ苦しい考え方から脱け出せないのかについて詳しく解説しています。
思考のアミダくじ書き換え法

 
だから、自分の「本当の気もち」がわからない。
 
その結果、一生懸命に行動しても報われず、いつもいつも自分ばかりがつらい状況に追い込まれてしまうのです。
 
では、いったいどうすればいいのでしょうか?
 
どうすれば、自分の「意志と感情」を感じられるようになるのでしょうか?
 
 

┃自分の「本当の気もち」を感じ取る方法

 
自分の「本当の気もち」を感じとるには、「思考のアミダくじ」を書き換える必要がありますよね。
 
現在あなたは、自分の「意志と感情」よりも、家族の「意志と感情」を優先するように脳に刷り込まれています。
 
つまり、「自分の気もち」よりも「他人の気もち」を無条件に優先する「思考のアミダくじ」ができあがっているわけです。
 
この「思考のアミダくじ」を書き換えることで、自分の「本当の気もち」を感じとることができるようになります。
 
言うなれば、 自分の本当の「意志と感情」を感じ取るための思考回路を、脳に育てていくわけです。
 
そのために有効な方法があります。
 
それは「とりあえずの答えを出す」という習慣です。
 
「とりあえず」というところがポイントです。
  
なんでもいいから、ひとまず答えを出す。
 
「とりあえずの答え」を出す。
 
これを日常習慣に定着させていきましょう。
 
でもなぜ「とりあえず」なのでしょうか?
 
なぜなら、アダルトチルドレンは「正解」を出そうとするクセが身についているからです。
 
どんな場面でも「正解」があると思い込まされている。
 
だから、自分の「意志と感情」よりも、その「正解」を優先しようとしてしまうのです。
 
無理もありません。
 
幼少の頃から「正解」を出さなければ、とんでもない苦しみを味わわされる家庭で生きてきたのですから。
 
いつでも「正解」を求められてきたのですから。
 
でも、今はその必要はありません。
 
だから「とりあえずの答え」を出してみる。
 
まずは「正解以外の答え」を出す練習をしていくのです。
 
いきなり自分の「意志と感情」を探し当てようとするのではなく、「正解以外の答え」を出す練習からはじめていく。
 
「正解以外の答え」へと導くアミダくじの横棒を入れていく。
 
そうすることではじめて、余分な霧が晴れていき、その奥にある「本当の気もち」が見えてくるのです。
 
 

┃まずは「本当の気もち」より「とりあえずの答え」

 
では具体的に、どんな場面で練習すればいいのかを見ていきましょう。
 
たとえば、職場の同僚とランチに行くことになった。
 
どこのお店に行こうかたずねられた。
 
ここで「正解」を出そうとせず、「とりあえず」目に入ったお店を指さしてみる。
 
同じ会社で、隣の席の先輩に「今日はなん時まで残業する?」と聞かれた。
 
ここでも「正解」を出そうとすぜに、「とりあえず」定時に帰ると伝えてみる。
 
もちろん、ここで相手に反対されたり、困った顔をされてしまうことを怖れる気もちが出てくるかもしれません。
 
そんなときは無理せず、口に出さずに「とりあえずの答え」を自分にだけ伝えるところからはじめてみましょう。
 
それが自分の「本当の気もち」であるかどうかは、今は二の次です。
 
重要なのは「正解以外の答え」 を出すこと。
 
「とりあえずの答え」を出すことです。
 
その点を意識しながら練習してみましょう。
  
私のカウンセリングには、アダルトチルドレンだと自覚している方がとても多くお越しになります。
 
そのような方と、これからの目標や計画について話し合うことがあります。
 
すると、ほとんどの方が第一声で
 
「私にはどんな目標が合っているでしょうか?」
 
「私はどんな計画をたてればいいのでしょうか?」」
 
と質問をされます。
 
こんなご質問を受けると、私はいつも目頭が熱くなります。
 
その人が幼い頃、いかに自分の「意志」殺さざるを得なかったのか。
 
いかに、自分の「感情」を家族からないがしろにされてきたのか。
 
その光景が心に浮かんできてしまうからです。
 
そして私は、次のようにお答えします。
 
「いきなり正解を出さなくてもいいんですよ。じっくりあなたのペースで 一緒にあなたの本当の気もちを見つけにいきましょう。そのために今は『とりあえずの答え』を出すところからはじめてみませんか?」
 
ご相談者様は、不安そうな表情のなかに、少しだけ希望の笑みを浮かべてくださいます。
 
もしあなたも、同じようなお悩みをおもちなら。
 
そして、自分の「本当の気もち」に出会いたいなら。
 
「とりあえずの答え」を出す習慣を身につけてみてください。
 
つづけていくことで、きっと「正解」の奥にある、あなたの「意志と感情」に出会えるはずです。
 
それでは今日もあなたに、心地よい人生が訪れますように。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶかつのり(信夫克紀)
 

 

心地よい人生の便り <目次>

1.体が動かなくなる理由
2.自己評価を上げる方法
3.感謝をしないメリット
4.心も体もクタクタに疲れているのに休めない
5.正反対の感情のあつかい方
6.心が疲れているときには視野を「狭く」しよう
7.ポジティブな感情に「書き換わる」方法
8.ネガティブ思考から脱け出す方法
9.苦しみのエリート意識
10.なにをやっても長つづきしないのはなぜ?
11.月曜日の憂鬱を解消する方法
12.自分の強さに気づき自分を信頼できる方法とは?
13.言い方がきついと言われてしまう
14.セロトニンを増やす朝食
15.躊躇なく行動できるようになる法則
16.悩む自分に嫌気がさしたら
17.セロトニンのいいところ
18.恐怖心はあなたの強さの証明
19.目標の大切さ - なぜ目標を設定するのか?
20.堂々と逃げよう - 逃げることは悪いことなのか?
21.規則正しい生活ができない - 「9時5時生活」がストレスになる
22.覚悟の決め方 - なぜ覚悟が決まらないのか?
23.働く気力がわいてこない - お金と気力の関係
24.焦りや不安を解消する「贅沢」のしかた
25.飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
26.本当にやりたいことを見つける方法
27.焦りがしずまる歩き方
28.欲望に振りまわされなくなる習慣
29.現状に満足してもいい?してはいけない?
30.自分を癒したいなら「垣根」を越えよう
31.快楽を罪悪感なく味わう方法
32.今の時速 
33.「本当の気もち」がわからないなら 
34.朝、寝起きの不快感に惑わされない
35.漠然とした不安を感じたら
36.お金は大切?
37.苦手を克服する方法
38.本当にあなたは自分に甘いのか?
39.感情をしずめる極意
40.イライラの原因
41.突然不安になってしまう…
42.気分が落ち込んだ時には?
43.「私は頭が悪い」と感じるなら
44.いつも笑顔で過ごさなくてもいい理由
45.笑顔で過ごした方がいい理由
46.調子の波が激しい原因
47.気分の浮き沈みの対処法
48.人間関係で疲れる原因
49.他人の評価を気にしない練習
50.人生がうまくいかない人
51.どうすれば人生がうまくいくのか?
52.自分を変えたい
53.自分を変えられる新習慣
54.傷つきやすい心を守るには?
55.もう傷つきたくないなら
56.あなたが、とてつもなくスゴい理由
57.感情を安定させる法則
58.感情を溜めこまない方法
59.興奮し過ぎてしまう
60.興奮し過ぎてハイになった時の対処法
 
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