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更新日:2020年1月30日

恐怖心が大きいほどあなたは「強い」

 

怖がっている女性

 

心地よい人生の便り

 
<18通目>

恐怖心が大きいほどあなたは「強い」

 

┃恐怖心を抱えている人は本当に「弱い」のか?

 
あなたは、恐怖心で悩んだことはありますか?
 
たとえば、人が恐い。
 
直属の上司が恐かったり、いつも無茶ぶりしてくる同僚が恐い。
 
また、真面目に働かないくせに文句ばかり言っている部下が恐い。
 
クレームばかりつけてくるお客さんが恐い。
 
人そのものが恐いという場合もあるけれど、その人に感じた怒りを抑える苦痛が恐い。
 
それらをもたらす職場全体や社会全体が恐い。
 
そして人だけではなく、とがった物の先端が恐い。
 
ホコリが恐い。
 
虫が恐い。
 
それらの集合体である、世界全体が恐い。
 
だから、明日がくるのが恐い。
 
そして、生きていること自体が恐い・・・。
 
世の中には、そうやって恐がる人のことを「弱い」「だらしない」「情けない」と評価する人がたくさんいます。
 
でもそういう人は、じつは「氷山の一角」しか見ていません。
 
水面の上のことしか見ていない。
 
つまり「恐がっている、だから弱い」という単純な図式でしかものを見ていないのです。
 
しかし、それは本当に事実なのでしょうか?
 
 

┃恐怖心がある人は「マラソン」しながら「受験」している

 
恐怖心を抱えて生きることは、言うほどかんたんなことではありません。
 
恐怖に耐えるには、並々ならぬ精神力と体力が必要だからです。
 
しかも、その恐怖に耐えながら「日常生活」を送っているわけです。
 
朝起きるのも、家事をするのも、仕事をするのも、会話をするのも、恐怖に耐えながらおこなっている。
 
なにをするにも、ものすごい精神力と体力を使いながらおこなっていることになります。
 
そのうえで、しっかりと結果を出すことを容赦なく求められる。
 
言うならばそれは、マラソンをしながら大学の入学試験を受けて合格することを求められているようなもの。
 
苦難の連続です。
 
つまり、恐怖心を抱えている人は、日々とてつもない離れワザを達成しているのです。
 
でも、誰もが水面の上の部分でしか評価しようとしません。
 
つまり、入学試験の結果しか評価しない。
 
マラソンをしていることには、誰も見向きもしない。
 
水面の下でどれだけ努力し、恐怖を耐え抜いていたとしても、そこは誰も見ようともしないのです。
 
でも、仕方がないのかもしれません。
 
周囲の人には「見えない」のですから。
 
だから、少なくとも恐怖心をもっている本人だけは、水面の上の評価に引きずられないで欲しいのです。
 
つまり、自分を「弱い人間」「だらしない人間」「情けない人間」だと信じないで欲しいのです。
 
だって、それは「氷山の一角」に惑わされているだけなのですから。
 
 

┃なぜ恐怖心がある人が「強い」と言えるのか?

 
もし恐怖心もなく、自然とポジティブな感情ばかり浮かぶ人が、10人に笑顔で挨拶をしても。
 
それは「できて当たり前」の行動です。
 
しかし、恐怖心をもつ人が、その恐怖に負けずに耐え抜いて、小さな声で必死に1人にでも挨拶できたのなら。
 
それはものすごい「負荷」に耐え、苦しみを乗り越えて達成したとてつもない「偉業」です。
 
もしもあなたが、恐怖心をもつ自分を「弱い」と勘違いしておられるのなら。
 
忘れないでください。
 
恐怖心は、あなたの「弱さ」ではありません。
 
恐怖心は、毎日大きな「負荷」を乗り越えて生きているということの証明。
 
つまり「強さの証明」だということです。
 
恐怖心が大きければ大きいほど、大きな「負荷」を乗り越えてきた証明になる。
 
あなたが「強い」ということの証明になるのです。
 
だから私は、最大限の賛辞を送りたいと思います。
 
あなたの涙に。
 
あなたの忍耐に。
 
あなたの努力に。
 
そして、あなたの強い精神力に。
 
だって、私にはハッキリ見えるからです。
 
水面の下に隠れ、誰にも評価されず、誰にも知られることすらなかった、あなたのたった一人の孤独なマラソンが。
 
そしてそのマラソンを、今も走りつづけているあなたのたくましい勇敢な姿が。
 
それでは今日もあなたに「心地よい人生」が訪れますように。
 
Brain with Soul代表
生きづらさ専門カウンセラー
しのぶ かつのり(信夫克紀)
 
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心地よい人生の便り <目次>

1.体が動かなくなる理由
2.自己評価を上げる方法
3.感謝をしないメリット
4.心も体もクタクタに疲れているのに休めない
5.正反対の感情のあつかい方
6.心が疲れているときには視野を「狭く」しよう
7.ポジティブな感情に「書き換わる」方法
8.ネガティブ思考から脱け出す方法
9.苦しみのエリート意識
10.なにをやっても長つづきしないのはなぜ?
11.月曜日の憂鬱を解消する方法
12.自分の強さに気づき自分を信頼できる方法とは?
13.言い方がきついと言われてしまう
14.セロトニンを増やす朝食
15.躊躇なく行動できるようになる法則
16.悩む自分に嫌気がさしたら
17.セロトニンのいいところ
18.恐怖心はあなたの強さの証明
19.目標の大切さ - なぜ目標を設定するのか?
20.堂々と逃げよう - 逃げることは悪いことなのか?
21.規則正しい生活ができない - 「9時5時生活」がストレスになる
22.覚悟の決め方 - なぜ覚悟が決まらないのか?
23.働く気力がわいてこない - お金と気力の関係
24.焦りや不安を解消する「贅沢」のしかた
25.飽きずにつづけられるようになる2つの工夫
26.本当にやりたいことを見つける方法
27.焦りがしずまる歩き方
28.欲望に負けそうな時には
29.現状に満足していい?してはいけない?
30.垣根を越えて
31.かわいい快楽
32.今の時速 
33.「本当の気もち」がわからないなら 
34.朝、寝起きの不快感に惑わされない
35.漠然とした不安を感じたら
36.お金は大切?
37.苦手を克服する方法
38.本当にあなたは自分に甘いのか?
39.感情をしずめる極意
40.イライラの原因
41.突然不安になってしまう…
42.気分が落ち込んだ時には?
43.「私は頭が悪い」と感じるなら
44.いつも笑顔でなくてもいい理由
45.笑顔で過ごした方がいい理由
46.調子の波が激しい原因
47.気分の浮き沈みの対処法
48.人間関係で疲れる原因
49.他人の評価を気にしない練習
50.人生がうまくいかない人
51.どうすれば人生がうまくいくのか?
52.自分を変えたい
53.自分を変えられる新習慣
54.傷つきやすい心を守るには?
55.もう傷つきたくないなら
56.あなたが、とてつもなくスゴい理由
57.感情を安定させる法則
58.感情を溜めこまない方法
59.興奮し過ぎてしまう
60.興奮し過ぎてハイになった時の対処法
 
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